羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

Streets of Fire を観た

Streets of Fire - Willem Defoe

レーベン!

先日図書館で「Streets of Fire(ストリート・オブ・ファイヤー)」 のDVDを見つけ、懐かしさのあまり借りて観てしまいました。

1984年に公開されたこの映画、いつ、どこで、誰と観たのかは覚えていなのですが、何点か非常に印象に残っていたことがありました。また観てみようと思ったのは、この印象に残っていた部分を確かめたいという思いもありました。

以下にその「私の印象に残っていた事柄/シーン」と、実際の映画でどうだったのか?というところを中心に書きたいと思います。尚、いつ観たのか定かではないのですが、この映画を観た頃(公開年から考えて1980年台後半)を「当時」という表現にさせていただきます。

1. ダイアン・レインって、ちょっとケバいよなぁ…

私の中のダイアン・レインの印象はこの映画で植え付けられたと言っても過言ではありません。

ダイアンはこの映画のヒロイン、ロック歌手のエレンを演じているのですが、当時は「なんだかケバいなぁ…ちょっと苦手だなぁ…」という感じでみていました。

Streets of Fire - Dian Lane

まぁケバいかケバくないかと言えばケバい方になるんじゃないかとは思いますが、流石に今見るとそんなには気にならず、むしろ時折見せる表情に、かわいいじゃないという感じをいだくこともありました。ごめんね、ダイアン。ケバいなんて言って。

そんなわけで、この映画のダイアンも見直した(?)のですが、私はそれでも最近のダイアン・レインの方が好きだったりします。いい感じで年を取ったなぁと思いますし、なだか年取ったほうが素敵になったように思います。

2.主人公の腹が出ている

この映画の主人公、トム・コーディーを演じているのはマイケル・パレという役者さんなのですが、当時彼が上半身裸になるシーンを見て、「なんだか腹出てるなぁ…もうちっとカッコいい人を主役にすればよかったんじゃないの?」と思った記憶がありました。

で、実際どうだったかと言うと、こんな感じ。

Streets of Fire - Michael Pare

痩せているとまでは言えませんが、それほどお腹が出ているというほどでもありませんでした。(私の記憶ではもっとぷっくり出ている感じだった)

もっと痩せている、腹筋バッキバキみたいな俳優さんが出ている映画を観た後だったのかもしれません。想像以上にお腹が誇張されて記憶されていたようです。すまん、マイケル。今の俺の方がお腹が出ているよ…

3. レーベンだ! 

この映画、私にとってはマイケル・パレの映画でもなく、ダイアン・レインの映画でもなく、敵役のレーベンを演じたウィレム・デフォーの映画でした。(ちなみにこの敵役の名前、日本語版ウィキペディアでは”レイヴェン”、たまたま見つけたデジタル・リマスター版のサイトでは”レイブン”と表記されていましたが、私の中では彼の名前は”レーベン”なので、この表記としました。スペルはRaven。)

ちょっと顎がしゃくれたウィレム・デフォーの顔も印象的でしたが、レーベンという名前がとても印象的で、彼が「レーベンだ!」と言うところが忘れられませんでした。

Streets of Fire - Willem Defoe

ところがあらためてこの映画を見ると、ウィレム・デフォーはそんなにしゃくれてないし(とは言え、なんとも印象に残る顔はしてますが)、映画の中で「レーベンだ!」というシーンはないのです。「レーベンだ」と言うのであれば、日本語吹き替え版で見たのだろうか?と思ってたのですが、そもそもこの映画の中で彼が名乗るようなシーンが出てこないのです。

ちなみに、この映画の最後の方で、レーベンとトムがハンマーを使った一騎打ちを行うのですが、このときレーベンは上の写真にあるような、魚河岸のおっさんが着ているような長靴スーツ?のようなものを着て闘っていたと思っていたのですが、実際は違いました。

Streets of Fire - Willem Defoe

普通の服でした

と、このエントリを書いているうちに、私の「レーベン」の記憶の正体がわかったのですが、それはまた別途ご紹介したいと思います。

まぁそんなこんなで、だいぶ記憶と違っていました。

それはそれとして、映画そのものの話も少し。

ストーリーは単純で、悪者が現れた町に正義の味方(主人公)が来て、悪者をやっつけて去っていくという、Wikipediaにも書かれていますがもろ「西部劇」なお話です。なので、話の展開でドキドキ・ハラハラするようなところもほとんどなく、こうなるだろうなぁと思う通りに話は進みます。しかし、それがまたこの映画のいいところではないかと思います。80年代っぽいおおらかなところ(ツッコミどころ)的な部分、劇中のカッコいい音楽、それらで十分楽しめる映画です。

と、いうわけで、最後は私と同年代の方ならきっと懐かしく思い出してくれるであろう、エンディング曲「Tonight Is What It Means to Be Young」です。


Streets of fire - Tonight is what it means to be young - music video

 

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