羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

昨今のラグビー関係の話をいくつか

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 10月末に更新してから、気がつけば11月も後半に突入。あとひと月ちょっとで今年も終わり…って、マジですか!?

最後の更新から今までの間に、ラグビーワールドカップでは(あえてこう書かせていただきましょう)まさかのオールブラックスの準決勝敗退があり、ワールドカップ史上初の予選プールで負けた(予選プールでニュージーランドに負けた)南アフリカが優勝、44日間にわたるお祭りが終了してしまいました。(冒頭の写真はショッピングモールに設置されていたワールドカップ応援ボード。現在はサンタさんへのメッセージボードに変わっています)

日本では「ラグビーロス」なんていう言葉もできたようですが、この一、二週間は私もちょっとした抜け殻状態になっておりました。ブログネタで使えそうな話で、ラグビー以外のものもいくつかあるのですが、久しぶりに更新するにあたり、昨今のラグビー関係の話をいくつか書きたいと思います。

ワールドカップを振り返って

まぁ、ここまで盛り上がるとは思っていませんでした。そしてジャパンの躍進。まさかここまでやってくれるとは思っていませんでした。おそらく、古くからのラグビーファンになればなるほど、この結果(ジャパンの活躍、そしてワールドカップの盛り上がり)は予想できなかったことでしょう。

日本ラグビーにとってはこれからが課題。ニュースを見たところでは、年明けから始まるトップリーグのチケットの売れ行きも好調なようですが、2015年のワールドカップのあとのように、瞬間的な人気とならないように、協会側もきちんとフォローして行ってもらいたいものです(何故か上から目線)。

「序列を超えて。」藤島大

序列を超えて。 ラグビーワールドカップ全史 1987-2015 (鉄筆文庫)

序列を超えて。 ラグビーワールドカップ全史 1987-2015 (鉄筆文庫)

 

 日本に行って二日目くらいに買い、ちょこちょこと読んでいたのを最近やっと読了。

タイトルにあるように、1987年の第一回から前回の2015年大会までの間に、ラグビーライターの藤島大氏が各所に寄稿した文を集めたもの。あぁそういえばそういうこともあったなぁ…と、懐かしく思ったものもあれば、へぇそうだったのねと初めてしった話などもあり、なかなか興味深かった。

今回のワールドカップで初めてラグビーを見ましたという人が、今読んで面白いと思えるどうかはやや疑問だけれど、今まで多少なりともワールドカップを見たことがある、あるいはラグビー自体はそれなりに見てきたというような人には楽しめると思う。

最後にはこの文庫用に書き下ろされた文が載っているだけれど、その最後の一文が、

いよいよ本番だ。

で、それを読んだのがワールドカップ終了後間もなくだったのは、なんだかちょっと悲しかった…。

クルセイダーズがらみ

スーパーラグビーの開幕は来年の2月ということで、まだ2ヶ月ほど待たなくてはいけないのですが、来シーズンのメンバーについてはすでに発表がありました。

crusaders.co.nz

オールブラックスの多かったクルセイダーズ。それなりの数の主力選手が日本を始めとした外国チーム、または他のスーパーラグビーのチームへ移籍することとなりました。(まぁ、ほとんどワールドカップ終了前にわかっていたんですけどね)一方で新加入となった選手はスーパーラグビーデビューという選手がほとんど。果たしてルーキーたちがどこまで活躍するのか?楽しみだったりします。

クルセイダーズについては、来シーズンからチームロゴが変わります。まだサイトのFavicon(ブラウザのタブとかブックマークに表示される小さなアイコン)には出ていますが、剣を持った十字軍のマークがなくなります。クライストチャーチのモスクであったテロ事件後にどこからともなく巻き起こった「クルセイダーズという名前はいかがなものか」という話への対応のひとつ。個人的には行き過ぎたポリコレだと思いますけどね、これは。あまり活躍はしていなかったけど、たまにスタジアムに登場していた十字軍のマスコット(我が家ではクルセくんと呼んでいた)。今後、二度と登場することはないんだろうなぁ…。

 

ってなわけで、もうしばらくスタジアムでのラグビー観戦は待たなければいけませんが、スポーツチャンネルで放送されている、北半球のプロリーグのダイジェストでも見て「ラグビーロス」を癒やしていきたいと思います。

