羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

Super Rugby 2019 / Round 1 / Review

先週末に開幕したスーパーラグビー2019。金曜日二試合、土曜日三試合、日曜日二試合の計七試合が行われました。

前エントリでは、七試合うち四試合を観る予定と書きました。で、実際どうだったのかと言うと、四試合中二試合は半分寝ながらの観戦(もはや観戦したと言えるのか微妙なレベルで寝ていたのではありますが…)、半分寝ながらの二試合のうち一試合は途中で観戦断念という惨憺たる状況でありました。

そんな状態ではありますが、個人的に注目していた二試合、 Blues v Crusaders と Sunwolves v Sharks についてのレビューを書きたいと思います。

Blues v Crusaders


ROUND 1 HIGHLIGHTS: Blues v Crusaders - 2019

予想通りの競った試合となったこの試合。なんとかクルセイダーズが初戦を勝利で飾ることができました。

前半はクルセイダーズペース。昔のクルセイダーズを見るような固いディフェンスと、安定したセットプレーで3-12とリード。

このまま後半もクルセイダーズペースでいかると思いきや、ブルーズが復活。Akira Ioaneのパワープレーを中止にペースを掴み逆転。

しかし、そのまま行かないところが王者の証。素晴らしいラインブレイクからのトライとスクラムからのペナルティートライで再逆転。

ところが今年のブルーズは一味違うぜ、と言わんばかりにトライで追いつきます。ここでコンバージョンを決めれば逆転というところだったのですが、ルーキーFFE(SO)のHurry Plummerが外してしまいます。その後、再度逆転のペナルティーキックのチャンスがあったのですが、これも外してしまい残念ながら逆転できませんでした。

クルセイダーズは、シーズン当初は調子が悪く、負けからのスタートも珍しくないというのが今までだったので、辛勝ではあるものの、白星スタートは良かったと思います。また、この試合でアタック面ではラインブレイク、ディフェンス面ではいいところでタックルを決めていたBraydon Ennor。わたし的にはこの試合のMan of The Match。今後も注目です。

一方ブルーズ。パワーのある選手が多いこともあってか、やや力に頼ったアタックが多かったような印象を受けましたが、後半きっちり修正してきて最後までわからないゲームとなったところに、今年のブルーズはやりそう感がありました。残念ながらヒーローになりそこねてしまったHurry Plummerですが、これを今後の糧にがんばってほしいと思います。(と、上から目線で言ってしまう私はクルセ−ダーズファン)

FINAL SCORE: 22-24

Sunwolves v Sharks


ROUND 1 HIGHLIGHTS: Sunwolves v Sharks - 2019

実は途中で観るのをやめたのがこの試合。キックオフがNZ時間では深夜0:00頃、しかも翌日仕事があり6時前には起きなければならなかったという事情もあったのですが、途中で勝負あった状態になったことが(観戦中断の)大きな理由のひとつでした。

帰化などして「日本人」になっている選手もましたが、(そういった選手も含め)横文字の名前の選手がほとんどのチームは、いくらプロチームとは言え、どうなのよと思ってしまいました。ラグビーは所属ユニオン主義で国籍は(やや乱暴に言ってしまえば)関係ないのはわかっていますし、日本のチームで戦ってくれている選手には経緯を評しますが、先発15人中14人が横文字選手はちょっとやりすぎでは?

これで勝つなり、おもしろいゲームなりを見せてくれればよかったのですが、残念ながら見た感じ、チームとしてまとまっている感が感じられませんでした。

日本代表の選手はこの試合の前に代表合宿などもあったようなので、いろいろな事情があったのだとは思いますが、それでもね…

次の試合に期待したいと思います。

FINAL SCORE: 10-45

 

最後に第一週のニュージーランドチーム ベスト5トライのビデオをご紹介。5本中2本はブルーズ対クルセイダーズの試合からでした。


ROUND 1: Top 5 New Zealand Tries