羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

RWC 2019 観戦旅行 19日目

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久し振りのスタジアム観戦となった19日目。場所は私も実家から一番近い東京スタジアム(味スタ)。ゲームはニュージーランド対ナミビア。

この日はスタジアムに向かう前に、西調布にあるギャラリーにお邪魔してきました。「ギャラリースタジオ ヤス岩井」というところで、岩井靖さんという方の作品を飾っています。これが素晴らしかった!

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こんな感じでラグビー選手の肖像画がたくさん展示されていたもですが、どれも写真と見紛うばかりの作品たち。ほかにもハワイや府中の町の絵もあるのですが、こちらも最初写真かと思ってよく見ると絵!というものでした。

この展示の「延長戦」が東京スタジアムで準々決勝の行われる10月19日に行われるそうです。ギャラリーは西調布駅からすぐ。また、ギャラリーから東京スタジアムまでも歩いてすぐ。試合に行く予定の方は、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。詳しくはギャラリーのFacebookページをご確認下さい。

 

さて、友達との待ち合わせもあり、すこし早めにギャラリーを出てスタジアムへ。早めに行ったこともあって入場もスムーズでした。

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席からの眺めはこんな感じ。かなり上の方の席だったので、階段を昇っていくのにやや難儀しましたが、全体がよく見えて良い席でした。強いて言えば場内のディスプレー(電光掲示板)の横の方だったので、正面のものしか見えず、正面のものは遠くて見えづらいというのが難点でしょうか。

試合開始前には小雨がパラついたりしましたが、席は屋根のあるとこだったので問題なし。試合開始の頃には、少し日が射したりしていました。

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ハカは後ろから…(^.^;)

試合は71-9と予想通りオールブラックスの圧勝だったのですが、前半ナミビアが頑張り、一時10-9と一点差になった時などもあり、得点差の割には楽しめた試合でした。

開幕戦のジャパン対ロシアの後、かなり帰りに時間がかかったような話も聞いていたので、帰るのは大変かなぁと思っていましたが、西調布方面に出たのが良かったのか、拍子抜けするくらいスムーズ。試合終了後に友達と千歳烏山駅で待ち合わせていたのですが、順調に行き過ぎて駅で待つ羽目となりました。

昼の試合だったからかもしれませんが、今後東京スタジアムに観に行く方は、最寄り駅の飛田給駅を使うより、西調布駅を使う方がいいかもしれませんよ。

RWC 2019 観戦旅行 16〜18日目

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16日目は完全移動日。”白いソニック”で大分から小倉へ移動、小倉で新幹線”さくら”に乗り換えて新大阪まで。続いて新幹線”ひかり”で東京までと、一日中電車乗りまくり状態。そんなわけで、特に何をするでもなく、車内で食べてウトウト、食べてウトウトと、土に埋められて食事を流し込まれるフォアグラ用のガチョウのようになっていました。(と、書いてしまいましたが、実際のフォアグラ用ガチョウは土には埋めたりしてないそうです。興味がある人は自分で調べてみてね)

で、実際に電車の中で何を食べていたかというと、まず朝食。

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かしわ飯のおにぎりと鳥の唐揚げ2種。写真は二人分ですので。

大分と言ったら鳥でしょうということで、駅に入っていたスーパーでおにぎりを、その近くにあった唐揚げ専門店で塩味と九州醤油味の唐揚げを買って食べました。普通に美味しかったです。

次にちょっとおやつ。

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栗ひよこ。期間限定商品だそうで、栗好きのかみさんが「これは外せない」と購入。栗がゴロッと入っているわけではなく、細かい栗の入った栗風味の餡が入ったひよこでした。