RWC 2019 観戦旅行 24〜29日目

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いよいよ今週末にはファイナル(決勝戦)を迎えるラグビーワールドカップ。早いものです。いいかげん観戦旅行記も終わりにせねば!というこで、最後の数日間をまとめて書いておこうと思います。あ、これは面倒だからまとめたという訳ではなく、台風の影響もあってあまり書くことがなかったりするからです。たぶん。

ーーー

24日目(10月11日)

予定を変更し、伊勢市から名古屋経由で一気に東京まで戻ることに。

朝食はホテルのバッフェ。伊勢名物の伊勢うどんもあり、食べてみることに。初体験の伊勢うどんは…うん、こういうもんなのね、悪くはないんじゃない…という感じ。言ってはなんですが、もっとちゃんとしたお店で食べたらもうちょっと違う感想をもった可能性もありますが、もう一度挑戦しなくてもいいかな(伊勢うどんファンの方、ごめんなさい。あくまで個人の感想です)。

けっこうしっかり朝食をとったこともあり、名古屋駅で駅弁(味噌カツサンドとひつまぶし寿司)を買ったものの、食べずに東京に到着。結局、これらの駅弁は晩ご飯でいただきました。

東京の実家には午後2時頃には到着。その後はうちで台風情報などを見ながらのんびり過ごしました。

この日のうちに、翌日の東海道新幹線の運休が決定。戻ってきて正解でした。

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25日目(10月12日)

台風19号が関東地方上陸となったこの日、実家のあたりは幸いにもそれほど酷く荒れた感じはありませんでした。とは言え、出かける訳にもいかず、仕方なく帰りの荷物整理やテレビなど見て過ごしました。

問題は翌日に予定されていた釜石での試合。まだこの日の時点では中止は決定していませんでした。ただ、このお昼頃キックオフのこの試合に間に合うためには、朝一の東北新幹線に乗る必要があります。ところがすでに東北新幹線は運休中。台風の進行状況をみても、明日の早朝に新幹線が走る可能性はかなり低そう。加えて東京の在来線も運休となっていて、東京駅まで行くこと自体も難しそう…。

と、いうことで、この日のうちに釜石の試合に行くことを断念、泊まる予定だったホテルや、利用予定だったライナーバスのキャンセルを行いました。ちなみに冒頭の写真は釜石の試合観戦用に作った(書いた)Tシャツです。残念。

ちなみにこの日、私は初めて災害なんとか警報(ケータイに直接届く災害関係の警報)を経験しました。いきなりケータイが鳴って、たまげたたまげた。

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26日目(10月13日)

東京は台風一過の晴天。テレビを見ると、水害が発生しているところも多く、確かに大型で強力な台風だったことを実感。また朝には釜石の試合の中止が正式に決定。予想通りとは言え、非常に残念でした。

とりあえず天気も良くなってので、ちょっと散歩がてらに旧古河庭園まで歩いて行ってみることに。ところが…

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はい。見事に休園になっていました。

どうやら釜石の試合以外は、注目されていたジャパン対スコットランドも含めやりそう、この試合は地上波での放送もある、在来線も台風の影響で乱れまくっている……と、これらの状況を勘案して、実家でテレビ観戦することに決定。試合までは時間もあるので、銭湯にいってきました。いやぁ、大きなお風呂って、本当にいいですね。

夜のスコットランド戦。

試合前のツイートです。先日のアイルランド戦を反省、この試合は絶対に勝つと信じて観戦しました。結果はご存知の通り、ジャパンは見事に勝利、初の準々決勝進出となりました。良かった、良かった。

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27日目(10月14日)

当初の予定では、盛岡から戻ってきてお昼に友人と上野で会うことになっていました。盛岡には行かなかったのですが、上野で友人と会うというのは予定通りに行えました。

ニュージーランド帰国前の最後の買い物などもちょっとだけして帰宅。最後の晩ご飯は上野駅で買って帰った駅弁でした。それにしても今回の旅行では、ずいぶん駅弁を食べました。

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28〜29日目(10月15〜16日)

いよいよ帰国日。およそ1カ月の日本滞在でしたが、過ぎてしまえばあっという間でした。

帰りはニュージーランド航空でオークランド経由でクライストチャーチまで。 夜のフライトなので飛行機の中では爆睡か?と思ったのですが、がんばって映画鑑賞。以下の三本を見ました(途中、ウトウトしてたところもありましたが…)。

