羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

一夜が明けて

現在私はとあるショッピング・モール内にあるお店で働いているのですが、昨日は夕方に急遽モールクローズとなってしまったため、慌てて店を閉めて帰ることになってしまいました。そのため今日は予定より30分ほど早い午前6時半に出勤。通常の営業開始準備と合わせて、前日の片付けなどを行いました。

私の行っているショッピング・モールは、昨日の事件があった両方のモスクから遠いというほど遠くもありませんが、近いというほど近くもありません。
とは言え、あのような大きな事件のあった翌日です。まだみんな人が集まるようなところに行くのははばかれるのではないか?と、いうことはお客さんは少ないのではないか?いやいや、昨日みんな買い物もできずにうちに帰った人も多かったと思われるので、その反動でけっこうな人出となるのではないか?と、相反する考えが浮かび、ようは忙しくなるのか暇になるのかよくわからないという状態でした。

朝から午前中にかけては、モール自体に人があまり来ていない感じで、これは今日は暇になりそうだなぁ…と思っていました。ところが、お昼頃からは通常の土曜日よりは少し少なめな印象もありましたが、結構なお客さんの来店があり、(思っていたよりも)忙しい日となりました。

被害にあった方やそのご家族、お友達など、以前のような生活に戻ることはできない方々がいるのも事実ですし、事件による精神的なショックだけでなく、イベントが中止になったり、道路が通行止めになったりと、すぐに「平常運転」に戻ることはできません。しかし、案外みんな通常通りの生活をしようとしているんだなぁと感じたし、それはなんかいいことなんじゃないかと思ったりした一日でした。

多くの人たちが、一日も早く「平常運転」に戻れますように。

 

ニュージーランドが殺された日

別の話を書きかけていたのですが、それどころではないことが起きてしまいました。

今日、クライストチャーチの2箇所のモスクでテロ事件が発生、NZ時間21時の警察発表によれば49名の方が亡くなったとのことです。

最初に「モスクで銃の乱射があって6名の死者が出たらしい」というものでした。このときは、ニュージーランドも最近本当に物騒になってきたなぁくらいだったのですが、その後、学校や病院がロックダウン(閉鎖)されているという話や、働いているショッピング・モールもクローズになったりと、これはかなりやばいということがわかりました。

TVもこのニュース一色。ツイッターのタイムラインに流れてくる情報を見ると、どうやら白人至上主義者によるテロ行為だった模様、死者も正確にはわかっていないが少なくとも30名にのぼりそうだなど…これがニュージーランドのニュースなのか?と疑いたくなるような情報ばかりでした。

ジャシンダ首相が「one of New Zealand's darkest day」という表現をしていましたが、私がこれを書いている時点での死者数を見るにあたり「The darkest day in New Zealand history」となってしまったように思います。そして私は今日、ニュージーランドの一部が被害者の方々と一緒に殺されてしまった日になってしまったと感じています。

正直、アメリアやオーストラリアで起きてしまったテロ事件は、ニュージーランドに住む自分にはどこか他人事という感覚がありました。こんな南半球の小国、よく人工よりも羊の数が多いと言われるようなこの国でテロなんかおきないと思っていました。しかし、それは今日で終わってしまいました。

ニュージーランドの警察官は通常拳銃を携帯していません(テーザー銃は携帯していました)。昨今、銃器犯罪が目立つようになって来て、警察官も拳銃を装備したほうがよいのではないかという話が出ていたところでした。この事件がきっかけに、警察官が銃を携帯するようになるかもしれません。

国のセキュリティーレベルもLOWだったものがHIGHに切り替わったそうです。

つまり、ニュージーランドが持っていた「世界的に見ても平和な国」というイメージは「殺されて」しました。昨日までのように手放しで平和な国だとは言えなくなってしまいました。非常に悲しいことですが。

しかし、だからと言って生活していく上でつねにある程度の緊張を強いられるような「危険な国」になってしまったわけではないと思っています。

ある意味、世界中のどこで起きてもおかしくないことがたまたまここで起きてしまっただけではないか、この事件で怯えたり、生活を変えてしまったりするのは、所謂「テロに屈する」ことになってしまうのではないか、と。

この事件でお亡くなりになられた方々に深い哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りするとともに、明日から昨日まで変わらない日常を過ごしていきたいと思います。

 

Super Rugby 2019 / Round 5 / Preview

ニュージーランドは3月から「秋」なのですが、クライストチャーチでは、昨日30度近くまで気温があがり、まだまだ夏か?と思ったら今日はいきなり20度を切るという、激しい気温差が出ています。そのせいか風邪をひいてしまいました。とほほ。