そして少し遅めのお昼に食べたのがこの弁当。

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辛子めんたいと博多地鶏めし。

こう並べてみると、一日中鳥ばかり食べてたなぁ…

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17日目は私の父の墓参りで都立多磨霊園へ。

西武多摩川線の多磨駅が最寄り駅。西武多摩川線は中央線の武蔵境駅から出ており、実家の王子からだと、王子ー(京浜東北線)ー田端ー(山手線)ー新宿ー(中央線)ー武蔵境ー(西武多摩川線)ー多磨というのが(駅すぱーとで調べたところ)最短ルートでした。いちおうメモはしていたのですが、新宿に着いた際、「新宿…西武線…と言えば西武新宿線」と誤った連想ゲームの結果、一度改札を出て西武新宿駅方面に行ってしまうというポカをしてしまいました。(西武新宿駅の手前でハッと気付いて良かった…)

この日はやたらと天気がよく、汗をカキカキお墓を探し、お線香だけあげて帰ってきたのですが、10月だというのにしっかり蚊に食われてきました。

夜は宿泊中の実家に、仕事帰りの兄が来て一緒に地上波で放送していた南アフリカ対イタリアをチラチラ見ながら、一杯飲みながら食事。試合は南アフリカの圧勝(49-3)。

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18日目。

午前中から3年前に亡くなった友人宅にお伺いしてお線香をあげさせてもらいました。なんやかんやでお昼までご馳走になってしまいました。ありがとうございました。

その後、高校の同級生を訪ねて京橋のギャラリーへ。ちなみにその友人はこの人です。

日本画家 笹本正明 公式ウェブサイト Nihonga -Japanese style painting- Masaaki Sasamoto Official Website

簡単に挨拶だけ済ませ、その足で有楽町のファンゾーンへ。

この日はジャパン対サモア戦の日。さらに土曜日ということもあり、ファンゾーンもかなり混雑するだろう思い、ジャパン戦の前のイングランド対アルゼンチンから見ようと早めにに向かったのですが、既にスクリーンの前のイス席は満員。なんとかかんとかイス席の後ろでスクリーンが見える場所を確保(立ち見ですが…)。そこで、(イングランド戦の前に行われていた)オーストラリア対ウルグアイの最後10分くらい、イングランド対アルゼンチン、ジャパン対サモアの2試合+αを、脚の痛みに耐えながら観戦しました。

イングランド対アルゼンチンは、アルゼンチンを応援していたのですが、開始17分でアルゼンチンの選手が危険なプレーでいきなりのレッドカード。この影響もあって終始イングランドのペースで試合が進み、最終スコアは39-10でイングランド。

続いてのジャパン対サモア。予想以上のサモアの出来にやや苦戦となったジャパンですが、試合終了間際に4本目のトライをとって、満額回答の勝ち点5を獲得。ファンゾーンも大盛り上がりとなりました。

日程的にこれが有楽町ファンゾーンでの最後の観戦となりましたが、ひとつ気になってことが。

ここには大きなスクリーンが3つ、(入り口から見ると)逆V字型に設置されており、各々のスクリーンの前にイス席が柵に囲われて設置されています。左右のスクリーンのイス席の後ろには小さな丸テーブルが置かれていて、立ち飲みができるようになっています。

イス席に入れなかった人たちは、後ろや横の柵に沿って立ち見となるのですが、ともかく観客が多いと柵の後ろにひとがきができてしまい、後ろの方は(おそらく)人の頭の間からかろうじて見えるくらいになっています。せっかく立ち飲みゾーンを作っていても、そこで飲みながら観戦ということが(人が多いと)出来ないのが実情です。

大スクリーンは3つで良いので、小さなモニターを数カ所、立ち飲みゾーンを中心に設置すれば、大スクリーンとモニターに見る人が分散されて、もう少し快適に見られると思うのですが。

何だかんだ言っても、そんなに人は来ないだろうと思っていたら、ジャパンの活躍で予想以上に人が集まって…ということなのかもしれませんが、今後の準々決勝、準決勝、決勝を迎えるにあたり、もう少しなんとかした方がいいんじゃないかと老婆心ながら思った次第です。

 

RWC 2019 観戦旅行 15日目

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15日目の今日は大分でのニュージーランド対カナダ観戦日。とは言え、試合は夜なので、朝は割とゆったり。贅沢に朝風呂と朝食をいただいてから別府駅へ。と、今日のゲーム観戦のために東京と名古屋から駆けつけた友達からメッセージが。「駅にエビちゃんいます!」。そして送られてきたのが次の写真。

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おぉ!エビ(AB=All Blacks)の面々。試合当日の朝になに余裕ぶっこいてんねん!

