羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

Moeraki Boulders & Kaiti Point

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先週末のテストマッチ観戦にあたっては、クライストチャーチから車で移動としたのですが、アコモデーションを途中の町「オアマル(Oamaru)」でとっておりました。昔はクライストチャーチ-ダニーデン間の日帰りもよくやったのですが、寄る年波には勝てないと申しますか、だんだん無理が効かなくなってきたと言いますか…。

それはともかく、せっかく久しぶりにダニーデン方面に行くということで、途中のモエラキ(Moeraki)に立ち寄ってからダニーデンに行くことにしました。

本日はその際に立ち寄ったモエラキ・ボールダー(Moeraki Boulders)とカイティ・ポイント(Kaiti Point)の簡単なご紹介を。

 モエラキ・ボールダー(Moeraki Boulders)

オアマルから車でおよそ30分ほど走ったところにあるのがモエラキという村で、そこにある奇石群のある海岸がモエラキ・ボールダーです。このエントリの最初に上げた写真がモエラキ・ボールダーの様子です。

先日日本で放送された「世界ふしぎ発見!」で、ニュージーランドが昔「ジーランディア」という大陸の一部だった……という話が取り上げられておりましたが、そのときにもこのモエラキ・ボールダーの奇石群は紹介されていました。

不思議な丸い石(岩)が転がる海岸は、ちょっと不思議な光景で、車で南下する観光客の多くがこのモエラキ・ボールダーを観光しています。

ちなみにこの海岸に降りる入り口にはドネーション・ボックス(寄付金箱)が設置されています。もし行かれることがあれば、ゴールドコインドネーション(NZ$2.00コインのドネーション)でかまいませんので、ご協力よろしくお願いいたします。

なぜこんなふうな丸い石(岩)ができたのか?について興味のある方は、観光局の以下のページを参照ください。

www.newzealand.com

カイティ・ポイント(Kaiti Point)

今回初めて立ち寄ったのが、このカイティ・ポイントだったのですが、これがけっこう「あたり」でした。

モエラキ・ボールダーから国道1号線(State Highway 1)に出て南、ダニーデン方向に向かって5分も走るとモエラキの村に入る道が左手に出てきます。ここを左折、その後Kaiti Point Lighthouseに向かう道に入って進むこと10ー15くらいでしょうか。カイティ・ポイントの駐車場に出ます。

駐車場の奥にはこんな道の入り口があります。

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この実に目つきの悪いペンギンは、イエローアイド・ペンギンというニュージーランド固有のペンギンの一種です。実はこの先にこのペンギンのコロニーがあって、運が良ければペンギンが見られるのです。

ちなみにこの看板のようなイエローアイド・ペンギンですが、ドネーション・ボックスを兼ねており、くちばしの下にお金を入れるところがあります。

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途中、こんな感じの小さな灯台があります。これがカイティ・ポイント灯台(Kaiti Point Lighthouse)で、現在も使われていますが、操作はウェリントンから行われているそうです。

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灯台を過ぎて少し歩くとこのようにモエラキ半島(Moeraki Peninsula)の先が見えてきます。このあたりに来ると、何者かの鳴き声がかなり聞こえてきていたのですが、姿は見えず。果たしてこの声はペンギンなのか?と思っていると……

f:id:nzsheep:20180623162537j:plainいました!イエローアイド・ペンギン発見!

これは望遠で撮っている写真で、実際にはそんなに目の前というわけではありませんが、かと言って遠くの方にぽつんと……というほど遠いわけでもなく、肉眼で十分見える距離でした。

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つがい?らしき2羽も発見。全部で4〜5羽くらい見ることができました。

ダニーデンにはイエローアイド・ペンギンのコロニーがあり、そこで見ることができますが、こちらなら無料。もちろん時間などによっても見られない可能性もあるので、どうしても見たい!という人はダニーデンでツアーに行かれた方が確実と思いますが、ここに立ち寄ってみるのも悪くないでしょう。

ちなみに、もう少し海の方に行くと、

f:id:nzsheep:20180623162216j:plainニュージーランド・オットセイ(New Zealand Fur Seal)もいました。

 

今回訪れたのが夕方だったこともあって、人もそれほど多くなく、ペンギンも見ることができました。

このカイティ・ポイント、今回行く前に知った場所で、私達の他にも数人来てはいましたがそんなメジャーな観光スポットということでもなく、ペンギンやオットセイが見られる(可能性が高い)穴場スポットだと思いました。オススメです。ただし、途中から未舗装の道を走ることになりますので、行ってみようという場合は運転にお気をつけください。