さて、スーパーラグビーは第五週目。今週もスケジュールなどをアップさせていただきます。

対戦は以下の通り。

15/Mar (Fri)

19:35 Chiefs(NZL) v Hurricanes(NZL)
21:45 Brumbies(AUS) v Waratahs(AUS)

16/Mar (Sat)

06:10 Stormers(RSA) v Jaguares(ARG)
17:15 Sunwolves(JPN) v Reds(AUS)
19:35 Highlanders(NZL) v Crusaders(NZL)

17/Mar (Sun)

02:05 Lions(RSA) v Rebels(AUS)

さて、今週もニュージーランド・ダービー(ニュージーランド同士の対戦)が2試合、日本のサンウルブズはホームの秩父宮に戻っての試合となります。今週もサンウルブズとクルセイダーズの試合が続いて行われるという、忙しい土曜日になります (^_^;

 

まずは我らがクルセイダーズ v ハイランダーズのニュージーランド、しかも南島ダービー。

それぞれのチームの先発メンバーは以下のリンクからどうぞ。

 

crusaders.co.nz

thehighlanders.co.nz

さて、クルセイダーズの注目は今季初先発となるロックのSam Whitelock。オールブラックでもある彼がついにスーパーラグビーに戻ってきました。キャプテンとしての出場ともなります。ちなみに、ハイランダーズのナンバー・エイト、Luke WhitelockはSamの弟です。兄弟キャプテン対決ということになりますね。また、前試合で途中出場となっていたフッカーでこちらもオールブラックのCody Taylorが先発。走れて良いパスも出せるフッカーの活躍も楽しみです。
また、私の注目選手のWill JordanとEeatara Enariはリザーブ(控え)となってしまいましたが、二人ともインパクトプレイヤーとして途中出場を果たしてくれるでしょう。

一方、ハイランダーズですが、今シーズンは今まで金曜日の試合が続いていたため、仕事の関係で試合を見れていません。先週はハイランダーズにわずか3点差で負けてしまいましたが、今シーズも調子は上々という感じです。

いずれにしてもいい試合になることは間違いないと思います。

 

次は、時間としてはクルセイダーズ戦の前に行われるサンウルブズ v レッズ。

出場メンバーは以下のリンクからどうぞ。

sunwolves.or.jp

www.redsrugby.com.au

今週のサンウルブズ、ハーフ団をJamie BoothとHayden Parkerに変更、日本人ハーフ団はリザーブに回りました。松田 力也はなかなかよい働きをしていたので、この試合でも先発でもよかったのでは?とも思いますが…。ちなみにバックスは全員横文字選手となってしまいましたね。以前書いたようにも思いますが、横文字選手だからダメというわけではありませんし、彼らの働きはすばらしいのですが、もう少し日本出身の選手を入れた方が興行的には訴求力があるのではないかとも思いますけどね。

レッズ、クルセイダーズの試合を観ていますが、いまひとつ印象に残っていません…。ごめんなさい。

やはりホームゲームというのはチームにプラスアルファの力を与えてくれます。サンウルブズの今季二勝目を期待したいと思います。 

と、いうことでラグビーファンの皆様も、そうでない方も今週も週末を楽しみましょう!

 

Captain Marvel を観てきた(ネタバレ無し)


「キャプテン・マーベル」日本版本予告

ここのところこれは観たい!という映画もなく(アカデミー作品賞をとった"Green Book"はちょっと観てみたいと思っていたのですが、重い腰を上げる前に上映が終わってしまいました)しばらく映画館で映画を観ていませんでした。

そんな折、職場の友達が"Captain Marvel"(以降、カタカナ表記)を観に行ったところ、面白かった!☆4つ!とオススメしてくれたので、ちょっと興味が湧いたので観てみることにしました。

実は私、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース/アベンジャーズを始めとしたマーベル・コミックス原作の一連の映画)の作品を映画館で観たことがありませんでした。

「アイアンマン」は1,3はテレビで放送されたときに観たし、2は全部をちゃんと観ていません。「キャプテン・アメリカ」も「ウィンター・ソルジャー」と「シビル・ウォー」はテレビで観たし、一作目は観ていません。「アベンジャーズ」も1作目は飛行機の中とテレビで観ただけ、「エイジ・オブ・ウルトロン」も飛行機の中でちょっと観たものの途中で寝落ち、「インフィニティー・ウォー」は観ていないと、もうマーベルファンの人からすれば、勉強が足らんと言われそうな体たらくであります。