かみさんと私が駅に到着したときにも、まだ写真手前側に座っていた4人は、何やらだべっておりました。そんなんで大丈夫なのか?オールブラックス?

 

大分移動の前に折角なのでもう少しだけ別府観光をと思い、行ってみました別府タワー。

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天気も良いし、これはなかなかの眺めが期待できそう…と思ったら、なんと休業日。RWCで人が多くなっているこんな日に休業日なんて、大丈夫なのか?別府タワー?

仕方がないので、早めに大分に移動しますか…と、言うことで、在来線で大分へ。

宿泊予定の駅前のホテルに荷物を預けて、まずはランチでも食うべ、と商店街を散策。見つけたお店でいただいたのがこちら。

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大分名物とり天定食。衣サクサクのとり天、美味しゅうございました。

 

まだまだ時間があるということで、大分散策をしましたが、大分はかなりRWCに力を入れいる感がひしひしと伝わってきました。駅前のポスターなどは言うに及ばず、例えば、

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こんなのが商店街に飾らせていたり、

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シャッターにもこんな絵が描かれいたり、

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こんなファンゾーンも作られていたり。やるなぁ大分!

その気合いの入れようは運営にも現れていて、大分駅前からスタジアムまでの送迎バスを無料で提供(ちなみに別府からも直接スタジアムまで行く無料送迎バスも出ていました)。当然これをたくさんの人が利用することになり、駅前には長蛇の列が!しかし、市内全域、いや大分県内全域から集めたのか?というくらいの観光バスが次々とお客さんを乗せて出発。途中警察も出動して交通整理にあたった効果もあって、確かに時間はそこそこかかったものの、順調にスタジアムへ移動できました。やるな、大分!

 

大分スタジアムでの私たちの席からの眺めはこんな感じ。

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一番上のスタンドで、全体の眺め自体は悪くはないのですが、写真にある通り手すりが視界に入ってしまうのがちと残念。私たちは前から三番目の列だったのですが、前二列は更に手すりが邪魔になる為か、使っていませんでした。頑張れ、大分!

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試合の方は予想通りニュージーランドの圧勝。9トライの猛攻で63-0と力の違いを見せつけたものとなりました。やるな、オールブラックス!

この日は非常に湿度が高く、夕方から雨も降りだす生憎の天気。スタジアムは屋根付き(密閉型のドームではなく、屋根とスタジアムの間が開いている構造)なので、直接雨の影響はないはずですが、湿度の影響かボールをポロポロ落とすシーンが多かったのが少々残念ではありました。

試合終了後、帰りのバスもこれまた長蛇の列で、バスに乗るまでに結構な時間がかかってしまいましたが、バス軍団の活躍(?)もあり、人数の割にはスムーズだったのではないでしょうか。私たちは大分泊だったので問題ありませんでしたが、電車の予約をしている場合はかなり余裕をみて退場しないと大変です。今後、大分の試合を観に行かれる方はお気をつけ下さい。

 

(余談)

ホテル到着は23時を少し回った頃だったのですが、通常23時までの無料夜鳴きそば(実際にはラーメン)をいただくこともできました。ありがとう、ドーミーイン大分!

