羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

Starting Over

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気がつけば7月…。今年も半分終わっちまったじゃないですか!

4月の半ばからこのブログを更新しなくなって早二月半。なんとなくチコちゃんに叱られるくらい、ボーっと生きてきてしまったような気がしなくもありません。いや、もちろん、日々を振り返れば、それなりに色々ありました。ブログネタにできそうなこともあるにはあったのですが、実際に書く気力がなく、書こうかな…で止まってしまい、「ま、今日はいいか」って感じで、布団に入ってゲームやって寝るという体たらく。

「い、いかん。このままでは、本当にボーとしているうちに今年が終わってしまう!」と思い立ち、ある意味切りのいい7月から再開した次第であります。

 

写真は先日散歩がてらに立ち寄った、うちの近くにある公園で撮ったものです。

ちょっとしたプールがあって、夏の時期なら子供が水浴びをしていたりします。しかし、すっかり冬に突入した今、まだ午後の早い時間でしたが、平日ということもあり、周りを含めて人っ子ひとりいませんでした。

閑散とした感じを長く伸びた影。冬の午後の一コマでした。

 

スターティング・オーヴァー

スターティング・オーヴァー

 

 

 

Super Rugby 2019 / Round 9

週末かけて更新をサボっている間に、早いものでスーパーラグビーも第9週目が終了しました。

そんなわけで、スタジアムでの観戦を含めた第9週のレビューです。

Crusaders v Highlanders

ニュージーランド南島ダービーの一戦。本来であれば今シーズン二度目の顔合わせになるところだったのですが、ダニーデンで予定されていた試合がテロ事件の影響で中止となってしまったため、今回が初顔合わせとなりました。

この試合でオールブラックでもあるハイランダーズのBen Smithがスーパーラグビー150試合目ということで、他のハイランダーズの選手より少しはやく登場。相手チームの選手ではありますが、ほとんどがクルセイダーズファンのスタンドからも温かい拍手が送られました。

試合最初のスコアはそのBen Smithのトライでした。クルセイダーズがハンドリングエラーやペナルティが多く、いい攻撃も見せるのですが、なかなか点が取れない。

ハイランダーズがPGで0-10と点差を広げた後、なんとかクルセイダーズもトライをとって7-10。前半終了間際には、逆転なるか?という感じになりましたが、残念ながら追いつけないまま終了となりました。

さすが南島ダービー。これは後半も競った試合になるか…と思われたのですが、後半開始早々からクルセイダーズオフェンスが爆発。あれよあれよという間にトライをとって試合をほぼ決めてしまいました。

ここからクルセイダーズの悪い癖が出て、ペナルティーの山を築きます。が、ギリギリのところでディフェンスを踏ん張り、結果は43-17と圧勝。トライボーナスもとることができました。

今季注目のWill Jordanが途中出場からこの試合でも1トライをあげる活躍を見せています。

Final Score: 47-13


Super Rugby 2019 Round Nine: Crusaders vs Highlanders

 

Chiefs v Blues

クルセイダーズの試合の翌日。もうひとつのニュージーランドチーム同士の対戦。

今シーズンは比較的調子がよいブルーズと、逆に調子が出ないチーフスとの一戦。これが予想以上に白熱したゲームで、最後の最後までどちらが勝つかわからない試合でしたが、最後はホームのチーフスに軍配が上がりました。

チーフスは勝ったものの、オールブラックでもあるDamian McKenzieが負傷。どうやら全治6ヶ月くらいかかる怪我のようで、ワールドカップもダメということで、チーフスにとっても、オールブラックスにとっても"痛い"怪我となっています。

Final Score: 33-29


Super Rugby 2019 Round Nine: Chiefs vs Blues

 

その他も含めた第9週の結果は以下の通り。

Crusaders 43-17 Highlanders
Rebels 24-41 Stormers
Chiefs 33-29 Blues
Brumbies 31-20 Lions
Sharks 17-51 Jaguares
Bulls 32-17 Reds

9週目終了時点のニュージーランド・カンファレンスの順位は…

1. Crusaders (-)
2. Hurricanes (-)
3. Blues (-)
4. Chiefs (↑)
5. Highlanders (↓)
総合順位(上位8チーム)は、

1. Crusaders
2. Bulls
3. Rebels
4. Hurricans
5. Sharks
6. Blues
7. Jaguares
8. Stormers

となっています。

アルゼンチンのJaguaresが7位にジャンプアップ!注目です。 

(久し振りに) アカロアに行ってきた

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昨日、久し振りにアカロアに行ってきました。

ガイドをしていた頃を含め、何度も行っているので、別に観光船に乗ってヘクターズドルフィンが見たいとか、ヘクターズドルフィンと一緒に泳ぎたいというわけではなく、ちょっと写真でも撮りたいなくらいの軽いノリで行ってきました。

