羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

フィッシュ & チップス

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今夜の夕食はフィッシュ&チップスでした。

フィッシュ&チップスといえばイギリスの名物?として有名ですが、ニュージーランドの国民食でもあります。

どこでも食べられる国民食「フィッシュ&チップス」

「どこでも」というと若干言い過ぎかもしれませんが、ある程度の人数が暮らしていて、デイリー(日本で行ったらコンビニのように食べ物から生活雑貨まで扱う商店)+アルファのお店があるようなところなら、ニュージーランドのほとんどのところにフィッシュ&チップス屋さんがあると行っても誤りではないはずです。フィッシュ&チップス屋と言っても、それだけの専門店というわけではなく、一般的には揚げ物を中心に手作りバーガーや、(少なくともクライストチャーチでは)アジア系のオーナーの店が増えたせいか中華料理などと一緒に売っているお店も少なくありません。

私はイギリスに行ったことがないので真偽はわかりませんが、イギリスが揚げてあるものを売るところが多いのに対して、ニュージーランドでは注文を受けてから揚げるお店がほとんどなので、本国(なのか?)イギリスよりもニュージーランドの方が美味しいらしいです。また、イギリスではよくビネガー(酢)をかけて食べるようですが、ニュージーランドはすでに塩がかけてあり、プラスアルファでソースをつける場合は、トマトソース(トマトケチャップとはちょっと味の違うトマトのソース)をつけることが多いです。

我が家で食べる場合

最近、買うお店も注文の仕方も決まってきました。

  • パン粉揚げのフィッシュ(Crumbed Fish)
  • ハーフスクープのチップス(Half Scoop of Chips)
  • イカリング6個(Half Dozen of Squid Rings)
  • ホットドッグ or ソーセージ (Hotdog or Sausage)
  • プレイン・ドーナツ(Plain Doughnut)

まずメインの魚のフライですが、通常ただフィッシュを注文するとフリッターのような衣のフライ(Battered)なのですが、うちはパン粉揚げ(Crumbed)を選びます。やっぱりフライはカリッとしたパン粉のものが好きですね。ちなみに、レストランなどで「Beer Battered Fish & Chips」というようなメニューがあることがありますが、これはこの衣(Batter)を作る際にビールを混ぜて作ったものです。以前日本からの旅行者の方がこれを注文して「ビールとセットかと思って頼んだらビールが出てこなかった」と言っていたという話を聞きました。そんなセットはありませんのでお間違いないように。

魚も何も言わないとおそらくホキ(Hoki)という魚なのですが、少々高くなりますが他の魚があるときは魚指定で注文することも少なくありません。

チップスは通常(One Scoop)の半分(Half Scoop)で注文します。だいぶ年もとってきて量が食べられなくなってきてしまったこと、特に油物は胃にもたれやすいことから半分にしています。

イカリングは日本のもののように胴体を輪切りにして揚げたものではなく、胴体部分を細切れにしたものを輪っか状にして揚げたものです。食感は「輪切り」のものと違いますが、食べ慣れると「細切れ」も悪くありません。

ホットドックは、アメリカで言うホットドックとは違い、謎の肉でできた(笑)ソーセージに薄く衣をつけて、棒をさして揚げたものです。ちなみにソーセージは同じ謎肉ソーセージを素揚げにしたものです。いかにも体に悪そうですが、なんかたまに食べたくなります。

最後のドーナツですが、イースト発酵させた生地でできたもので、ミスタードーナツなどで食べるドーナツとは一味違った食感のものです。うちは砂糖をかけただけのプレインが好きですが、ジャム入りなんかもあります。

ソース

うちで食べるときは、トマトソースまたはトマトケチャップに辛いソースを入れたものを作って食べています。その時使う辛いソースがこちら。

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この「カイタイア・ファイヤー(Kaitaia Fire)」です。ニュージーランドの北島の北部にあるカイタイアで作られているチリソースです。タバスコと似たような感じのソースですが、我が家はタバスコではなくこれ。パスタやピザなどにもこれをかけて食べています。なかなか辛くてGOODです。

 

ニュージーランドに住み始めた10数年前と比べると、フィッシュ&チップスの値段もあがったし、チップスの量も少なくなった気がします。また、店によって正直美味しかったりそうでもなかったりがあるのですが、機会があれば是非ニュージーランドで食べてみてもらいたいもののひとつです。