RWC 2019 観戦旅行 14日目

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福岡で一泊した翌日、14日目は別府へ移動。温泉でゆったりという日程。福岡から別府までは「ゆふいんの森」という特急列車で移動しました。

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この「ゆふいんの森」号、知る人ぞ知る観光特急列車だそうで、木を基調としたちょっとレトロな感じの車内がいい感じの列車でした。

特急 ゆふいんの森 | JR九州の列車たち ~JR九州 観光列車【D&S列車】・新幹線~

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列車の中ではこの車内だけでしか販売されていないお弁当などもあるということで、それを食べるのもいいねなんて言っていたのですが、朝、福岡駅を出る前に買ったパン(これがまた美味しかった)を先に食べてしまったら、あまりお腹が空かなくなってしまい、そうこうしているうちに「お弁当は全て売り切れました」という車内アナウンスが。もし、今後この列車に乗る予定があり、車内でお弁当!と思っている方がいらっしゃるのなら、早めに購入されるのをオススメします。

 

終点の別府駅に到着したのはあと少しで午後2時という頃。別府といえばオールブラックスがキャンプをしていたし、隣の大分で試合もある(それを観に来たんですからね)ということで、それなりに盛り上がっているのか?と思っていたところ…こんなもんが駅前にありました。

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この方、油屋熊八さんという方で、別府温泉の観光開発に尽力された方だそうです。

で、その方をラグビー仕様にしてしまうという力の入れよう。右に方に小さく写っているのは小鬼だそうですが、こいつまでジャージ着てやがる!翌日(10月2日)に大分駅で見つけたニッカンスポーツのワールドカップ広告版には、「熊八さんが、ラインアウト!?」と書かれていましたが、私にはどちらかというとキックをチャージしに行っているように見えましたけどね。

昨日は夜に観たい試合(スコットランド対サモア)がありましたが、今日は試合なしの完全休養日(誰の?)。じゃぁ、せっかくなので別府観光をしようと、「地獄めぐり」をすることに。

ここ別府の鉄輪・亀川のあたりは昔から噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたそうで、近寄ることができない、忌み嫌われた土地といことで「地獄」と言われるようになったそうです。この地域の7つの「地獄」を回るのが「地獄めぐり」で、別府温泉のもっともポピュラーな観光アクティビティーのひとつです。

宿泊する宿で聞いてみたところ、「坊主地獄」というところまでは歩いて15分ほど、龍巻と血の池のふたつ以外は歩いて回れるということだったので、行ってみることにしました。

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言われた通り歩くこということ約15分、最初の地獄「坊主地獄」に到着。

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下調べによれば、地獄めぐりの各地獄に入れる「共通券」なるものがあるとのことだったのですが、ここにそれはなく、それでもせっかく来たんだしということでお一人様400円払って入場。

「坊主地獄」って何?と思ったら、要は泥のところから湧き上がる温泉で、沸騰した空気の泡が泥の表面に上がったところがお坊さんの頭に似ていることからつけられたそうな。私たちからすると、あぁ、ロトルアで見られる奴ねという感じ。

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昔添乗員をしていた頃に何度か別府を訪れたことがあるかみさんも「ここは来たことがない」と。実際、やや時間が遅め(15時を過ぎていた)だったのもありますが、ほかに来ているお客さんはゼロ。「ちょっと他と離れてるし、地味だからじゃない?」なんて言っていたのですが…

 

「坊主地獄」を出て5分も歩くと「海地獄」に到着。さっきと打って変わってそこそこの数の観光客がいます。例の共通券も売っています。どうせなら全部回ってみようということで共通券を購入(通常価格はお一人様2000円のところ、持っていた地図に割引券がついていたのでお一人様1800円でした)。

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はい。こちらが海地獄。見ての通り、海のように青いから。

次のところは…と共通券と一緒に貰った地図を見ると、…「鬼石坊主地獄」…?あれ?さっきのと違うの?

とりあえず行ってみると、こんな感じ。

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さっきのと一緒やん!で、もう一度貰った地図を見ると、さっきの「坊主地獄」は載ってないやん!

