明日はカンタベリー・アニバーサリー・デーで、クライストチャーチを含むカンタベリー地区はお休みです。毎年このアニバーサリー・デーの週の水曜日から金曜日(アニバーサリー・デーまで)の期間で、The New Zealand Agricultual Show(旧 A&P Show)が開催されています。
続きを読むBakermansに行ってきた
少し前ですが、Bakermans of Fendaltonというベーカリー&カフェに行ってきました。けっこういい感じでした。
続きを読む「歴史の「普通」って何ですか?」を読んだ
ニュージーランドに来てからというもの、なかなか日本の新刊を読む機会はありませんでした。しかし、電子書籍がかなり一般化してきたこともあり、すべてとは言わないまでも、わりと簡単に日本の新刊本を読むことができるようになってきました。
この「歴史の「普通」ってなんですか?」は、紙版と同時ではなかったのですが、割と早く電子書籍版も発売されたことから、電子書籍版で購入、読んでみました。
この本の作者はパオロ・マッツァリーノという人で、この本記載の紹介文では、
イタリア生まれの日本文化史研究家、戯作者。公式プロフィールにはイタリアン大学日本文化研究科卒とあるが、大学自体の存在が未確認。
とのこと。読んでおわかりの通り、これ自体ネタですけど。
昔「反社会学講座」というウェブサイトで、社会学や社会学者のだめなところなどをおもしろおかしく書いていた人で、その後この「反社会学講座」を出版、以降「続 反社会学講座」「つっこみ力」「13歳からの反社会学」などなど、口語調を基本とした軽い文体に笑いを交えながら、実はかなり真面目な日本文化批評の本を書いています。
さて、今回のこの本についてですが、冒頭の「はじめに トリセツと結論」に、以下のように説明されています。
今回私は、「庶民文化の伝統」という漠然としたテーマで検証をはじめたのですが、いくつかのテーマに興味を惹かれて深堀するうち、伝統いう枠からもはみ出し、新書の分量も超えてしまいました。そこで本書は、教育・保育に関連したネタを中心にお届けします。
確かに教育・保育がメインという感じですが、それ以外の「伝統」に関する話も書かれています。
以下が各章のタイトルです。
第一章 保育 園と共働きは何故憎まれるのか?
第二章 こどもに優しくなかった日本人
第三章 輝け!日本の伝統
第四章 伝統、春のフェイク祭り
第五章 頭髪百年戦争 − 茶髪・長髪・パーマ
ちなみに第三章・第四章は「日本の伝統」なんて言われいてるものは案外そんなに昔からあるもんでもないよという話です。
第一章、第二章あたりは、どちらかというと以前出版された「「昔はよかった」病」のように、「昔はこんなことなかったのに…あぁ、昔はよかった」なんて言われることが、実は昔も同じように起こっていたし、行われていたんだよということが説明されています。例えば、数年前に住宅街に保育園を作ろうとしたら、近隣住民の反対運動がおこったことがありました。それに対して「むかしはそんなことはなかったのに…」というようなようなことが言われますが、実はそんなことはなく、やはり昔も同じようなことが起こっていたことを、過去の新聞や雑誌などから検証しています。
この本を読むとニュースやワイドショーの見方がちょっと変わるのではないでしょうか?
以下は最初に私が読んだパオロ氏のウェブサイトです。10年以上前のものなので、状況が変わったところもあると思いますが、今でも楽しめるのではないかと思います。本を買う前にこちらを読んでみて、おもしろいと思ったら書籍を買うのもいいかもです。
こちらもおすすめ。
今週のミスターミステイク
先週はこの「今週のミスターミステイク」をアップしませんでしたが、別にミスがなかったわけではありません。今週復活したのは、何か大きなミスをやらかしたから…というわけでもありません。が、先週も今週もミスはやっているなぁと。そんなお話です。
続きを読む「鋼の錬金術師」を観た
ニュージーランドにいるとなかなか日本映画を観る機会がありません。なので、その作品の良し悪しはともかく、日本映画があるとちょっと観てみてみたくなってしまうのです。
Netflixでも日本の作品が観られるのですが、Netflixオリジナル作品以外で観られる日本映画ってほとんどないんですよね。あ、アニメ映画はそこそこあるかな?
そんなわけで「そんなにすごく観たいということもないけど、せっかくNetflixで観られるならとりあえず観てみるか」くらいの感じで観たのがこの「鋼の錬金術師」でした。
続きを読む「SING」を観た
Sing Official Trailer #1 (2016) - Scarlett Johansson, Matthew McConaughey Movie HD
この10日間くらいで久し振りに三本ほど映画を観ました。と、言ってもストリーミングやDVDでですが。
その中で一番良かったのがこの「SING」でした。
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