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翌朝にオークランド到着。到着時刻が遅れたこともあって、国際線ターミナルでバゲッジドロップ出来なかったのですが、乗り継ぎ自体は問題なくクライストチャーチまで戻ってきました。

で、預けていたキャットホテルに愛猫のQTくん(って、人間の年齢にしたら私より年上だけど)を迎えに行って、長かった観戦旅行を終えました。

 

「四年に一度じゃない。一生に一度だ。」というコピーだった今回のRWC。いろいろな面でおそらく一生に一度の旅ができたと思います。

 

と、最後はかなり駆け足になりましたが、観戦旅行記を終了といたします。

RWC 2019 観戦旅行 23日目

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※ 既にニュージーランドに戻って1週間。ワールドカップも今週末には準決勝なのですが…。

 

台風19号の影響なのか、朝から曇り空となった23日目。

この日の昼には週末に予定されているニュージーランド対イタリアの試合開催可否が発表されるとのことで、それまでは動きが決まらないし、せっかく来てるいんだしということで、予定通りに観光することにしました。

で、昨夜決めた通り名古屋行きの電車を早めようと、伊勢市駅のみどりの窓口に立ち寄ってからバスで内宮へ。

内宮こと皇大神宮に着いたのは朝の9時過ぎくらいでしたが、早くもちらほらと参拝客が来ておりました。

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こちら内宮にもいくつものお宮様があるのですが、まずは天照大神を祀った正宮でお参り。私は初めて伊勢神宮に来たのですが、外宮も内宮も鳥居やお宮様が飾らない、こう言う言い方が正しいのかわかりませんが、そのまんまの木剥き出しで、それが逆に歴史の深さや神秘性を高めているようで、中を歩いているだけでも敬虔な気分になる場所でした。

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こちら内宮の御厩におられた神馬のなんとか号(名前は失念…)。外宮の方にも御厩は会ったのですが、行った時間が遅く勤務時間を過ぎていたようで、お馬さんは見られなかったのですが、内宮では会うことができました。ただ、参拝客のみんなに見られるのがストレスなのか、時折足を踏み鳴らしていて、あまり機嫌は良くない感じでした。

参拝終了後には、内宮に来たらここにも行かなきゃねの「おかげ横丁」へ。

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こちら、おかげ横丁入り口前にある赤福本店。伊勢と言えば赤福、赤福と言えば伊勢。やっぱり食べとかないとね。

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ご存知、赤福。別に本店だから味が違うとかいうことではないですが、ちょっとありがたみがありました。

実はおかげ横丁に来る前にはニュージーランド戦の中止が決定したのですが、まずはここまで来てるんだから観光だよね、とばかりに、お土産買ったり、メンチカツ食べたり、焼き栗買ったり、またお土産買ったりと、目一杯おかげ横丁を堪能しました。

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ちなみにおかげ横丁には「横丁猫めぐり」なる企画があって、いろいろなところに猫がいます。(どのお店にどんな猫がいるかのブローシャがあります) ただ、飲食店の店内に置かれているものも少なくなく、この猫を見るためだけにお店に入るのはどうなの?となってしまい、全部を見ることはできませんでした。

おかげ横丁観光を終え、昼食の時間。せっかく三重に来ているのだから、ここは奮発して松坂牛のすき焼きだー!と、友だちオススメのお店へ。

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タダーン。こちらが松坂牛でございます。かみさんも私もちゃんとしたすき焼きを食べたことがほとんどなく、どうやって作るの?と若干不安はあったのですが、そこはちゃんとお店の方が教えてくれました。え?味ですか?美味しくないわけないじゃないですか。

すき焼きを食べながら、今後の動きについての作戦会議。すでに試合中止が発表された以上、名古屋に留まる理由はほぼないし、台風の状況を見るに、下手に名古屋に泊まると東京に戻れない、ひいては日曜日の釜石の試合にも行けなくなる(釜石の試合も中止の可能性があったものの、この段階ではまだはっきりとはしていなかった)、ということで、明日のうちに東京まで戻ってしまおうということに。

伊勢市駅まで戻って早めた名古屋行きの電車に接続する新幹線を予約、(ホテルに戻るにはちょっと時間が早いので)ついでに明日行く予定だった鳥羽に行ってみることにしました。

