羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

RWC 2019 観戦旅行 14日目

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福岡で一泊した翌日、14日目は別府へ移動。温泉でゆったりという日程。福岡から別府までは「ゆふいんの森」という特急列車で移動しました。

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この「ゆふいんの森」号、知る人ぞ知る観光特急列車だそうで、木を基調としたちょっとレトロな感じの車内がいい感じの列車でした。

特急 ゆふいんの森 | JR九州の列車たち ~JR九州 観光列車【D&S列車】・新幹線~

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列車の中ではこの車内だけでしか販売されていないお弁当などもあるということで、それを食べるのもいいねなんて言っていたのですが、朝、福岡駅を出る前に買ったパン(これがまた美味しかった)を先に食べてしまったら、あまりお腹が空かなくなってしまい、そうこうしているうちに「お弁当は全て売り切れました」という車内アナウンスが。もし、今後この列車に乗る予定があり、車内でお弁当!と思っている方がいらっしゃるのなら、早めに購入されるのをオススメします。

 

終点の別府駅に到着したのはあと少しで午後2時という頃。別府といえばオールブラックスがキャンプをしていたし、隣の大分で試合もある(それを観に来たんですからね)ということで、それなりに盛り上がっているのか?と思っていたところ…こんなもんが駅前にありました。

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この方、油屋熊八さんという方で、別府温泉の観光開発に尽力された方だそうです。

で、その方をラグビー仕様にしてしまうという力の入れよう。右に方に小さく写っているのは小鬼だそうですが、こいつまでジャージ着てやがる!翌日(10月2日)に大分駅で見つけたニッカンスポーツのワールドカップ広告版には、「熊八さんが、ラインアウト!?」と書かれていましたが、私にはどちらかというとキックをチャージしに行っているように見えましたけどね。

昨日は夜に観たい試合(スコットランド対サモア)がありましたが、今日は試合なしの完全休養日(誰の?)。じゃぁ、せっかくなので別府観光をしようと、「地獄めぐり」をすることに。

ここ別府の鉄輪・亀川のあたりは昔から噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたそうで、近寄ることができない、忌み嫌われた土地といことで「地獄」と言われるようになったそうです。この地域の7つの「地獄」を回るのが「地獄めぐり」で、別府温泉のもっともポピュラーな観光アクティビティーのひとつです。

宿泊する宿で聞いてみたところ、「坊主地獄」というところまでは歩いて15分ほど、龍巻と血の池のふたつ以外は歩いて回れるということだったので、行ってみることにしました。

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言われた通り歩くこということ約15分、最初の地獄「坊主地獄」に到着。

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下調べによれば、地獄めぐりの各地獄に入れる「共通券」なるものがあるとのことだったのですが、ここにそれはなく、それでもせっかく来たんだしということでお一人様400円払って入場。

「坊主地獄」って何?と思ったら、要は泥のところから湧き上がる温泉で、沸騰した空気の泡が泥の表面に上がったところがお坊さんの頭に似ていることからつけられたそうな。私たちからすると、あぁ、ロトルアで見られる奴ねという感じ。

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昔添乗員をしていた頃に何度か別府を訪れたことがあるかみさんも「ここは来たことがない」と。実際、やや時間が遅め(15時を過ぎていた)だったのもありますが、ほかに来ているお客さんはゼロ。「ちょっと他と離れてるし、地味だからじゃない?」なんて言っていたのですが…

 

「坊主地獄」を出て5分も歩くと「海地獄」に到着。さっきと打って変わってそこそこの数の観光客がいます。例の共通券も売っています。どうせなら全部回ってみようということで共通券を購入(通常価格はお一人様2000円のところ、持っていた地図に割引券がついていたのでお一人様1800円でした)。

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はい。こちらが海地獄。見ての通り、海のように青いから。

次のところは…と共通券と一緒に貰った地図を見ると、…「鬼石坊主地獄」…?あれ?さっきのと違うの?

とりあえず行ってみると、こんな感じ。

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さっきのと一緒やん!で、もう一度貰った地図を見ると、さっきの「坊主地獄」は載ってないやん!

この「地獄めぐり」は別府地獄組合という、ちょっとおどろおどろしい名前の団体がやっているのですが、おそらくさっきの「坊主地獄」はこの組合に入っておらず、自分のところだけでやっているのでしょう。だから共通券も売ってなかったし、あんまり人もいなかったのではないかと。そりゃ、ツアーなんかでは行かないよねと、改めて納得。

それはそれとして、続けて近場の地獄を回ります。

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こちらが「かまど地獄」(の鬼の像)。かまど地獄は、いくつかの温泉が湧き出ているのですが、写真は撮らなかったので鬼の写真で。ちなみに昔ここでお祭りに際に御供飯を炊いたからだそうです。はい次!

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湯気でほとんど何も見えていないここが「鬼山地獄」。鬼山という地名が由来とのこと。日本で初めて温泉の熱を利用してワニの飼育を始めたそうで、ワニがいっぱいいます。でも、今回は時間がなかったのでワニは見ませんでした。次!

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「白池地獄」。白っぽいから…でしょ?ここでは熱帯魚の飼育をしているそうですが、時間がなかったのでやはり見ませんでした。

残すところは「血の池地獄」と「龍巻地獄」なのですが、ここは白池地獄から約3kmほど離れており、徒歩での移動は難しい。で、バスで行こうとしたところ、次に来るバスで移動しても閉園時間になってしまうことが判明。ここまで来て二つだけ見られないとういうのも悔しいので、観光案内所でタクシーを呼んでもらい、タクシーでGO!(そこまでして見なきゃならないのか?という話は置いといて)

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「龍巻地獄」。間欠泉で休止時間が短いのが特徴とのこと。タクシーで到着後、入り口のおばさんに聞いたところ「もうすぐ出るよ」とのことだったので先に見学。かみさん曰く「絶対、売店のおばちゃんがボタンを押して(噴き出させてい)る」とのこと。真偽は不明(笑)。

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「血の池地獄」。見ての通りです。

と、いうことでなんとか7つ(+偽物?ひとつ)を回り切ることができました。

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この日の夕食は旅館でいただきました。

久し振りに旅館での夕食などいただきましたが、美味しかったぁ。

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こちら「関鯵の姿造り」。「美味しく食べてね」という鯵ちゃんの視線はボカシを入れました。鯵の刺身って、こんなに美味しかったのね。

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「豊後牛のステーキ 地獄蒸し野菜添え」。何やら物騒な名前ですが、この地獄蒸しのお野菜に負けず劣らず美味しかったです。

 

ってな感じで、明日の試合に向けて英気を養った一日でした。