 

クライストチャーチからアカロアまでは、75号線をひたすら走っていけばよいのですが、今回はColombo StreetからDyers Pass Road、Summit Roadを通って75号線に出るルートを選択。丘を越えて行くルートなので、時間的には素直に75号線を行くよりはかかってしまうのですが、リトルトン湾を見渡す景色が楽しめるルートになります。

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こんな景色が見られます。

75号線に合流してからは平坦な道を通ってリトル・リバーへ。リトル・リバーを超えると丘を上って行きます。このまま行くとヒル・トップなのですが、今回は左折してScenic Route方面へ。ヒル・トップからのアカロア湾の景色が見られるのですが、こちらからもこんな景色が見られます。

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ただ、行きにシーニック・ルートを通ると、アカロア湾を右に見ることになります。なので、ちょっと車を止めて写真でも…という場合は、帰りにこの道を通った方が止めやすくなります。

 

そんなこんなでアカロア到着。夏のクルーズ船シーズンも終了した時期、また午後2時過ぎに到着したこともあり、人出はそれほど多くなく、かと言って冬ほど少なくもなく、ちょうどいい感じでした。

 

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今回撮っていて、撮りたいイメージが出てきたので、また天候などを見ながら行きたいと思います。

 

 

 

 

 

Super Rugby 2019 / Round 8

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昨日でデイライト・セービング・タイムが終了し、いよいよ夏も終わりという感じになったニュージーランド。朝晩だけでなく、日中も寒く感じる日が多くなってきました。

そんな寒空のもと、今節クルセイダーズはホームゲームということで、クライストチャーチ・スタジアムに観戦に行ってきました。すると、上の写真の証明下部にある「Theory Fitness」というところの広告がそこかしこに貼られているじゃありませんか。どうやらこのフィットネス会社がスタジアムのネーミングライツを買ったらしいのです。うーん、これからセオリー・フィットネス・スタジアムになるのかしら…なんだか今ひとつしっくりこない…

ま、それはそれとして、スタジアムでの観戦を含めた第8週のレビューです。

Crusaders v Brumbies

例のテロ事件後、初のホームゲームということで、試合開始前には犠牲者の方への黙祷。そして、いつも行われていたクルセイダーズ・ホースメンはなし。

だからではないでしょうが、前半はブランビーズが0−7でリード。ブランビーズのディフェンスがよかったというのと、クルセイダーズの反則が多かった印象。しかし、後半に入るとクルセイダーズが本領発揮。連続得点で逆転すると、大きく点差を広げていき一気に試合を決めました。

いつものようにクルセイダーズはリードを広げて点差が開いた後、タックルミスからトライを許してしまうという、いつものパターンが出てしまったところはちょっと残念…

Final Score: 36-14


Crusaders v Brumbies | Super Rugby 2019 Rd 8 Highlights

 

Blues v Waratahs

スタジアムから戻ってTVで観戦。

ブルー−図、ちょっと勝ち癖がついてきた?と思わせてくれるような試合。よかった、よかった。

FINAL SCORE: 32-29


ROUND 8 HIGHLIGHTS: Blues v Waratahs – 2019

 

Rebels  v Sunwolves

ビールでほろ酔い気分で見ていたため、試合の印象が薄いのですが、サンウルブズ今いち…と思っていたら、そのとおりでした。

FINAL SCORE: 42-15


Rebels v Sunwolves | Super Rugby 2019 Rd 8 Highlights

 

その他も含めた第8週の結果は以下の通り。

Highlanders 28-31 Hurricanes
Reds 24-12 Stormers
Lions 5-42 Sharks
Crusaders 36-14 Brumbies
Blues 32-29  Waratahs
Rebels 42-15 Sunwolves
Bulls 20-22 Jaguares

尚、8週目終了時点のニュージーランド・カンファレンスの順位は…

1. Crusaders (-)
2. Hurricanes (-)
3. Blues (-)
4. Highlanders (-)
5. Chiefs (-)

総合順位(上位8チーム)は、

1. Crusaders
2. Rebels
3. Sharks
4. Hurricans
5. Blues
6. Bulls
7. Lions
8. Waratahs

となっています。

 

気になっていた塀

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以前から前を通るたびに気になっていた塀。

はげかかっている上に、何故か複数の絵が書かれていた板と、なにも書かれていない板がランダムに(と、いうか適当に?)並べられているので、絵のあるものも元絵がなんだかわからない。

でも、何となくそこに味があるようなないような。

そう遠くない将来、きっと取り壊されてしまいそうなので、今のうちに撮っておきました。

 

小さい秋、見つけた?