天気が崩れてきたこともあって、鳥羽駅前は妙に寂しく、人もまばら。とりあえずは海の方へ行ってみようと、とぼとぼと海方面へ。

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こちら、鳥羽名所のひとつ、ミキモト真珠島。行ってないけど。

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こちら、鳥羽名所と言えばの「鳥羽水族館」近くにあったラッコ像が上についたポスト。口元がキュート。え?鳥羽水族館には行かなかったのかって?入り口までは行きましたが、時間も遅かったので入りませんでした。

そんなこんなで1時間弱ほど鳥羽駅周辺をうろうろしただけで、鳥羽観光は終了となりました。

夜は外宮参道のお店で伊勢名物の手ゴネ寿司をいただきました。

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果たして台風は本当に上陸するんだろうか、日曜日の釜石の試合、そしてプールマッチ注目の最終戦、ジャパン対スコットランドは無事開催されるのだろうか?そんな不安を抱きながら、伊勢旅行最後の夜は過ぎて行きました。

RWC 2019 観戦旅行 22日目

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この日からニュージーランド対イタリアの試合がある25日目までは観光予定日。まずは二見浦まで行って二見興玉神社を参拝、その後伊勢市に戻って外宮の参拝というスケジュールでした。

3泊4日の小旅行なのでそれなりに荷物があります。そこで、二見浦駅でコインロッカーにでも大きな荷物を入れてから観光と思っていたのですが…二見浦駅前には何にもない。思わずギャートルズの歌を口ずさんでしまうくらい何にもない。仕方なく二見興玉神社に向かう途中にある観光案内所へ行ってみることに。そこには、ひとりのおばちゃんがいらっしゃいまして、荷物について相談してみると、この観光案内所で預かってくれるとのこと。ありがたや、ありがたや。

荷物を預けて身も心も軽くなったところで、まずはお昼を食べようと、友だちに教えてもらった和食屋さんへ。そこでいただいたのがこちら。

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松坂牛のハンバーグ定食!

ふわっふわのハンバーグ、とても美味しゅうございました。

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お腹も満たされて海岸沿いの道に出ると、伊勢湾が見えてきます。空気が澄んだ朝には渥美半島の奥に富士山が見えたりするそうですが、この日は天気は良かったもののやはり昼まではそこまで見えませんでした。

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こちら、二見興玉神社にある天の岩屋。天照大神が隠れた岩屋って、ここ?と、思ったら、天の岩屋とか天の岩戸と呼ばれるところはいくつかあるらしいですね。

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こちらが有名な夫婦岩。夫婦岩って、ここ?と思ったら(以降略)。

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この神社にはカエルの像がたくさんあります。手水舎にもたくさんのカエルがいました。私はこのカエルが「仮面の忍者 赤影」に出てきたカエルの怪獣に見えて仕方ありませんでした。

よくよく思い出してみると、この頃にはすでに台風19号が発生、週末にかけて日本上陸の可能性というニュースが出ていました。そこで「どうか台風がそれて、無事にラグビーワールドカップの試合ができますように…」とお祈りしたのですが…。

 

二見浦から伊勢市に向かう電車はそれほど多くないので、電車の時間に合わせて二見観光を切り上げて伊勢市へ。

ご存知の方はご存知(というか、ほとんどの人はご存知?)の通り、伊勢神宮は大きく内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)に分かれています。伊勢市駅からは歩いて外宮への参拝に行けるので、この日はまず外宮の参拝に向かいました。

伊勢市駅に着いたには15時半くらい。まずは予約してあった駅前のホテルにチェックインしてから、早速外宮さんこと豊受大神宮参拝へ。時間が遅めだったこともあって、参拝客はそれほど多くない感じでした。

表参道から入って、まずは「せんぐう館」という資料館に向かったところ、なんと改装のため休館中…。別府タワーに続いてせっかく行ったのに入れず。とほほ…。

しかし、主目的はあくまでお参りなので、まずは豊受大神(とようけのおおみかみ)を祀った正宮へ。

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ここでも週末の試合の無事の催行をお祈りしました。

しかし私はこのとき気づいてしまったのです。今は神無月。豊受大神も出雲大社に行ってしまって、ここにはいないんじゃなかろうかと…。

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この日は夕方からスコットランド対ロシアの試合が行われていたので、ホテルに戻ってTVをつけてみると…スコットランドがロシアをいじめていました…。後半の頭くらいまで見ていたのですが、こりゃもうスコットランドの5点勝ちは決まりでしょうということで、観るのをやめてホテルの大浴場に汗を流しに行きました。