この「地獄めぐり」は別府地獄組合という、ちょっとおどろおどろしい名前の団体がやっているのですが、おそらくさっきの「坊主地獄」はこの組合に入っておらず、自分のところだけでやっているのでしょう。だから共通券も売ってなかったし、あんまり人もいなかったのではないかと。そりゃ、ツアーなんかでは行かないよねと、改めて納得。

それはそれとして、続けて近場の地獄を回ります。

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こちらが「かまど地獄」(の鬼の像)。かまど地獄は、いくつかの温泉が湧き出ているのですが、写真は撮らなかったので鬼の写真で。ちなみに昔ここでお祭りに際に御供飯を炊いたからだそうです。はい次!

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湯気でほとんど何も見えていないここが「鬼山地獄」。鬼山という地名が由来とのこと。日本で初めて温泉の熱を利用してワニの飼育を始めたそうで、ワニがいっぱいいます。でも、今回は時間がなかったのでワニは見ませんでした。次!

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「白池地獄」。白っぽいから…でしょ?ここでは熱帯魚の飼育をしているそうですが、時間がなかったのでやはり見ませんでした。

残すところは「血の池地獄」と「龍巻地獄」なのですが、ここは白池地獄から約3kmほど離れており、徒歩での移動は難しい。で、バスで行こうとしたところ、次に来るバスで移動しても閉園時間になってしまうことが判明。ここまで来て二つだけ見られないとういうのも悔しいので、観光案内所でタクシーを呼んでもらい、タクシーでGO!(そこまでして見なきゃならないのか?という話は置いといて)

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「龍巻地獄」。間欠泉で休止時間が短いのが特徴とのこと。タクシーで到着後、入り口のおばさんに聞いたところ「もうすぐ出るよ」とのことだったので先に見学。かみさん曰く「絶対、売店のおばちゃんがボタンを押して(噴き出させてい)る」とのこと。真偽は不明(笑)。

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「血の池地獄」。見ての通りです。

と、いうことでなんとか7つ(+偽物?ひとつ)を回り切ることができました。

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この日の夕食は旅館でいただきました。

久し振りに旅館での夕食などいただきましたが、美味しかったぁ。

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こちら「関鯵の姿造り」。「美味しく食べてね」という鯵ちゃんの視線はボカシを入れました。鯵の刺身って、こんなに美味しかったのね。

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「豊後牛のステーキ 地獄蒸し野菜添え」。何やら物騒な名前ですが、この地獄蒸しのお野菜に負けず劣らず美味しかったです。

 

ってな感じで、明日の試合に向けて英気を養った一日でした。

 

RWC 2019 観戦旅行 12〜13日目

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12日目は大きな移動もなく、スタジアムでの観戦もなし。ただ、注目の一戦「オーストラリア対ウェールズ」があるということで、夜はこの試合のTV観戦を予定。それまでは時間があるので、上野に買い物に。一時帰国時にはほぼ必ず行くと言っても過言ではない「ニキの菓子」でお菓子(主に煎餅)を買い込みました。ちなみに昼食をとりに、初めて「丸亀製麺」に入りました。並べられた天ぷら各種に目移りしてしまい、ちょっと食べ過ぎ?な感じで皿に盛ってしまいました。それでもかみさんと二人分で1000円未満。この値段であのクオリティは、やるなぁ丸亀製麺…って感じでした。

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さて、TV観戦となった「オーストラリア対ウェールズ」。両チームにとってはプールトップ抜けをかけた大事な一戦。両チームの力を考えれば好ゲーム必至でしたが、予想通りの見応えのあるゲームでした。

開始早々ウェールズがSOのダン・ビガーのDGで先制。ワラビーズもトライ一本を取るも、前半はウェールズが得点を重ね8-23で折り返し。後半も途中出場のSOリース・パッチェルのDGで点差を広げるもワラビーズが反撃、45分、61分にトライ(ともにコンバージョンも成功)、67分にPGを決めついに25-26と一点差。PGでも逆転できる点差となりますが、71分にウェールズがPGのチャンスを得て得点。結局、25-29でウェールズの勝利となりました。よくやった、ウェールズ!(ちょっとだけウェールズ応援)

