羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

Super Rugby 2019 / Round 5 / Review

スーパーラグビーの第五週が終了しました。

まず今週は金曜日にクライストチャーチで銃乱射のテロ事件が発生したことを受けて、各試合の最初に黙祷が捧げられました。ラグビー関係者などが無くなった場合などで、試合前に黙祷を捧げることがありますが、その場合は両チーム別個に並んで行うのが普通でしたが、今回はその事件内容を考えてか、両チームが混ざりあい、円陣を組んだ状態での黙祷となっていました。(今週テレビ中継を見たのは、金曜日のチーフスv ハリケーンズと、土曜日のサンウルブズ v レッズの二試合でしたが、どちらの試合でも行われていました。おそらく観戦しなかったその他の試合でも行われていたものと思われます)

さて、あの事件の影響がもうひとつ。

楽しみにしていたハイランダーズ v クルセイダーズのダニーデンでの試合、残念ながら中止となってしまいました。延期ではないのか?と思ったのですが、延期ではなく中止で、記録状は引き分けとなったようです。

と、いうわけで今回のレビューはサンウルブズの試合のみ。

Sunwolves v Reds

サンウルブズ側から見れば、勝てる試合を落とした試合でした。選手たちからすれば、そんなことは言われなくたってわかっているというところでしょうが。

ボール支配率(Possession)ですが、前半21-5とサンウルブズリードだったこともあり、前半はサンウルブズ、後半レッズとなっているかと思いきや、前半も45-55でレッズ優勢となっていました。ここからも前半はディフェンスをがんばって、やや劣勢ながらリードできたというところが垣間見れます。一方、後半は27-73とレッズが圧倒。またもや後半に入ってダメダメになってしまい、結果負けという流れとなっています。

それにしても、これが同じチーム?と言いたくなるくらい後半はダメダメ。特にディフェンスが甘くなりレッズにゲインを許したこと、相変わらず反則が多くなって自滅していくというパターンを脱していません。どうにかならんものなのでしょうか?

よかったところはブルーズ戦で簡単にトライされてしまっていた大外のディフェンスがよくなっていた(簡単に抜かれていなかった)ところでしょうか。レッズのミスに助けられあところも無きにしもあらずですが…


ROUND 5 HIGHLIGHTS: Sunwolves v Reds - 2019

Final Score: 31-34 (HT: 21-5)

 

その他の結果は以下の通り。

Chiefs 23-23 Hurricanes
Brumbies 19-13 Waratahs
Stormers 35-8 Jaguares
Sunwolves 31-34 Reds
Highlanders 0-0 Crusaders
Lions 36-33 Rebels

 

 

今週から総合の順位表も掲載したいと思います。

スパーラグビーは勝ち点制で、勝てば4点、負ければ0点、引き分けなら1点が入ります。また、相手よりも3トライ多くとって勝てばボーナス1点、負けても7点差以内の負けなら1点がもらえます。

この勝ち点で3つのカンファレンス(ニュージーランド、オーストラリア、南ア)でまず順位をつけます。そして、各カンファレンスのトップを勝ち点順に並べた後、カンファレンスによらず勝ち点の多いチームを並べます。

現在の順位は以下でご覧いただけます。

www.superrugby.co.nz

現在、クルセイダーズが総合トップです!