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夜のニュースやインターネットで台風の状況を確認すると、どうも週末が危なそう。しかし、この時点では試合開催についての正式発表はない状態。ただ、私たちの予定は、木曜日(明日)は内宮観光して伊勢泊、金曜日に鳥羽観光をしてから名古屋に移動して名古屋泊、土曜日の夜に豊田でニュージーランド戦を観戦、その後東京に戻って東京泊、日曜日の早朝に釜石に移動してカナダ対ナミビアを観戦、その後盛岡に移動して盛岡泊、月曜日に東京に戻る、というけっこうなハードスケジュール。試合が行われたとしても台風の影響で新幹線などが止まれば予定は間違いなく崩れてしまうのは必至。

そこで、当初金曜日に予定していた鳥羽観光を取りやめて、早めに名古屋に移動しておこうということにしました…

RWC 2019 観戦旅行 20〜21日目

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いよいよ旅行も20日目。

この日は特に試合もなく、またもや観光モード。と、いうことで、秩父の三峯神社に行ってきました。

三峯神社はパワースポットとして近年よく知られるようになってきた神社です。私はかれこれ30数年前の大学受験の前、合格が決まった後の二回参拝に行き、数年前に久し振りにお参りに行った場所でした。大学受験の際のお参りにこの神社を選んだのは、三峰神社が大神(狼)信仰のお宮様だったからです。平井和正氏の小説「ウルフガイシリーズ」を読んで、すっかり狼好きになった私は、是非この神社に行きたい!と思って、えっちらおっちら秩父の山奥までお参りに行ったのでした。

三峯神社へは、西武秩父駅から急行バスで約70分ほどで行けます。数年前に言った時はまだこの急行バスがなく、西武秩父駅から秩父線で三峰口駅まで行ってから路線バスと、けっこう面倒くさいものでした。さらに最初に行った30数年前は、(私の記憶が確かなら…)西武秩父駅から三峰口駅へ移動した後、途中までバスで移動した後、ケーブルカーで山に登るという、更に面倒な動きでした。急行バス、万歳!(と、言っても、この急行バスも1時間に一本くらいしかないので、時間を合わせていかないと、バス停で待ちぼうけになってしまうんですけど)

通勤ラッシュが本格化する少し前くらいの時間に池袋に行き、そこから西武特急「レッドアロー号」に乗って西武秩父駅へ。そこから前述の急行バスに乗り換えて三峯神社に向かいます。

三峯神社の駐車場にバスが到着。そこから階段を上がると三峰ビジターセンターがあります。そこにはこの近辺に生息する動物たちの剥製が展示されているのですが、ほとんどのものは触ることができるようになっています。参拝とは関係ないのですが、これ、けっこう楽しかったりします。

そこから少し歩くと、冒頭の写真にある「三つ柱鳥居」があります。この鳥居の両側には、狛犬ならぬ狛狼がいます。うーん、かっこいい。

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こちらが拝殿。なかなか豪華絢爛な拝殿となっています。

この拝殿の両側に見えるのが御神木。

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樹齢800年と言われる杉で、参拝に来られた皆さんが触るので下の方がてっかてかになっています。

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こちらは小さな神社がたくさん並んだ摂末社というところ。三峯神社と所縁のある全国23社の神々を祀ってあり、伊勢神宮を始め、様々な神社をここで参拝できるという、なんだかちょっとインチキっぽいところです。

そして、ここには三峯神社の創設者と言われる日本武尊(ヤマトタケル)の銅像があります。

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(やぁみんな。僕がヤマトタケル。タケちゃんって呼んでね)

今回、数年前に参拝に来た時に買ったお札を納めて新しいものを買うことと、もう一つやりたいことがありました。それはズバリ、温泉に入ること。

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この「三峯神の湯」、数年前に来た時に入りたかったのですが、その時は水不足のため閉鎖されていたのです。

今回は…ちゃんと入ることができました。ちょっとヌルっとした感じのお湯で、お肌がすべすべになりそうなお湯です。三峯神社に参拝に来られた際には是非入ってみて下さい。もう帰るのが面倒になること間違いなしです。