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明けて13日目は移動日。10月2日、大分で行われる「ニュージーランド対カナダ」に向けて、ひとまず福岡まで移動しました。

東京駅から新幹線ひかり号で新大阪まで、その後山陽・九州新幹線さくら号で福岡まで移動。

さくら号には初めて乗りましたが、両側2席でゆったりとしたレイアウトで、快適な乗り心地でした。

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福岡到着後、まずは以前クライストチャーチで交流のあった方のところへご挨拶に向かいました。かみさんは数年前に一度お会いしていたのですが、私はほぼ10年ぶりの再会。今度はクライストチャーチで会いましょう!なんてお話をした後、せっかく福岡に来ているので…と、いうことで太宰府天満宮へ。今までは試合観戦がメインで、行ったところでの観光はしていなかったのですが、今回は時間もあるので通常観光客モードであります。

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太宰府と言えば、思い出されるのはさだまさしの「飛梅」。

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とびうめ〜♪

せっかくなのでおみくじでも…と見ると、こんな張り紙が。

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こんなこと言われたら引かない訳にはいかんでしょう、と、引いたおみくじがこちら。

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さだの「飛梅」の中では、“君”は“大吉が出るまでと/も一度引き直し“ていましたが、私はそんなことしてません。ま、普通はしませんよね。で、何が出たかというと…もっともネタにしづらい「中吉」…。旅行中なので「旅行」のところを見ると「よし 途中騒ぐな」……ワールドカップで騒ぐために旅行してるんですけど。「願望」の項目では「油断なく進めば叶う」そうなので、油断せずにいきたいと思います。

何だかんだで太宰府についたのが遅かったこともあり、お参り後に参道に戻ると既にこんな感じ。

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思わず「ニュージーランドか!」と突っ込んでしまうくらい見事な閉まりっぷりでした。

太宰府と言えば梅ヶ枝餅。こうなることが予想されていたので、行きに既に購入済み。かみさんと二人、しっかり2個ずつ食べました。

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(夕暮れの西鉄 太宰府駅。曇ってるけど。)

西鉄で宿泊ホテルのある天神に戻る間に、現在博多にいる友だちがかみさんのFBの投稿を見て連絡をくれ、せっかくなので会おうということになりました。

そこで、宿泊ホテルで待ち合わせて、ホテルからほど近いブリティシュパブの「Morris’ Black Sheep」というお店で一緒に「スコットランド対サモア」の試合を観戦。ちなみにこのパブ、お客さんの7〜8割くらいは外国の方で、ラグビーの放送も英語実況で流していました。

試合の方は、暑さかなのか「雨でも降ってるのか?」といくらい両軍ともハンドリングエラーが目立つ試合。そんな中でも実力に勝るスコットランドが着々と点数を重ねて、終わってみれば34-0と、点数だけでなく内容的にもワンサイドゲームになってしまいました。

こうして、予定していなかった友だちとの再会を楽しみながら、博多の夜は更けていきましたとさ…めでたし、めでたし。

RWC 2019 観戦旅行 9〜11日目

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※ このエントリは「ジャパン、アイルランドに勝つ!」の前に途中まで書いていたものです。アイルランド戦があまりに良かったので、先に感想エントリをアップしました。

 

釜石から帰った翌日の9日目。この日は朝からかみさんと別行動。かみさんは友だちと会うために千葉へ。わたしは買い物をしに新宿へ。夕方、千葉で合流。更にもう一人、別の友だちも合流して、「自分で揚げる串焼き屋」で夕食。その後、英国風パブに移ってイングランド対アメリカの後半をみんなで観戦。

