羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

Super Rugby 2019 / Round 3 / Review

Sunday Star Times

Chiefs v Sunwolves

祝!サンウルブズ、見事アウェイでの初勝利!

プレビューで「サンウルブズにとって厳しい試合になるのでは」と遠回しにだめなんじゃねぇ?ということを書きましたが、どうしてどうして。見事な勝利でした。

ニュージーランドでは日刊の新聞は毎週日曜日が休刊日となっています。日曜日は毎週日曜日だけ発行している「Sunday Star Times(以降SST)」のみとなります。上の写真はそのSSTのスポーツ面のトップ。サンウルブズ戦の写真が飾っています。

Sunday Star Times

そしてこちらが実際の記事の部分。見出しは「Sunwolves devour sloppy Chiefs」と、サンウルブズがチーフスを破ったというかたちになっています。ちなみにこの記事の冒頭は以下のように書かれていました。

The sunwolves have produced one o the biggest Super Rugby upsets in history, stunning the Chiefs in Hamilton last night. 

 と、スーパーラグビー史上もっとも大きな番狂わせのひとつと言われています。なんか日本代表が南アに勝った時を彷彿とさせる書き方です。ま、それだけチーフス有利という見方をされていたということですね。

ところで、この試合のスタッツで特徴的な数字をみてみましょう。

ポゼッション(ボール支配率)ですが、通しでみると51%-41%で、ほぼほぼ互角となっています。が、前半のみをみると35%-65%と、やはりサンウルブズリード。一方、後半は65%-35% とチーフスリードとなっています。(前半は3-23でサンウルブズ)このポゼッションと特典差だけをみると、前半サンウルブズがゲームを支配、一方後半にチーフスが後半巻き返すも、サンウルブズが逃げっ切ったというのが見えます。

もうひとつ特徴的な数値はターンオーバーの数。これはターンオーバーを与えてしまった数で、22-13となっています。つまり、サンウルブズが相手ボールを結構確保していたのがわかります。

特にニュージーランドのチームはホームゲームに強い傾向がかります。その中でワイカトでハミルトンに勝利というのは確かに歴史的な結果でした。ただ、そんなに歴史的な逆転勝利

これをきっかけに、今後も良い成績を残せるよう、がんばってもらいたいと思います。


ROUND 3 HIGHLIGHTS: Chiefs v Sunwolves – 2019

Final Score: 15-30

 

Reds v Crusaders

こちらも無事、クルセイダーズが勝利を収めました。

こちらの試合は前後編ともクルセ−ダーズが59%,62%と上回っています。スタッツであまり特徴的な数字は見当たらず、それほどやばいという感じになるまでもなく、クルセイダーズが勝った試合と言えます。

ただ、先週同様、リザーブメンバーになってからがいまひとつ締まらない。今回もボーナス点がもらえそうだったのですが、最後の方でレッズにトライをとられてボーナス勝ちなしよとなっています。なんだかなぁ…

スタッツ上では(それほど細かく時間ごとに数字を出しているわけではないので)そんなに特徴的なところは見当たらず、なんでなのかわからないのですが、ちょっとディフェンスが甘くなる感がありました。

このあたり、修正をしていかないと、今後どこかで足を救われることになるかもしれません。

ところで、私が注目していたWill Jordan選手。結構活躍しており、ますます今後の出場が楽しみです。


ROUND 3 HIGHLIGHTS: Reds v Crusaders - 2019

Final Score; 12-22

 

その他の結果はこちら。

01/Mar (Fri)

Hurricans 43-13 Brumbies
Rebels 24-19 Highlanders

02/Mar (Sat)

Chiefs 15-30 Sunwolves
Reds 12-22 Crusaders

03/Mar (Sun)

Lions 12-30 Bulls
Sharks 11-16 Stormers
Jaguares  23-19 Blues

どうしたブルーズ…

 

 

レーベンの正体と今夜はANGEL

Streets of Fire - Willem Defoe

レーベンだ!

さて、前のエントリで映画「Streets of Fire(ストリート・オブ・ファイヤー)」の話を書きました。その中で、映画の敵役であるレーベン(Raven)を演じるウィレム・デフォーが「レーベンだ!」というシーンがあると思っていたのになかった、ということを書きました。

それを書いているとき、ひょっとしてこの「レーベンだ!」というのは、この映画じゃないところで見たのではないか?なんかお笑いのコントかなにかのネタだったかも…というのが、神の啓示のごとく、突然ひらめきました。

困った時のインターネッツ!

