羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

金曜だけど散歩に出たよ(Lockdown 15-16日目)

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羊男です。木曜日、出勤してみたら店の前は長蛇の列でした。激混みでした。おかげさまでというか、通常ひとりでやっている仕事も、ひとりでは回らなくなり、何人もに手伝ってもらうことができました。なので、仕事終わりの頃にはだいぶ楽になっておりました。

さて、明けて金曜日はグッドフライデーでスーパーマーケット自体もお休み。Lockdownでなければ、ちょっと遠出でもしてみたくなるようないい天気。普段仕事で歩き回っているのですが、それはそれ、これはこれで、ちょっとだけ散歩に出ることにしました。

本当に数十分程度の散歩でしたが、初秋のクライストチャーチをご覧ください。

 

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うちから本当に目と鼻の先の通り。まだ緑の木もありますが、きれいに色づいてきたものもあります。

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青い空。緑の葉。赤く色づいてきた葉。

 

そして近くの公園。

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落ち葉の季節がやってきました。

 

このイースターウィークエンドは(金曜)休んで、(土曜)打って、(日曜)休んで、のカスタネット勤務。

今日一日、ひと頑張りしてきます。

読了「人間に向いてない」(Lockdown 13-14日目)

羊男です。一昨日、ぼやきのエントリを仕事前にあげたら、どうもやる気が出ず、妙に疲れてしまいました。やはり仕事前にマイナス思考ではいかん、今日は元気に…と思って昨日出社したら、バカみたいに忙しくてやはり疲れてしまいました。それにしても昨日は結構な行列ができるほどお客さんが来ていました。明日、グッドフライデーでスーパーも休みになるからなのでしょうか?

さて、Lockdownが始まる前に図書館で借りた本をやっと読み終えました。 

人間に向いてない

人間に向いてない

 

タイトルとこの表紙デザインが気になって借りてみました。アマゾン掲載の内容紹介は以下の通り。

ある日突然発症し、一夜のうちに人間を異形の姿へと変貌させる病「異形性変異症候群」。政府はこの病に罹患した者を法的に死亡したものとして扱い、人権の一切を適用外とすることを決めた。十代から二十代の若者、なかでも社会的に弱い立場の人たちばかりに発症する病が蔓延する日本で、異形の「虫」に変わり果てた息子を持つ一人の母親がいた。あなたの子どもが虫になったら。それでも子どもを愛せますか? メフィスト賞受賞作!

話は主人公である母親が「虫」になってしまった息子を見つけるところから始まります。で、「おっ、ちょっと面白そう。どんなホラーになるんだろうか?」というような期待で借りてみました。その後、仕事の休憩時間にちょっとずつ読んで、やっと昨日読み終わったのですが…

まず、ホラーだと思って読んでいたのですが、違いました。突然人間を変えてしまう「異形性変異症候群」については、そういうのがあります、原因も対処法もわかっていません、というところ止まり。あくまで舞台装置というか設定としてあるだけ。ところどころでちょっとホラー的なシーンもあるものの、怖さのようなものはほぼ皆無と言ってもよいでしょう。

では、どんな話かと言えば、上の説明にあるように母と子、家族の問題を描く作品です。子供が異形のものになってしまったとき、家族はどうするのかということを描いていきます。この異形のものは「言葉も心も通じないもの」のメタファであり、その意味ではけして絵空事ではない、実際にいるであろう家族を描いていると言えるのでしょう。

仕事の合間に読んでいましたが、読ませる物語にはなっていると思いますが、私にはちょっと期待はずれだったかなぁ…

ってなことを書いていたら、恐ろしい記事が…

www.stuff.co.nz

今日も忙しそうだなぁ…明日は休みなので、がんばります!では、いってきまスカンク。

トローリー係のぼやき(Lockdown 12日目)

羊男です。昨夜は帰りにパトカーを3台見かけました。1台は犬の散歩中と思われるカップルに職質中(?)でした。Health MinisterがLockdown Ruleを破って辞任を申し出ていたり、ラグビー、クルセイダーズでオールブラックでもあるRichie Mo'ungaも仲間と練習している(本人曰く、近くに住んでいた仲間と偶然会ったもので、計画されたものではないとのことですが…)ところが見つかったりなんていうニュースも出てたりしているので、10日も過ぎてやや緩んできている箍(たが)を締めようというところなのかもしれません。

今、私はスーパーマーケットでトローリーの回収をしています。アメリカや日本ではショッピングカートと言ったほうがわかりやすいですかね。
ニュージーランドには、オーストラリア資本のCDとFC、ニュージーランド資本のNWとPSという4つの大手スーパーがあります。そのうち、私はPSで働いているのですが、このPSのトローリーが他3社のものと比べて一番大きく、一番重い、良く言う一番しっかりしています(羊男調べ)。そんなこともあってか(最近はだいぶなれたのでそんなこともなくなってきましたが)始めた当初は結構な筋肉痛になりました。Lockdown以降は店の前のトローリー回収をメインでしてるため、結構な時間歩き回っているので、これは痩せるか?と期待していたのですが、今のところ目に見えた効果は表れていません…ただ、日に焼けて見た目は健康的?になったかな?目指せ!松崎しげる。