友だちのひとりはほとんどラグビーを知らなかったので、私を含めた他の三人が解説を入れながら観ておりました。最後のアメリカのトライには店中は歓声に包まれ大盛り上がり。得点差や内容はともかく、楽しめた試合となりました。ラグビーを知らなかった友だちも楽しんだようで、また(ラグビーを)観たいと言ってもらえました。良かった。

翌10日目は、お昼頃に池袋へ。ドラマ「孤独のグルメ」にも登場した四川風家庭料理の店「楊 2号店」に行き、汁なし坦々麺、汁あり坦々麺と特製焼餃子をいただくことに。花山椒の痺れの効いた坦々麺も美味しかったのですが、 大きな羽のついた特製焼餃子、これが美味しかった!ちょっと丸っこいかたちで、食べると熱々の肉汁が溢れ出る、まるで小籠包のような餃子でした。担々麺は確かに辛かったのですが、痺れが強かったからなのか、辛いものを食べた翌日によくある「お尻がHot!!」状態にならなかったのも良かった。機会があれば一度お試しを。

担々麺の後、ちょっと買い物をして、私は大学時代の友だちと会いに、かみさんは先に私の実家へと再び別行動。大学時代の友だちと会うのは、多分15年振りくらい。(見た目が)変わっていて、待ち合わせ場所で分からなかったりして…何てことも考えていましたがまったく問題なし。みんな一目でわかりました。それなりに時の流れを感じさせるところもありましたが、昔に戻ったような感じもあり、楽しい時間を過ごすことができました。

 

と、ラグビーに関してはちょっとしてお休み(?)をはさんで11日目。いよいよ決戦の日本対アイルランド。

静岡のエコパスタジアム(正確には小笠山総合運動公園エコパスタジアム)は、東京からなら日帰り圏内。と、いうことで、東京駅から新幹線で浜松へ、次に浜松から東海道本線でスタジアム最寄りの愛野駅という経路での移動となりました。

この日の朝の東京駅、赤白のジャージ姿の人たち、緑のアイルランド応援の人たち、何故かイングランドやオーストラリアのジャージ姿の人たちなどがいたる所に歩いており、早くもワールドカップムード。当然、新幹線の車内もジャージ姿の人たちで溢れ、静岡までの間、何度も「自由席が超満員のため一部指定席車両の通路にも人が入っている」旨のアナウンスが流されていました。そんななら特別ラグビー臨時列車でも出してくれたらよかったのに…ね、JRさん?

ラグビー観戦の人たちでごった返すも、無事予定通りの時間に愛野駅に到着。

駅前には冒頭の写真のようなラグビーボールがあったり、「おもてなしゾーン」として、各種屋台が出て飲み食いが楽しめる場所があったり、更には地元のお祭りで使われる山車が出ていたりと、まさにお祭りムード。

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(おもてなしゾーンの様子)

数時間後の悲劇を知る由もない上機嫌のアイルランドファンたち、果たして何割が勝利を信じていたかわかりませんがとりあえずお祭り気分のジャパンファンたちが、飲めや食えやで楽しんでおりました。

「飲み食い屋台」はこのおもてなしゾーンに限らず、駅からスタジアムに向かう道すがらにもたくさんでており、そこここで試合前の宴が行われいました。今大会ではスタジアム内での食べ物が足りない云々が問題となり、急遽食べ物については持ち込み可となるドタバタがありました。私は食べたい人はスタジアム入場前にこうした場所でしっかり食べて、スタジアム内では試合観戦と(呑む人は)ビールくらいにするのが良いと思いう考えなので、これらの充実した屋台の設置は素晴らしいと思いました。

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エコパスタジアムまでの道は(屋台が出るくらいですから)道幅も広く、人の割には混んでいる感が少なく快適でした。また、入場ゲート前もスポンサーブースなどもあり混雑はしていましたが、入場自体はスムーズ。ビールの売り子さんがスタンド外にもおり、売り場混雑の緩和に一役買っていたようでした。