早速、グーグル先生に「レーベン お笑い ネタ」と聞いてみたところ……発見しました。

私の記憶していた「レーベンだ!」の正体は、ウッチャンナンチャンの南原清隆氏演じる「レーベン」だったのです。

それがこちら。

www.youtube.com

なるほど、これの記憶が強烈だったので、名前もレーベンだったし、格好も”魚河岸”スタイルだったんだ…と、腑に落ちました。

もうひとつストリート・オブ・ファイヤーネタ?で。

先のエントリの最後に、映画の最後に流れる「Tonight Is What It Means to Be Young」を貼り付けましたが「この曲の日本語版、聞いた覚えがある」と思った同世代の方もいらっしゃったのではないでしょうか?

そうです。この曲、日本語版があり、ドラマの主題歌としても使われていました。Wikipediaの「ストリート・オブ・ファイヤー」の項に以下の通り説明されています。

エレンが劇中で唄っていた「今夜は青春(Tonight Is What It Means to Be Young)」は、「今夜はANGEL」のタイトルで椎名恵によってカバーされ、1985年放映のフジテレビ系大映テレビドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌として日本でも大ヒットした。

 なんだかタイトルの付け方ちょっと古い感じがしますね…。

で、こちらのカバー曲も聞いてみたくて、Youtubeで探したところ、なんとも不思議なバージョンを発見しました。


椎名恵 今夜はANGEL

歌っている椎名恵さんの髪型や服装がいかにも80年代という感じで、非常に懐かしいのですが、それよりなにより、バックの踊りがなんともわけがわかりません。背景が宇宙っぽいので、おそらくは宇宙っぽい(というのもよくわかりませんが)格好と振り付けなんでしょうが…歌とは関係ないやん!

当時はこういう「歌とはほとんど関係ない、よくわからないセット(やダンサー)の中で歌う」という歌番組は珍しくなかったのですが、今見るとなんともシュール…

と、いうことで懐かしの80年代な小ネタをお届けしました。

Streets of Fire を観た

Streets of Fire - Willem Defoe

レーベン!

先日図書館で「Streets of Fire(ストリート・オブ・ファイヤー)」 のDVDを見つけ、懐かしさのあまり借りて観てしまいました。

1984年に公開されたこの映画、いつ、どこで、誰と観たのかは覚えていなのですが、何点か非常に印象に残っていたことがありました。また観てみようと思ったのは、この印象に残っていた部分を確かめたいという思いもありました。

以下にその「私の印象に残っていた事柄/シーン」と、実際の映画でどうだったのか?というところを中心に書きたいと思います。尚、いつ観たのか定かではないのですが、この映画を観た頃(公開年から考えて1980年台後半)を「当時」という表現にさせていただきます。

1. ダイアン・レインって、ちょっとケバいよなぁ…

私の中のダイアン・レインの印象はこの映画で植え付けられたと言っても過言ではありません。

ダイアンはこの映画のヒロイン、ロック歌手のエレンを演じているのですが、当時は「なんだかケバいなぁ…ちょっと苦手だなぁ…」という感じでみていました。

Streets of Fire - Dian Lane

まぁケバいかケバくないかと言えばケバい方になるんじゃないかとは思いますが、流石に今見るとそんなには気にならず、むしろ時折見せる表情に、かわいいじゃないという感じをいだくこともありました。ごめんね、ダイアン。ケバいなんて言って。

そんなわけで、この映画のダイアンも見直した(?)のですが、私はそれでも最近のダイアン・レインの方が好きだったりします。いい感じで年を取ったなぁと思いますし、なだか年取ったほうが素敵になったように思います。

2.主人公の腹が出ている

この映画の主人公、トム・コーディーを演じているのはマイケル・パレという役者さんなのですが、当時彼が上半身裸になるシーンを見て、「なんだか腹出てるなぁ…もうちっとカッコいい人を主役にすればよかったんじゃないの?」と思った記憶がありました。

で、実際どうだったかと言うと、こんな感じ。

Streets of Fire - Michael Pare

痩せているとまでは言えませんが、それほどお腹が出ているというほどでもありませんでした。(私の記憶ではもっとぷっくり出ている感じだった)

もっと痩せている、腹筋バッキバキみたいな俳優さんが出ている映画を観た後だったのかもしれません。想像以上にお腹が誇張されて記憶されていたようです。すまん、マイケル。今の俺の方がお腹が出ているよ…

3. レーベンだ! 