誰かさんが、誰かさんが、誰かさんが、見つけた…

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日本では花見を楽しんでいるころでしょうが、こちらは桜の葉が色づいてきています。が、まだ緑の葉も多いんですよね…

 

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職場の近くの植え込みには、たくさんのどんぐりが落ちていました。

 

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春眠ならぬ秋眠暁を覚えず、だにゃぁ…
(いやいや、君は季節によらず、いつも寝てるじゃないか…)

 

と、いうわけで、今日見つけた「小さい秋」でした。

 

大学スタート(寮生活スタート)のはなし

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3月からニュージーランドは「秋」になっているのですが、ここクライストチャーチは暖かいというか暑い日も多く、あまり秋らしくない日が続いています。今日は雨がぱらついたりして、気温も上がらなかったのですが、夕方には上の写真のような青空が広がりました。いよいよ今週末には夏時間(デイライト・セービング・タイム)が終わりますが、果たして秋らしくなってくるのでしょうか?

さて昨日から4月。日本では新年度となり、新たに学校やら会社やらに通い始めた人もいらっしゃるかと思います。TBSラジオクラウドで聴いている「アフター6ジャンクション」の特集が「大学1年生の歩き方」で、大学の話を聴いているうちにちょっと自分の大学スタートのときを思い出してしまいました。

私は今は名前の変わってしまった都内にある某国立大学に行っていました。そこは当時ほぼ全寮制でした。(「ほぼ」というのは何らかの特別な理由がある場合は通学することが許されていたため)私は実家が都内だったので、通学できなくはないことはなかったのですが、それだけでは「特別な理由」ではないこともあり、しっかり寮に入りました。ちなみに寮は学校の敷地と道を挟んですぐ隣にあり、寮生はほとんどジャージで授業に出ていました。

 

入学式が先だったのか、入寮が先だったのか忘れてしまいましたが、私にとっては大学のスタート=寮生活のスタートでした。

この大学の寮は四人部屋が基本となっており、4年生、3年生、2年生、1年生(通常の大学では1年生のことを1回生なんていいますが、この大学では”回生”は設立からの入学順のことで、普通にX年生という呼び方でした。ちなみに私は回生で言うと3X回生でした)の4人部屋。入寮時には2年生が新入生の世話をしてくれます。

まずは同じ階の他の部屋へ2年生と一緒に挨拶回り。その後、食堂で全体の歓迎会が簡単に行われ、再びそれぞれの部屋へ。その後、各階ごとの新入生歓迎コンパが行われます。

この新歓コンパ、ただ普通に飲むわけではなく、ある種新入生の入寮テスト的な一面があるものだったのです。細かい部分は各階ごとに違いがありましたが、基本は上級生が飲んでいる部屋に新入生が一人ずつ入り「自己紹介」をするということが行われていました。この「自己紹介」が曲者で、言い方がそれぞれの階で決まっている上に、大声でやらなければいけないという決まりがありました。もし声が小さかったり、言い方を間違えたりした場合は……酒を飲まされます。このため、早く終わらせないと、”間違える→飲まされる→酔ってまた間違える→また飲まされる…”という負のスパイラルにはまり、潰されることになります。

幸いというべきかどうかわかりませんが、私はそこそこお酒に強かったこと、大声を出すのはなれていたことから、比較的早く(確か2〜3杯くらい飲まされたところで)終わらせることができました。私の記憶によれば、同じ階の新入生が11〜2名いたのですが、その中で2番目に終わったはずです。

自分が終わった後も飲みながら(正確には飲まされながら)他の新入生の自己紹介を聞かされるのですが、徐々に潰れるものが出始め、最終的には2/3ほどがなんとか合格、残りは潰れて(正確には潰されて)終了…となりました。そこで宴会は終了…とはならず、新入生はその後も飲まされて、結局は全員潰されて終了…となるんですけどね。

今考えるとかなり問題行為で、実際私の入る以前に急性アルコール中毒で亡くなられた新入生の方が出たこともあったようなのですが、悪しき慣習が普通に行われていた時代でした。ま、今から30数年前の昭和のお話ということで、ちょっと法律違反っぽいところは時効ということでお許しいただければと思います。

そんなわけで、「明日からテニスサークルの合宿だ!あの娘と仲良くなるチャーンス!」みたいな一般的な(?)大学生とはまったく違う大学生活を送ってきた私ですが、今となってはそれはそれで一種楽しい思い出になったりしています(これを生存者バイアスと言う…のだと思う)。

何はともあれ、昨日から新生活スタートとなった皆様、大変なこともあるかもしれませんが、楽しんでいきましょう!