単純作業、力仕事ではありますが、それなりに楽しんでやっています。と、いうか楽しみを見つけるようにしています。お客さんに「Thank you!」なんて声をかけられると、ちょっと気分良くなります。が、特に疲れてくると気分もささくれ立ってきて、ブツブツと文句を言いながらやっていることもあります。

駐車場には「TORLLEY BAY」(トローリーの返却場所)が何箇所かあります。多くの人は使い終わったトローリーをここまで持ってきてくれます。が、少なくない人が適当なところに放置していきます。特にいらっとするのが通路に放置していく人。

「ここにおいて他の人の邪魔になると思わない?」
「あそこにTORLLEY BAYあるの見えない?ちょっと行けば返せるでしょ?」

また、誰かが適当なところに放置したトローリーのところに更に置いていく人。きっちり組み合わせてくれればまだいいのですが、適当に差し込まれていると、それをしっかりはめたりと案外余計な手間がかかったりするのです。

「ここにTORLLY BAYって書いてある?」
「誰かが置いてるからいいと思った?え?」

あんまりこんなことばかり仕事の前に書いていると、仕事をやる前からいやぁな気分になってしまうので、もう止めておきます。ただ、もし皆さんがスーパーに行ってトローリーを使ったときは、できるだけTORLLEY BAYに返してください。きっと回収人は喜びます。(^-^)

では、今日もときにブツブツ言いながら、仕事ばんばります。いってきまスカンク!

Lockdown 9-11日目

羊男です。金、土と働いて日曜日は一週間振りのおやすみでした。毎日外出(出勤)しているこもあって、休みとなった日曜日は、ちょっと買い物に出ただけで、あとはうちでのんびりとしておりました。

https://www.instagram.com/p/B-lXt-rJzbq/

@nzsheep2106 on Instagram: “#stayhome #staysafe 😸 #cat #lazysunday #sleep”

昨日の政府の発表では、NZの新型コロナ感染者がついに1000人を超えましたが、Lockdownの効果は出ているとか。

www.stuff.co.nz上記の記事の中で、Lockdown開始前の予測では、今週末には4,000人くらいの感染者が出る可能性があるとされていたとのこと。Lockdownによって3,000人も少なくすることができた…ということが言われています。ちょっと後出しジャンケン感が無きにしもあらずですが、効果が出ているというのは何より。現時点ではLockdownが四週間で終わるのかどうか判断するには時期尚早とのことですが、なんとか少しでも早く規制が緩められる状態になることを祈りたいと思います。

そうしないと、またこんな馬鹿なことをするやつが出ないとも限りませんので。

www.stuff.co.nz日本でも「俺はコロナだ!」と騒いで捕まったなんていう事件があったようですね…。馬鹿なやつはどこにでもいると言ってしまえばそれまでですが、よりによってクライストチャーチで出るとは…。

こういう変なやつがうちのスーパーには現れないことを祈りつつ、今日もいってきまスカンク!

Lockdown 7-8日目

羊男です。変わりなくやっております。

Lockdownが始まってから、寝る前にベッドの中でiPadを使ってこのブログを更新していたのですが、一昨日はちょっと飲みすぎまして、ベッドに入るなり「もう寝る…」となってしまいました。そして昨日、飲んだ量自体はそれほど多かったわけではありませんが、やはりちょっと疲れて「もう寝る…」となりました。で、今回は朝、出勤前に書いております。(ちなみに仕事は14:00〜21:00まで)

Lockdown開始から一週間が経ちましたが、State EmergencyやらLockdownやらという「非日常」がすっかり「日常」になってきてしまったような気がします。いい意味でも悪い意味でも現状にみんな慣れてきたのではないでしょうか?