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上の写真が観戦した席からの眺め。上部スタンドでしたが、いい感じで勾配のついたスタンドはグランドの様子も見やすく、とても良いスタジアムでした。

試合結果はご存知の通り。

ジャパン、アイルランドに勝つ! - 羊男のモンタージュ

この試合では、試合終了20分後に花火が打ち上げられました。勝負の結果によらず予定されていたものですが、勝利の後の花火は格別でした。(写真などは撮らず、しっかりと花火を楽しませていただきました)

帰りはさすがに混雑していたものの、予定いていた新幹線にも乗れたし、指定が取れず自由席でしたがしっかり座れたし、何より試合に勝ったしと、総じて素晴らしい観戦体験となった日でした。

 

ジャパン、アイルランドに勝つ!

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まず私はジャパンの選手、関係者、そしてファンの皆様に謝らなけばいけません。私はジャパンの勝利を信じることができませんでした。ひょっとしたら…という思いがなかったわけではありませんが、まずは次につながるいい試合さえすれば…くらいに思っていました。

今更私がとやかく言うような試合ではありませんが、個人的な記録も兼ねて、試合を振り返ってみたいと思います。

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これは当日朝のツイートです。後出しにならないように、ツイートで残しておきました。

ではこれらの点から試合を見てみましょう。

1) タックル

良かったですね。アイルランドの攻撃をどれだけ止められるのか、そこがまずは大きなポイントでした。実際、試合後のスタッツを見てみると、

ジャパン: タックル数-171 / ミスタックル-13

アイルランド: タックル数-147 / ミスタックル-20

率にすると、ジャパンのタックル成功率は92%と、かなり高い数値になっています。二本トライを決められてしまいましたが、これだけのタックルを決めていれば、大きく点数を離されることはないことに不思議はありません。特にフォワードの面々の執拗なタックル。これが大きな勝因になっているのは疑いの余地がありません。

2) バック3のキック処理

ちなみにバック3とは、両WTBとFBの三人を指します。

これはどうでうでしょうねぇ…。アイルランド一本目のトライだったキックパスの処理。残念ながら良かったんだけどとはちょっと言えないと思います。

これはハーフタイムのツイートですが、これにあるように、アイルランドはあまり蹴らず、ボールを回す攻撃を主にしていたので、あまり目立たなかったようにも思います。キック処理は今後も課題(というか注意ポイント)になると思います。

3) 田村のキック

最初のPGチャンスに外したとき、「今日はヤバイかも」と思ったのですが、その後は悪くなかったですね。

その後のPGをしっかりと決めたのが勝利の一因です。ただ私はもっとできるんじゃないかと思っているのです、彼は。

今後も彼はジャパンのキーマンとなるはず。期待しています。

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2011年のワールドカップ。ファンガレイのジャパン対トンガの試合の後、私はかみさんに「もうジャパンを応援するのはやめる…」と告げました。もう今後、ジャパンがワールドカップで勝つことはないんじゃないか。そう思いました。トンガ戦の後のカナダ戦が引き分けに終わった時、その考えはさらに強固になりました。

2015年のワールドカップ。応援しないと言ったものの、いざワールドカップとなるとやはり気になるもの。しかし、南アフリカ戦はライブで見るつもりはありませんでした。時間も遅かったし。そんな私に「いつもジャパンは最初の試合が一番良いじゃない」と言って観るのを勧めてくれたのはかみさんでした。そして、あの試合をライブで観て泣きました。

2019年のワールドカップ。アイルランド戦のチケットを取ってくれたのもかみさんでした。アイルランド戦を数万人の観客が観戦、そして大きな声でジャパンを応援する。その光景を見ているだけで、涙が湧いてきました。そして、フルタイムの笛が吹かれたとき、一緒に観ていたかみさんと抱き合って泣きました。

私をジャパンの応援に引き戻し、こんな素晴らしい試合を観させてくれたかみさんに深く感謝しています。