この映画、私にとってはマイケル・パレの映画でもなく、ダイアン・レインの映画でもなく、敵役のレーベンを演じたウィレム・デフォーの映画でした。(ちなみにこの敵役の名前、日本語版ウィキペディアでは”レイヴェン”、たまたま見つけたデジタル・リマスター版のサイトでは”レイブン”と表記されていましたが、私の中では彼の名前は”レーベン”なので、この表記としました。スペルはRaven。)

ちょっと顎がしゃくれたウィレム・デフォーの顔も印象的でしたが、レーベンという名前がとても印象的で、彼が「レーベンだ!」と言うところが忘れられませんでした。

Streets of Fire - Willem Defoe

ところがあらためてこの映画を見ると、ウィレム・デフォーはそんなにしゃくれてないし(とは言え、なんとも印象に残る顔はしてますが)、映画の中で「レーベンだ!」というシーンはないのです。「レーベンだ」と言うのであれば、日本語吹き替え版で見たのだろうか?と思ってたのですが、そもそもこの映画の中で彼が名乗るようなシーンが出てこないのです。

ちなみに、この映画の最後の方で、レーベンとトムがハンマーを使った一騎打ちを行うのですが、このときレーベンは上の写真にあるような、魚河岸のおっさんが着ているような長靴スーツ?のようなものを着て闘っていたと思っていたのですが、実際は違いました。

Streets of Fire - Willem Defoe

普通の服でした

と、このエントリを書いているうちに、私の「レーベン」の記憶の正体がわかったのですが、それはまた別途ご紹介したいと思います。

まぁそんなこんなで、だいぶ記憶と違っていました。

それはそれとして、映画そのものの話も少し。

ストーリーは単純で、悪者が現れた町に正義の味方(主人公)が来て、悪者をやっつけて去っていくという、Wikipediaにも書かれていますがもろ「西部劇」なお話です。なので、話の展開でドキドキ・ハラハラするようなところもほとんどなく、こうなるだろうなぁと思う通りに話は進みます。しかし、それがまたこの映画のいいところではないかと思います。80年代っぽいおおらかなところ(ツッコミどころ)的な部分、劇中のカッコいい音楽、それらで十分楽しめる映画です。

と、いうわけで、最後は私と同年代の方ならきっと懐かしく思い出してくれるであろう、エンディング曲「Tonight Is What It Means to Be Young」です。


Streets of fire - Tonight is what it means to be young - music video

 

ストリート・オブ・ファイヤー [Blu-ray]

ストリート・オブ・ファイヤー [Blu-ray]

 

 

Super Rugby 2019 / Round 3 / Preview

明日からスーパーラグビーの第三週目の試合が始まります。

対戦は以下の通り。

01/Mar (Fri)

Hurricans(NZL) v Brumbies(AUS)
Rebels(AUS) v Highlanders(NZL)

02/Mar (Sat)

Chiefs(NZL) v Sunwolves(JPN) ++
Reds(AUS) v Crusaders(NZL) ++

03/Mar (Sun)

Lions(RSA) v Bulls(RSA)
Sharks(RSA) v Stormers(RSA)
Jaguares(ARG) v Blues(NZL)

- (NZL)=ニュージーランド、(AUS)=オーストラリア、(RSA)=南アフリカ、(JPN)=日本、(ARG)=アルゼンチン のチーム 
- ++=観戦予定の試合

今週も基本は土曜日の2試合のみテレビ観戦の予定です。

今週のスポーツニュースで話題になっていたのですが、オールブラックスの選手については、スーパーラグビーの最初の3試合でのプレー時間を180分以内とするという取り決めが、ニュージーランド協会と各フランチャイズチームとなされていたそうで、前2試合に長時間出ていた選手については欠場または短時間の出場になるようです。ちなみに2試合フル出場だったのが、ハイランダーズのBen Smith、チーフスのBrodie Retalickなどで、今週の試合、ニュージーランドチームではスタメンの変更や早めのメンバー交代などがありあそうです。

 

さて、先週大健闘だったサンウルブズ。今週がハミルトンでチーフスと、来週がオークランドでブルーズと対戦。ニュージーランド遠征となります。

ニュージーランドのスポーツチャンネルで、ウィークデーにラグビーについてのトーク番組があるのですが、その中で元日本代表ヘッドコーチでもあったSir John Kirwanは、先週のサンウルブズ v ワラタスで最後にHayden Parkerがドロップゴールを狙った場面、ラックに入ったワラタスのFWの選手はペナルティーだ、サンウルブズは勝っていたと主張していました。(ちなみに、同番組に出ていた元オールブラックスのAli Williamsは、ペナルティーではないと言っていましたが)