ところが、このキャプテン・マーベル、アベンジャーズ結成前の物語ということで、あまりその他の作品を観ていなくても大丈夫(友人談)ということと、舞台が90年代というのもちょっと興味をそそられるところで観に行く気になった次第です。

アベンジャーズ結成前(というか一番古いヒーローのひとり)ということと、この後公開が予定されている「アベンジャーズ:エンドゲーム」に繋げるために、この時期にぶっこんできたということは知っていましたが、ストーリーなどはまったく調べず、またテレビスポット以外では予告編も観ずに本編を観ました。

が、これは正解だった思います。ストーリーはそれほど凝ったものでもないので、予備知識がなくてもわかりましたし、主人公以外の登場人物(人ではないものが多いという話もありますが)も知らなかった分、新鮮に楽しめました。まぁ、どの映画でもあまり前情報を入れない方が楽しめるというのが本当のところだと思いますが…。

また、90年代が舞台ということで、パソコンのOSがWindows95だったり、調べものをするのがAltaVistaだったり、ブラウザがネスケ(Netscape Navigator)だったり、ネット接続がモデム接続だったり、思わずニヤリとしてしまう場面もたくさんありました。(ちょっと気になったのは、Macらしきものがちらっと映る場面があるのですが、今のモノカラーリンゴマークの前のレインボーリンゴマークよりも前のロゴが映りました。何に書かれているものかわからなかったのなんとも言えませんが、90年代の機種ならレインボーリンゴマークだと思うんですけどね…)

前述の通り、ストーリーはそれほど凝ったものでもなく、人によっては物足りないと感じたりするかもしれませんが、ピンチからの復活、そして悪者ぼっこぼっこというヒーローものの流れ、ツボは押さえていたと思います。また主演のBrie Larsonも美人過ぎず(ちょっと失礼?)、でもなかなかチャーミングだし、比較的体ががっしりしているので、戦えそうな感じがしてよかったと思います。ただ走り方がちょっとかっこ悪かったんですよね…そこは残念。

そんなわけで、MCUを観ていないあなたも楽しめる映画になっていますし、やはりこういうヒーローものは大画面で観たほうがおもしろいと思います。
ちなみに、本編終了後の最初のテロップの後、さらにその後のテロップの後にもおまけがついています。私の観た映画館では、最初のテロップ後のおまけ(というか予告?)の後に場内の明かりが少しついたのですが、最後の最後にもおまけ(こちらは本当におまけという感じ)があるので、最後まで席を立たないように。

あ、もうひとつ。
この映画、ネコ好きの人にもオススメです (^_^;

www.imdb.com

Super Rugby 2019 / Round 4 / Review

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Crusader Horsemen

Crusaders v Chiefs

わーっはっはっは!大勝じゃ、大勝じゃ!

と、いうことでクルセイダーズのホーム2戦目。チーフスとの対戦はクルセイダーズの圧勝でありました。ゲーム自体はほぼ前半で決まった感じ(HT: 33-7)で、またある程度勝負が決まった後の悪い癖(反則増とよけいな点を取られる) は出たものの、しっかりボーナス点を取っての勝利でした。


ROUND 4 HIGHLIGHTS: Crusaders v Chiefs – 2019

この試合で注目選手としてあげていたEreatara Enari(通称えなりくん)ですが、非常に良かったですね。パス出しのタイミング、レシーバーの選択もよく、こう言ってはなんですが予想以上に素晴らしかった。パッサーに徹していいたようで、ほとんどキックはしなかった(多分2本のボックスキックだけ)のですが、こちらも悪くありませんでした。今後の活躍も期待できそうです。

また、Round 3の注目選手としてあげたフルバックのWill Jordanも大活躍。この試合では2トライと目立っていました。

この試合でのクルセイダーズのトライ、素晴らしいものが多かったのですが、特にダイジェストの4分くらいからのトライ。フォワードがパスをつないでバックス(ウィング)へ。そして最後はフォローしてきたハーフバック(スクラムハーフ)にパスをしてトライという、フォワードとバックス一体となったいいトライでした。是非ご覧ください。

Final Score: 57-28 (HT: 33-7)

 

Blues v Sunwolves

スコア的には試合になっていましたが、特に後半はサンウルブズがペナルティーを多発、自滅したとも言えるゲームでした。最終的なペナルティーの数はブルーズの3に対してなんと14。しかもイエローカードを2枚もらうというおまけつき。これでサンウルブズが買っていたら、ブルーズどうした?となっています。

