羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

「探偵はBARにいる 3」を観た


『探偵はBARにいる3』予告編

少し前になりますが、大泉洋主演の映画「探偵はBARにいる 3」をDVDで観ました。

北海道ススキノを拠点とする「探偵」を主人公とした映画。タイトルの通り第三弾です。

先のエントリー「「鋼の錬金術師」を観た」のときにも少し書きましたが、この映画主演の大泉洋は好きな俳優のひとりでもあり、過去二作も(すでにニュージーランドに来てからの公開だったこともあり)DVDでとなってしまっていますが観ていました。

 

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そんなわけで、第三弾があるなら観ないわけにはいかないだろうということで、かみさんが日本に帰ったときにDVDを買ってきてもらいました。

 

物語は、「探偵」の相棒の高田が、後輩に頼まれた依頼を持ち込むところから始まります。その後輩の彼女を探してほしいという依頼を軽い気持ちで受けた「探偵」ですが、これが大きな事件につながっていくという内容。

前に原作小説の「ススキノ探偵シリーズ」を読んでいたので、この映画のストーリーも読んだ作品のひとつかと思って観ていたのですが、どうもピンとこない。確かに映画に出てくる登場人物の名前に聞き覚えがあったり、読んだことのある設定が出てきたりするのですが、何か違う気がすると思って後で調べたら、この映画はオリジナルストーリーだったようです。納得。

 

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)

 

 

過去二作同様、ちょっとしんみりさせるところあり、笑わせるところあり、アクションあり、じっくり見せるところありと、エンターテイメント作品としては、まずまずツボを抑えた作りになっています。ただ、前二作と比べると、アクションシーンはやや抑えめとなった印象。長回しの格闘シーンという新たな試みもあるのですが、個人的にはやややり過ぎ感があるように思いました。
笑いどころも全体の雰囲気を大きく損なわない程度に入っている印象で、特に相棒・高田役の松田龍平のひょうひょうとした感じをつかったところがよい味を出しています。私はこのシリーズを見て松田龍平が好きになりました。

過去作は観てないけど、これだけでも観てみようと思う人、ヒロイン役の北川景子が好きだからこれだけ観ようかとか、まとめてDVDレンタルで観ようとしたら3しか残ってなかったとか、何らかの理由で1,2を飛ばして3を観ることになった場合でも、物語自体は前作とは繋がっていないので問題ありません。ただ、過去作から連続して出てくるキャラクターがいますので、できることなら過去作から順に観ることをおすすめします。

ちなみに、本作はちょっとだけニュージーランドがからんでいます。また、エンドロールの後にちょっとしたオチがつけられていますので、エンドロールの後まで観てくださいね。

 

探偵はBARにいる3 Blu-ray通常版

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