それはさておき、先週惜しくも1点差での敗戦となったサンウルブズと、オーストラリアでブランビーズにボコボコにされてしまったチーフス。今シーズン二連敗同士の対戦となりました。

これを書いている時点(NZ時間で午後4時過ぎ)では、両チームともメンバーの発表がなされていないようなのですが、チーフスのBrodie Retalickはこの試合がチーフスでの100試合目になるようなので、とりあえず出てはくるのかなぁと思いますが、先に触れた出場時間制限の関係もあり、そう長くはプレーできないのでは?と思います。バックスでは2nd FE(インサイドセンター)のAnton Lienert-Brownもけっこうな時間数出ているような話を聞いたので、短時間での出場または休みとなると思われます。

とは言え、ホームゲームで連敗を止めたいチーフスとしては、力が入らざるを得ない試合ですので、サンウルブズにとっては厳しい試合になるのではないかと予想されます。

 

土曜日のもう一試合、レッズ v クルセイダーズ。

クルセイダーズは先程出場選手の発表がありました。

1. Joe Moody
2. Andrew Makalio
3. Owen Franks
4. Scott Barrett
5.  Quinten Strange
6. Tom Sanders
7. Matt Todd (C)
8. Whetukamokamo Douglas
9. Mitchell Drummond
10. Richie Mo'unga  
11. George Bridge  
12. Tim Bateman (VC)  
13. Jack Goodhue  
14. Braydon Ennor  
15. Will Jordan

Reserve
16. Ben Funnell
17. Harry Allan
18. Michael Alaalatoa
19. Luke Romano
20. Jordan Taufua
21. Bryn Hall
22. Mitchell Hunt
23. David Havili

2nd FEでVice-CaptainでもあるRyan Crottyがオールブラックスの時間制限の関係もあり遠征にも参加せず、代わりにベテランのTim Batemanが入っています。
ニュースによれば、L(ロック)でオールブラックスでもあるScott Barrettも過去2試合でけっこうな時数出ているとのことでしたので、早めに交代させられるのではないかと思われます。

前述のRyan Crottyを含め、先週のハリケーンズ戦の先発から5名が替わっているのですが、その中でも注目はFB(フルバック)のWill Jordanでしょう。U20ニュージーランド代表にも選ばれていた選手で、ニュージーランド国内ではタズマン代表としてここ2年、素晴らしい活躍を見せてくれている選手です。昨シーズンもクルセイダーズに選ばれていたものの出番はなし。今シーズンはBlues戦に途中出場はしたものの、先発は今回が初めてとなります。まだ21歳と若い選手でもあり、今後の活躍が期待されます。

対するレッズですが、第一週がBYE(お休み)、第二週はハイランダーズ戦でしたが金曜日の試合で観戦はなしということで、今シーンズがどんな感じなのかわかりません。ただ、いきの良い若手がいるような話を前述のラグビートーク番組で言っていたので、観戦が楽しみです。

と、いうことでラグビーファンの皆様も、そうでない方も今週も週末を楽しみましょう!

 

フォトウォークに行ってみた

bluelines.hatenablog.com

先日、このブログを見て、「あぁ、最近写真撮ってないなぁ…」と思ったので、私もちょっとフォトウォークみたいなことをしてみようかと思い、カメラを持って街に出てみました。

せっかくなのでEOS Kiss X5に50mmの単焦点レンズをつけて、絞り優先で絞りを思いっきり開いて(F1.8)撮影しました。

 

f:id:nzsheep:20190227190454j:plain

置き去りにされたビール瓶。被写体としてはおもしろかったけど、ゴミはきちんとゴミ箱に捨てて欲しいですね。

f:id:nzsheep:20190227190622j:plain

乗り捨てられた電動スクーター「Lime」。特に街中では乗っている人、乗り捨てられたスクーターをよく見ます。自分も何回か乗りましたが、便利は便利。でもちょっと料金が高いかな。