ちょっと気になったのがサンウルブズのディフェンス。個々のタックルはよいものも多かったのですが、特にゴール前のディフェンス。(スクラムやラインアウトなどの)セットプレーではなく、フェーズを重ねている最中なので仕方ないところもあるのかもしれませんが、まぁ外のディフェンスがいなくなるいなくなる。ブルーズのウィング Reiko Ioaneが4トライもとっていますが、ほとんどがもう前にディフェンスがいない状態でのトライ。反省というか、確認が必要ではないでしょうか。

気になっていたハーフ団対決は五分五分という感じ。ただ、サンウルブズのハーフバックJamie Boothは良かった。ゲインメーターが104mというのはすごい。サンウルブズでトップのゲインでした。

Final Score: 28-20 (HT: 15-13)


ROUND 4 HIGHLIGHTS: Blues v Sunwolves – 2019

 

上記二試合も含めた全試合の結果は以下の通りです。

Hurricans 25-22 Highlanders
Rebels 29-26 Brumbies
Crusaders 57-28 Chiefs
Blues 28-20 Sunwolves
Warathas 28-17 Reds
Lions 47-39 Jaguares
Bulls 37-14 Sharks

 

 

Behind the Curve を観た

www.imdb.com

Netflixで公開されているドキュメント映画「Behind the Curve」を観ました。

先日ラジオクラウドで聞いた「アフター6ジャンクション」という番組で紹介されていた映画で、地球は平らだという「地球平面説」を唱える人々とそのコミュニティーの様子を追ったドキュメンタリー映画です。

は?地球が平って、今の時代にそんなこと言っている人いるの?と思ったあなた。いるんです。しかも世界中にたくさん。

だってちゃんと学校で習ったでしょ?と思ったあなた。地球平面説を信じるビリーバーの方々によれば、それは何者かの陰謀で、そう信じ込まされているだけなですって。

細かい部分は是非この映画を観ていただきたいのですが、このコミュニティーの中心人物のひとりであるマーク・サージェント氏は地球平面説の説明をするビデオ(Youtubeで公開されているらしい)で「(地球が丸くないと思う)ひとつのきっかけに、南半球のどこからも直行便が飛んでいないということがあった」と言っています。世界中の飛行機の飛行状況が確認できるサイトがありますが、それを見ていたが見つからなかったそうです。
はい?ニュージーランド航空やカンタス航空は日本やらアメリカやら、北半球の各国に直行便を飛ばしてますが?南半球なめんなよ!

実は私、この手のエセ科学が好き(信じているというわけではなくて、何言っちゃってんのと思いながらその説を見るのが好き)で、ずいぶんと昔にエセ科学について書かれた名著マーティン・ガードナーの「奇妙な論理」も読みました。

 

奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究 (ハヤカワ文庫NF)

奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究 (ハヤカワ文庫NF)

 

 

奇妙な論理〈2〉なぜニセ科学に惹かれるのか (ハヤカワ文庫NF)

奇妙な論理〈2〉なぜニセ科学に惹かれるのか (ハヤカワ文庫NF)

 

 この本の中で、この手のエセ科学者の傾向として、次の5つが挙げられています。

(1) 彼は自分を天才と考える。
(2) 彼は自分の仲間たちを、例外なしに無学な愚か者とみなす。
<中略>
(3) 彼は自分が不当に迫害され、差別待遇を受けていると信じる。
<中略>
(4) 彼は最も偉大な科学者や最もよく確率された理論に攻撃を集中する強い衝動をもっている。
<中略>
(5) 彼はしばしば複雑な特殊用語を使って書く傾向がある。 

 この映画で取り上げられている人々は、エセ科学を唱える”科学者”ではなく、それを信じるビリーバーたちということもあり、上記の要件すべてに当てはまるということではありませんが、「地球平面説」を信じない人たちはだまされている、本当のことに気が付かないという思考は(2)の傾向を示しているし、(彼らにとっての)本当のことが隠されているのは陰謀であるという陰謀によって自分たちが虐げられていると考える思考は(3)の傾向と言えるでしょう。

また、この映画の中で確かサイエンスライターの方が指摘していましたが、こうしたエセ科学を信じる人は自分の都合のよい情報だけを集めるというのがあります。映画の中でビリーバーが自分たちの理論が正しいことを証明するために行う実験の様子がまさにそれで、通常の科学者であれば、立てた仮設に対して実験結果が合わない場合、仮設が正しくなかったと考えるのですが、ビリーバーはあくまで実験は仮設(ではなく彼らの中では結論なので)に合わないのは実験がよくないからだ、違う方法で実験すれば仮設を証明できるはずだ、という本末転倒な考え方をするのです。

「地球が平らだ!」と主張したって別に誰に迷惑がかかるわけでもないし、言わせておけばいいんじゃないの?という考え方もあるかもしれません。しかし、そうしたエセ科学を信じる人が増えていき、上で引用したような考え方の人が増えていくことは、本当に迷惑がかからないことなのでしょうか?

