羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

ポートヒルを歩く その2: ハリー・エル・ウォークウェイ

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「ポートヒルを歩く その1」と題したエントリをあげたのが3ヶ月ほど前。それ以降、ポートヒルは歩いていなかったので、久し振りに行ってみました。

今回歩いたのは「ハリー・エル・ウォークウェイ(Harry Ell Walkway)」という、ポートヒルのウォーキングトラックの中でも最もポピュラーなコースのひとつです。

このコースの名前は、政治家でクライストチャーチの市議などもしていたハリー・エルさんからきています。このハリーさん、このポートヒルの環境保全や整備に力を注いだ方です。詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

Harry Ell - Wikipedia

さて、このハリー・エル・ウォークウェイ、以前毎週末に歩いていたことがあるのですが、歩く人、走る人、犬の散歩にくる人など、たくさんの人が訪れていました。今回は平日に行ったのですが、何組も歩いている人や走っている人、犬を連れた人たちとスレ違いました。このように多くの人が来る理由としては、コース自体が歩きやすい(厳しくない)コースであること、街からのアクセスもしやすいことがあるのではないかと思います。

このコースの正式なスタート地点はヴィクトリア公園(Victoria Park)の入り口付近なのですが、それ以外にも何箇所か入り口(というか合流地点といったらいいのでしょうか?)があります。今回はヴィクトリア公園の駐車場から入れるタファイラヌイ・トレイル(Tawhairanui Trail)をちょっとだけ通ってからハリー・エル・ウォークウェイに入るコースを歩きました。

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こんな感じで駐車場横に入り口の標識が出ています。

入って行くと、まずはちょっとした林の中を歩きます。少し行くとベンチもあるルックアウトのようなところがあります。が、周りの木が大きくなっており、見晴らしはよくありません。

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わずかに枝の間から遠くの山が見えたりしますが…。

ここを超えてすぐのところで、右に下る階段上の道があります。ここを降りていくとハリー・エル・ウォークウェイに出られます。

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この標識のところを左に曲がって、ウォークウェイのほぼ終点にあるサイン・オブ・ザ・キウィ(Sign of the Kiwi)を目指します。

ここからのコースは(途中、ちょっとした階段を登るところもありますが)緩やかな上りが続きます。道自体も砂利道が中心ですが特に歩きづらいというところもありません。今回私はスラックスに街歩き用の靴という舐めきった格好で行ってしまったのですが、まったく問題ありませんでした。

ウォークウェイに入ってもしばらくは林の中を歩きますが、しばらく行くと開けたところに出て見晴らしがよくなります。

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天気がよければ、こんな景色をみることができます。

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遠くの山々の手前にある街がクライストチャーチです。今の時期、道の横には黄色のエニシダの花や紫のナスの仲間(名前は知りません)の花が見られます。

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景色を楽しみながら歩いていくと、再びちょっとした林の中に入り、その後コースの終点に到着。

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分岐点からおよそ30分ほどで歩けます。ここで引き返してもよいのですが、道なりに少し行くとサイン・オブ・ザ・キウィがあります。

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もともとこの建物は、このリトルトンの港の方からポートヒルを歩いて移動するときの休憩所として作られたもので、出発地点のヴィクトリア公園の近くにあるサイン・オブ・ザ・タカヘ(Sign of the Takahe)、このサイン・オブ・ザ・キウィを超えて更に歩いていくとあるサイン・オブ・ザ・ベルバード(Sign of the Bellbird)、サイン・オブ・ザ・パックホース(Sign of the Packhorse)と4つあります。(ちなみにこれらの休憩所もハリーさんの企画のもと建てられました)

現在このサイン・オブ・ザ・キウィはカフェになっています。今回は入っていませんが、このカフェで一休みしてから戻るのも良いでしょう。

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この写真の奥に見えるのがリトルトン湾です。

散歩気分で歩けて景色もいいこのコース、バスでサイン・オブ・ザ・タカヘまでくれば車がなくてもアクセス可能ですので、旅行で来られた方でも半日ほど時間があれば、是非訪れていただきたいオススメのコースです。