参拝後は参道(なんだろうなあれは)にあるお店で遅めの昼食として、秩父名物(らしい)わらじトンカツ丼と、とろろそばをいただいて帰りました。

ともかく今回はお風呂に入れて良かった…(^。^)

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21日目は夜に友人と会う約束があったので、それまで買い物などしてわりとのんびり。

夜は新橋のちょっと変わったお店で一杯。

鮮魚・焼き鳥 CIRCUS(新橋/居酒屋) - ぐるなび

入り口はどこ?と迷うような雑居ビルの中にあり、お店の内装も虎が飛び出てたり、熊の頭が飾ってあったりとかなり個性的。そんなお店ですが、料理はなかなか美味しく悪くありませんでした。

 

この時はまだ 翌日からの旅が大きく変わってしまうことを知る由もありませんでした…

RWC 2019 観戦旅行 19日目

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久し振りのスタジアム観戦となった19日目。場所は私も実家から一番近い東京スタジアム(味スタ)。ゲームはニュージーランド対ナミビア。

この日はスタジアムに向かう前に、西調布にあるギャラリーにお邪魔してきました。「ギャラリースタジオ ヤス岩井」というところで、岩井靖さんという方の作品を飾っています。これが素晴らしかった!

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こんな感じでラグビー選手の肖像画がたくさん展示されていたもですが、どれも写真と見紛うばかりの作品たち。ほかにもハワイや府中の町の絵もあるのですが、こちらも最初写真かと思ってよく見ると絵!というものでした。

この展示の「延長戦」が東京スタジアムで準々決勝の行われる10月19日に行われるそうです。ギャラリーは西調布駅からすぐ。また、ギャラリーから東京スタジアムまでも歩いてすぐ。試合に行く予定の方は、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。詳しくはギャラリーのFacebookページをご確認下さい。

 

さて、友達との待ち合わせもあり、すこし早めにギャラリーを出てスタジアムへ。早めに行ったこともあって入場もスムーズでした。

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席からの眺めはこんな感じ。かなり上の方の席だったので、階段を昇っていくのにやや難儀しましたが、全体がよく見えて良い席でした。強いて言えば場内のディスプレー(電光掲示板)の横の方だったので、正面のものしか見えず、正面のものは遠くて見えづらいというのが難点でしょうか。

試合開始前には小雨がパラついたりしましたが、席は屋根のあるとこだったので問題なし。試合開始の頃には、少し日が射したりしていました。

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ハカは後ろから…(^.^;)

試合は71-9と予想通りオールブラックスの圧勝だったのですが、前半ナミビアが頑張り、一時10-9と一点差になった時などもあり、得点差の割には楽しめた試合でした。

開幕戦のジャパン対ロシアの後、かなり帰りに時間がかかったような話も聞いていたので、帰るのは大変かなぁと思っていましたが、西調布方面に出たのが良かったのか、拍子抜けするくらいスムーズ。試合終了後に友達と千歳烏山駅で待ち合わせていたのですが、順調に行き過ぎて駅で待つ羽目となりました。

昼の試合だったからかもしれませんが、今後東京スタジアムに観に行く方は、最寄り駅の飛田給駅を使うより、西調布駅を使う方がいいかもしれませんよ。

RWC 2019 観戦旅行 16〜18日目

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16日目は完全移動日。”白いソニック”で大分から小倉へ移動、小倉で新幹線”さくら”に乗り換えて新大阪まで。続いて新幹線”ひかり”で東京までと、一日中電車乗りまくり状態。そんなわけで、特に何をするでもなく、車内で食べてウトウト、食べてウトウトと、土に埋められて食事を流し込まれるフォアグラ用のガチョウのようになっていました。(と、書いてしまいましたが、実際のフォアグラ用ガチョウは土には埋めたりしてないそうです。興味がある人は自分で調べてみてね)

で、実際に電車の中で何を食べていたかというと、まず朝食。

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かしわ飯のおにぎりと鳥の唐揚げ2種。写真は二人分ですので。

大分と言ったら鳥でしょうということで、駅に入っていたスーパーでおにぎりを、その近くにあった唐揚げ専門店で塩味と九州醤油味の唐揚げを買って食べました。普通に美味しかったです。