何を馬鹿なことを言っているだよと思って半笑いで観ているうちに、本当に笑っていていいことなんだろうか?と、なんとも不安になる映画です。

エセ科学解説本にはこんなものもあります。興味を持った方は是非。

 

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉 (新潮文庫)

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉 (新潮文庫)

 

 

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈下〉 (新潮文庫)

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈下〉 (新潮文庫)

 

 

 

Super Rugby 2019 / Round 4 / Preview

いよいよスーパーラグビーも第四週目となります。

対戦は以下の通り。尚、キックオフ予定の時間を記載しました(時間はNZ時間。日本時間は記載時間に-4時間してください)

08/Mar (Fri)

19:35 Hurricans(NZL) v Highlanders(NZL)
21:45 Rebels(AUS) v Brumbies(AUS)

09/Mar (Sat)

17:15 Crusaders(NZL) v Chiefs(NZL)
19:35 Blues(NZL) v Sunwolves(JPN)
21:45 Warathas(AUS) v Reds(AUS)

10/Mar (Sun)

02:05 Lions(RSA) v Jaguares(ARG)
04:15 Bulls(RSA) v Sharks(RSA)

さて、今週はニュージーランド・ダービー(ニュージーランド同士の対戦)が2試合、もうひとつのニュージーランドチームは日本のサンウルブズとの対戦ということで、ニュージーランド在住の日本人ラグビーファンとしては、注目の週となっています。

まずはクルセイダーズ v チーフスのニュージーランドダービー。

それぞれのチームの先発メンバーは以下のリンクからどうぞ。

crusaders.co.nz

www.chiefs.co.nz

クルセイダーズで注目は今季初先発となるハーフバックス(スクラムハーフ)のEreatara Enari選手。2017年シーズンにクルセイダーズに選出され一試合に出場。しかし怪我でその後の衆生はなく、2018年シーズンはスコッドにも選ばれていなかったはず。どこに言ったのかなぁと思っていたら、今季再びスコッドに選出、いよいよ先発出場となりました。U20ニュージーランド代表のバイスキャプテンとして活躍した選手です。果たしてどんな働きをしてくれるか楽しみです。
また、リザーブですが、カンタベリー代表のFFE(スタンドオフ)として活躍したBrett Cameronが入っています。是非とも途中出場をはたして、カンタベリー代表のひとつ上のレベルで、どういうプレーができるのか見せてもらいたいものです。

一方のチーフスですが、バックスにオールブラックでもあるAnton Lienert-Brownが戻ってきました。突破力もあるし、パスもうまく、彼の復帰はチーフスにとっては良いニュースでしょう。

数年前まではクルセイダーズはチーフスを苦手にしていた時期があったのですが、去年、一昨年はクルセイダーズの4勝0敗。今シーズンもクルセイダーズが開幕三連勝ならチーフスは三連敗。更にクルセイダーズはホームゲームに強いということを考えれば、クルセイダーズ有利と言えるでしょう。が、そう簡単なゲームにはならないのではないかという気もしています。

もちろんこの試合はスタジアムで観戦します。

次はブルーズ v サンウルブズ。出場メンバーは以下のリンクからどうぞ。

theblues.co.nz

sunwolves.or.jp

果たしてサンウルブズが不調ブルーズを破ってアウェイで連勝するか?というところが注目となります。が、私はなかなか難しいのではないかとみています。

ざっとみた感じ、サンウルブズは全試合で活躍したハーフバックスのJamie Boothが先発、代りといってはなんですが、スーパーブーツのHayden Parkerをリザーブにして松田 力也がFFEになっています。果たしてここがどうでるか?

ブルーズも新人FFEのHarry Plummerに、ハーフバックスにもうベテランと言ってもいいくらいになってきたAugustine Puluをもってきました。
松田は新人というわけではありませんが今季初先発となっています。このハーフ団対決が、この試合のひとつも見どころになるのではないでしょうか?

こうなったらサンウルブズに一泡吹かせてもらいたいところですが、地元で負けるわけにはいかないというブルーズに分があるのではないかとみています。

 

と、いうことでラグビーファンの皆様も、そうでない方も今週も週末を楽しみましょう!