f:id:nzsheep:20190227190833j:plain

普段このあたりを歩いてもあまり気にしたことがない案内標識。どれもそれほど離れていないものばかりなので、これを見なくても行けるのではないかと。

f:id:nzsheep:20190227191112j:plain

これも普段あまり気にしない、アートセンター付近にある街灯。ちょっとかたちがかわいい。

f:id:nzsheep:20190227191255j:plain

好きだったカフェレストラン。いつの間にか無くなっていました。壁にはまだカフェ&ビストロの文字が。

f:id:nzsheep:20190227191446j:plain

まだまだ街の中心部は工事中のところがたくさんあります。こんな看板も珍しくありません。

f:id:nzsheep:20190227191611j:plain

大聖堂広場にある柵。シダをデザインしたもの。

f:id:nzsheep:20190227191741j:plain

中央図書館を見上げると、壁に模様がついていました。新しいクライストチャーチを代表する建物のひとつと言えるでしょう。

f:id:nzsheep:20190227191928j:plain

地震の後、いたるところで見ることが多くなったのがこの三角コーン(パイロン)。

f:id:nzsheep:20190227192043j:plain

街中に設置されているパーキングメーター。車のナンバーを登録するためキーボードが付きました。明るいですが夕方6時頃となっていたので、無料(Free Parking)になっていました。

f:id:nzsheep:20190227192227j:plain

夕方の公園。

 

これ以外にも撮っていたのですが、見直してみるとベンチを撮ったものが多いのに気づきました。これって、無意識に一休みしたいと思っているからなんでしょうかね?

The Christchurch Town Hall を見てきた

Christchurch Town Hall Entrance

先週の土曜日(2月23日)、カンタベリー地震で使用不可となっていたタウン・ホールが一般公開されるということで見に行ってきました。

地震前、タウン・ホールと言えば、エントランスホールにチケットカウンターがあったので、(たぶん)ラグビーの試合のチケットを買いに行ったことがあるのと、仕事の打ち合わせでちょっと入ったことがあるくらいで、何かを観劇したとか、コンサートを観たとか、そんな思い出はこれっぽっちもありません。なので、中をいろいろ見て回ったのは今回が初めてでした。

Entrance Hall

エントランスを入ると、たくさんの人たちが見学に来ていました。

地震後の工事の様子がパネルで展示されていたりしのたですが、人が多かったこともあり、展示はあまり見ずにともかく中を見ることにしました。

中はいくつかの部屋に分かれており、企業のコンファレンスに使えるような部屋や、小さめのステージがある劇場、結婚式にも使えるような部屋などがありました。

この部屋は隣にあるヴィクトリア公園(Vicotria Park)に面した部屋で、参考として結婚式のセッティングがありました。公園の奥には大きなクレーンが見えているというところがいまひとつロマンチックではありませんが……

順路通りに歩いて行くと、最後にメインの劇場の中へ。舞台ではバンド演奏が行われており、一通り見学してきた人たちが席についてひとやすみがてら、演奏に耳を傾けておりました。

ちょっとここで言い訳。

実はこの日、中の写真を撮ろうとコンデジ(コンパクト・デジタルカメラ)を持っていったのですが、なんとこれが充電切れ。仕方なくiPhoneを使って撮影しました。あまり撮った写真の確認もせずに、カメラまかせで撮っていたら、このメインの劇場、暗かったためにブレブレ、ピン甘な写真となってしまいました。

ま、雰囲気だけでも伝わればということで…(^_^;;

写真奥がステージ。手前に丸テーブルが置かれていますが、ちょっとしたパーティーもできるよ…という例として置かれていたようです。

これは逆にステージから客席を写した写真。この前の写真はこの写真の左奥くらいから撮影したものです。

これはステージの上部に作られているパイプオルガン。残念ながら音を聴くことはできませんでした。

最初に書いたように、こんなことを言ってはなんですが特に思い入れのある施設というわけでもないこともあって、およそ30分ほどでざっくりと中を見たという感じでした。それでも、中央図書館やバス・インターチェンジのような新しい建物ができてくることも嬉しいものですが、このタウン・ホールのように昔の建物が修理、リストアされてまた使えるようになるのも嬉しいものだなぁと感じた見学会でありました。

Super Rugby 2019 / Round 2 / Review

Christchurch Stadium

Christchurch Stadium

スーパーラグビー第2週目。

クルセイダーズの今シーズン最初のホームゲーム。予定通り、観戦に行ってきました。

ではRound 2の個人的注目ゲームのレビューです。

Sunwolves v Waratahs


HIGHLIGHTS: 2019 Super Rugby Round 2 Sunwolves v Waratahs

いやぁ、おしかった。あと一歩で勝てる試合でしたね…サンウルブズ。

実はこの試合、後半に入ってHayden ParkerのPGで23-17とサンウルブズがリードを広げたところまで観て、クルセイダーズの試合を観るために家を出発。年間チケットホルダー向けのラウンジで続きを観ようと思っていたらなんと放送されておらず。仕方なくネットで途中経過を確認したところ、23-31と逆転されていたため、こりゃまたダメか…と思っていたら、最終的には30-31となんと一点差負け。結果をみてびっくりしてしまいました。