次にちょっとおやつ。

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栗ひよこ。期間限定商品だそうで、栗好きのかみさんが「これは外せない」と購入。栗がゴロッと入っているわけではなく、細かい栗の入った栗風味の餡が入ったひよこでした。

そして少し遅めのお昼に食べたのがこの弁当。

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辛子めんたいと博多地鶏めし。

こう並べてみると、一日中鳥ばかり食べてたなぁ…

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17日目は私の父の墓参りで都立多磨霊園へ。

西武多摩川線の多磨駅が最寄り駅。西武多摩川線は中央線の武蔵境駅から出ており、実家の王子からだと、王子ー(京浜東北線)ー田端ー(山手線)ー新宿ー(中央線)ー武蔵境ー(西武多摩川線)ー多磨というのが(駅すぱーとで調べたところ)最短ルートでした。いちおうメモはしていたのですが、新宿に着いた際、「新宿…西武線…と言えば西武新宿線」と誤った連想ゲームの結果、一度改札を出て西武新宿駅方面に行ってしまうというポカをしてしまいました。(西武新宿駅の手前でハッと気付いて良かった…)

この日はやたらと天気がよく、汗をカキカキお墓を探し、お線香だけあげて帰ってきたのですが、10月だというのにしっかり蚊に食われてきました。

夜は宿泊中の実家に、仕事帰りの兄が来て一緒に地上波で放送していた南アフリカ対イタリアをチラチラ見ながら、一杯飲みながら食事。試合は南アフリカの圧勝(49-3)。

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18日目。

午前中から3年前に亡くなった友人宅にお伺いしてお線香をあげさせてもらいました。なんやかんやでお昼までご馳走になってしまいました。ありがとうございました。

その後、高校の同級生を訪ねて京橋のギャラリーへ。ちなみにその友人はこの人です。

日本画家 笹本正明 公式ウェブサイト Nihonga -Japanese style painting- Masaaki Sasamoto Official Website

簡単に挨拶だけ済ませ、その足で有楽町のファンゾーンへ。

この日はジャパン対サモア戦の日。さらに土曜日ということもあり、ファンゾーンもかなり混雑するだろう思い、ジャパン戦の前のイングランド対アルゼンチンから見ようと早めにに向かったのですが、既にスクリーンの前のイス席は満員。なんとかかんとかイス席の後ろでスクリーンが見える場所を確保(立ち見ですが…)。そこで、(イングランド戦の前に行われていた)オーストラリア対ウルグアイの最後10分くらい、イングランド対アルゼンチン、ジャパン対サモアの2試合+αを、脚の痛みに耐えながら観戦しました。

イングランド対アルゼンチンは、アルゼンチンを応援していたのですが、開始17分でアルゼンチンの選手が危険なプレーでいきなりのレッドカード。この影響もあって終始イングランドのペースで試合が進み、最終スコアは39-10でイングランド。

続いてのジャパン対サモア。予想以上のサモアの出来にやや苦戦となったジャパンですが、試合終了間際に4本目のトライをとって、満額回答の勝ち点5を獲得。ファンゾーンも大盛り上がりとなりました。

日程的にこれが有楽町ファンゾーンでの最後の観戦となりましたが、ひとつ気になってことが。

ここには大きなスクリーンが3つ、(入り口から見ると)逆V字型に設置されており、各々のスクリーンの前にイス席が柵に囲われて設置されています。左右のスクリーンのイス席の後ろには小さな丸テーブルが置かれていて、立ち飲みができるようになっています。

イス席に入れなかった人たちは、後ろや横の柵に沿って立ち見となるのですが、ともかく観客が多いと柵の後ろにひとがきができてしまい、後ろの方は(おそらく)人の頭の間からかろうじて見えるくらいになっています。せっかく立ち飲みゾーンを作っていても、そこで飲みながら観戦ということが(人が多いと)出来ないのが実情です。

大スクリーンは3つで良いので、小さなモニターを数カ所、立ち飲みゾーンを中心に設置すれば、大スクリーンとモニターに見る人が分散されて、もう少し快適に見られると思うのですが。

何だかんだ言っても、そんなに人は来ないだろうと思っていたら、ジャパンの活躍で予想以上に人が集まって…ということなのかもしれませんが、今後の準々決勝、準決勝、決勝を迎えるにあたり、もう少しなんとかした方がいいんじゃないかと老婆心ながら思った次第です。