あれから10年も 忘れられた BIG WAVE ♪…羊男です。
昨日、2020年9月4日は、クライストチャーチを襲ったマグニチュード7.1の大地震からちょうど10年目でした。
2010年9月4日 土曜日 早朝。私は携帯電話の呼び出し音で目を覚ましました。当時、現地旅行会社に勤めていた私は、緊急連絡用の携帯電話を持っており、それが鳴ったのでした。ちょうどその日の朝の飛行機で日本に帰るお客様がいたのですが、迎えの車が来ないという連絡でした。その後、ガイド会社とも連絡がとれ、ちょっと遅れているだけで問題なしということで、一安心してもうひと寝入りと思ったとき、地震が来ました。激しい揺れとキッチンの方から響く何かが割れる音、そして外の明かりが消えて暗くなったことを覚えています。
揺れが収まってキッチン、リビングを見に行くと、それはひどいことになっていました。
とりあえず部屋をそのままに、街の中心部のホテルに泊まっていたお客様(確かこのお客様がガイドが来ないと言っていたお客様ではなかったかと思います)の様子を見に行くことに。途中の道は信号もついておらず真っ暗でした。
ホテルでお客様と会ったのですが、それほど驚いた様子もなかったのに、こちらがちょっと驚きました。
お客様を見送った後うちに帰ったのですが、まだ外も暗く、電気も来ていないということで、仕方なくもう一度ベッドに入ったんではなかったかと思います。まぁ、半分はふて寝みたいなものです。
明るくなってから、カメラ片手に街の様子を見に行きました。
翌日の日曜日(だったと思う)にクライストチャーチに到着したお客様に「こんなになってるとは知らなかった」と文句を言われたのも、今となっては思い出のひとつです。
約5ヶ月後に、この地震の余震と言われている、日本人を含む多くの犠牲者を出した大地震が再びクライストチャーチを襲ったわけですが、それはまた別のはなし。
ちなみに、この地震の後と今を比べたこんな記事もありました。