前半を観た感じでは、先週の試合よりちゃんと攻めてる感もあったし、ディフェンスもなかなか機能していたので、これはひょっとするとひょっとすると思っていたのですが、あと一歩及ばずでしたね。

スタッツを見ると、ボールの支配率(Possession)は約6割でワラタス、陣地(Territory)でも約6割ワラタスとこの数値だけならもう少し差がついてもよさそうなところですが、しっかりペナルティーキックを決めて点数をとっていたのがよかったのでしょう。

また、ディフェンス面でサンウルブズのタックル成功率が8割を超えているのに対して、ワラタスは7割台とディフェンス面でもがんばったのもこの点差の要因でしょう。

悪いところとしてはラインアウト。ワラタスが16回をすべて成功(ボール確保)したのに対して、サンウルブズは10回中3回ボール確保に失敗しています。スタッツからだけ見ているので、どの位置でのラインアウトか、ゲームに大きく響いたのかはわかりませんが、セットプレーの安定は勝つために必要な要素のひとつです。今後の改善を期待したいと思います。
一方でスクラムは相手スクラムで6回中2回でボール奪取(逆に取られたものはなし)ということで良い結果を出しています。

前半最初の方でペナルティーキックのチャンスをタッチで攻めたり、ゴール前でタッチに蹴りださなかったりと、ワラタス側にちょっとサンウルブズをなめていた?と思えるところもありましたが、いずれにしてもサンウルブズもやればできるというところを見せた試合。今後に期待しまししょう。

Final Score: 30-31

Crusaders v Hurricanes


ROUND 2 HIGHLIGHTS: Crusaders v Hurricanes – 2019

今シーズン初のスタジアムでの観戦。午後から天候が下り坂となり、雨こそ降らなかったものの冷たい南風(南半球だから南風が冷たいのです)が吹いてきて、まだ夏とちゃうんかい!といいたくなるくらい寒い中での観戦となってしまいました。が、やはり生のスタジアムの観戦は楽しい。しかも(やや不満はあるものの)ホームチームの勝利は観に来た甲斐があるというものです。

さてゲームですが、まだ数名のオールブラックスの選手が抜けているものの、ほぼほぼベストメンバーとも言えるクルセイダーズと、オールブラックスのハーフバック(スクラムハーフ)とスーパーラグビーでも経験のあるファーストファイブエイス(スタンドオフ)をリザーブにして、若いハーフ団で挑んできたハリケーンズ。やはりクルセイダーズに軍配が上がりました。

試合展開でも、前半から後半最初までクルセイダーズの圧勝、その後双方リザーブの選手が出てきてからハリケーンズが盛り返すものの時すでに遅しという流れでした。
スタッツを見ても試合全体を通した数値ではボール支配率、陣地とものほぼ互角なのですが、前半だけを見ると両数値ともクルセイダーズが7割ということで、先発メンバーの選出、あるいは選手交代のタイミングが結果に響いたのではないでしょうか。

他の数字で言うと、ラインアウトの成功率がクルセイダーズ92%(12/13)に対してハリケーンズが60%(8/15)、スクラムの成功率がクルセイダーズ100%(6/6)に対してハリケーンズ89%(8/9)とやはりセットプレーでハリケーンズがやや劣っていました。

クルセイダーズとしては、せっかくのボーナスポイントゲットのチャンスだったのに、最後にトライをとられてボーナスポイントなしとなったのが残念なところ。また、Richie Mo'ungaのキックが悪かった(4/6で成功率67%)のは今後の課題でしょう。

Final Score: 38-22

上記を含んだ全試合の結果は以下の通り。

 

Highlanders 36-31 v Reds
Sunwolves 30-31 Waratahs
Crusaders 38-22 Hurricanes
Brumbies 54-17 Chiefs
Sharks 26-7 Blues
Stormers 19-17 Lions
Jaguares 27-12 Bulls

どうしたブルーズ…

 

最後はRound 2のニュージーランド勢のベストトライをどうぞ。


ROUND 2: Top 5 New Zealand Tries