仕事に向かう際、ランニングしている人、散歩している人、子供と一緒に自転車に乗っている人たちなど、人数自体はさほど多くないものの普通に見かけます。働いているスーパーマーケットのお客さんも、一昨日、昨日とも、夜こそだいぶ少なくなりましたが、昼はいつも通り来ているように感じます。

来ているお客さんも、マスクや手袋をしている人が多いのは変わりませんが、駐車場で会った知り合いと普通に(マスクをするでもなく、特に間を開けるでもなく)しゃべっている人をよく見かけるようになっています。

NZ政府は「Lockdownは最低四週間」と言っていたので、まだ三週間はあるわけで、あまりピリピリした状態が続くのもよくないとは思いますが、ちょっと気を抜くの早くない?なんてことも思ったりしてしまいます。(自分も含めてですけどね)

 

ところで、私の働いているスーパーマーケットPは、Foodsuffsという会社のグループなのですが、先日こんなニュースがありました。

www.stuff.co.nz

現在、給料は週払い、前週分が水曜日振込となっているので、果たして今週の給料に入っているのか?と思っていたら…給与明細に「COVID-19 Bonus」という項目ができていました。額は大したことありませんでしたが、ちょっとうれしかったですね。

 

と、いうことで、もう少ししたら本日もお仕事、いってきまスカンク。(←LinuxのMozcというIMで勝手に出てきた変換候補です。私が考えたわけではありません。本当です。本当なんです…(^_^;;;;)

Lockdown 6日目

羊男です。通常なら「早いものでLockdownも6日目になりました」とか何とかいう感じで書き始めたりするんでしょうが、気分的には「まだ6日?まだ20日以上あるの?」というのが正直なところ。毎日働きに出ている私でこんな感じなので、外出できない方たちは言わんや感じるおや。ん?「言わんや〜おや」の使い方、合ってる?

ところで、今日のスーパーマーケットですが…忙しかったです。今日でLockdownほぼ一週間といことで、本当に買い物が必要な人が多かったのか、単純に昨日の雨が上がって天気が良くなって外に出たくなったのか分かりませんが…。

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今の仕事はお昼過ぎの14時スタートなので、午前中は比較的時間があります。その時間でここ数日見ていたのが、この番組。

www.tv-tokyo.co.jp

「食べる=生きる」というコンセプトのもと、娼婦やマフィアの組長、アメリカのギャングや国境を不法に越えようとしている少年などなど、危険な場所や危険な人がどんな食事をしているのか紹介する自称「グルメ番組」です。Netflixで第5回目まで見られるようになっていたので、それで見ました。

「ハイパーハードボイルド」の名の通り、よくもまぁこんな危なそうなところ、危なそうな人に行ったり会ったりしてるわぁと驚かされます。そして、(この言い方が正しいのか分かりませんが)普通に暮している私たちからしたら過酷な状況のもとで暮らしている人たちも、食べるときにはその現実をしばし忘れるように、美味しそうに食事を頬張る姿に、なんとも言えない感情がわき起こります。

明日の深夜に最新作がテレビ東京で放映されるようです。また、Netflix以外でも過去作が配信されているようなので、見て楽しかったとかスッキリしたとなるような番組ではありませんが、いろいろな方に是非見ていただきたい番組です。オススメです。

Lockdown 5日目

羊男です。志村けんさんが新型コロナの肺炎でお亡くなりになるという衝撃のニュースがありました。自分としては、すごくファンだったというわけでもありませんでしたが、やはりショッキングでした。ご冥福をお祈りいたします。

 

さて、今日のクライストチャーチは雨。久し振りに雨らしい雨の一日となりました。

こんな雨の日は、そんなに買い物にも来ないかなぁ、少し暇かなぁ、何て思っていたのですが、そこそこお客さんも来ていて、全然暇ではありませんでした。どうも、皆んな他に行くところ(行けるところ)もないし、スーパーにでも行くか、みたいな感じで来てるのでは?という気がしてきました。

国のガイドラインとしては、買い物に行く場合は、一家で1人を原則にとしているのですが、結構な割合で2〜3人で来ているお客さんがいます。

 

「ねぇ、外でちゃダメってなってるけど、めっちゃ暇じゃん?」

「じゃ、スーパーにでも買い物に行くか」

「でも別に必要なものないしぃ〜」

「いいんだよ。別に。適当にワインでも買ってきて飲むか」

「さんせーい。じゃ、行こう」

何ていうノリで来てんじゃないのか!?そこのカップル!

 

一方で、おじいさんが一人で来ていたりもします。

 

(常田富士男と市原悦子の声でお読み下さい)

「ばぁさんや。お茶飲むかい?」

「あら、おじいさん。ありがとう。じゃぁミルクティーをいただこうかしら」

「しもたぁ…。ミルクがきれとったぁ。買いにいかなならんのう」

「じゃあ一緒に行きましょうか?」

「何を言うとるんじゃぁ。買い物行くのは一家で一人じゃよ。わしが行ってくるわい。ミルク以外に必要なものはあるかいのぅ?」

「じゃぁ、この紙に買って欲しいものを書いておきますね」

「うむ。じゃぁ行ってくる」

「気をつけて下さいね…あらじいさん。財布忘れて行きよった…」

なんて流れで来たのかい?おじいさん。と、言うか、おじいさん、おばあさんはあまり外出ちゃいかんとちゃうんかい?

 

そんなことを考えながら、今日もトローリを集める私でした。