羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

RWC 2019 観戦旅行 23日目

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※ 既にニュージーランドに戻って1週間。ワールドカップも今週末には準決勝なのですが…。

 

台風19号の影響なのか、朝から曇り空となった23日目。

この日の昼には週末に予定されているニュージーランド対イタリアの試合開催可否が発表されるとのことで、それまでは動きが決まらないし、せっかく来てるいんだしということで、予定通りに観光することにしました。

で、昨夜決めた通り名古屋行きの電車を早めようと、伊勢市駅のみどりの窓口に立ち寄ってからバスで内宮へ。

内宮こと皇大神宮に着いたのは朝の9時過ぎくらいでしたが、早くもちらほらと参拝客が来ておりました。

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こちら内宮にもいくつものお宮様があるのですが、まずは天照大神を祀った正宮でお参り。私は初めて伊勢神宮に来たのですが、外宮も内宮も鳥居やお宮様が飾らない、こう言う言い方が正しいのかわかりませんが、そのまんまの木剥き出しで、それが逆に歴史の深さや神秘性を高めているようで、中を歩いているだけでも敬虔な気分になる場所でした。

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こちら内宮の御厩におられた神馬のなんとか号(名前は失念…)。外宮の方にも御厩は会ったのですが、行った時間が遅く勤務時間を過ぎていたようで、お馬さんは見られなかったのですが、内宮では会うことができました。ただ、参拝客のみんなに見られるのがストレスなのか、時折足を踏み鳴らしていて、あまり機嫌は良くない感じでした。

参拝終了後には、内宮に来たらここにも行かなきゃねの「おかげ横丁」へ。

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こちら、おかげ横丁入り口前にある赤福本店。伊勢と言えば赤福、赤福と言えば伊勢。やっぱり食べとかないとね。

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ご存知、赤福。別に本店だから味が違うとかいうことではないですが、ちょっとありがたみがありました。

実はおかげ横丁に来る前にはニュージーランド戦の中止が決定したのですが、まずはここまで来てるんだから観光だよね、とばかりに、お土産買ったり、メンチカツ食べたり、焼き栗買ったり、またお土産買ったりと、目一杯おかげ横丁を堪能しました。

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ちなみにおかげ横丁には「横丁猫めぐり」なる企画があって、いろいろなところに猫がいます。(どのお店にどんな猫がいるかのブローシャがあります) ただ、飲食店の店内に置かれているものも少なくなく、この猫を見るためだけにお店に入るのはどうなの?となってしまい、全部を見ることはできませんでした。

おかげ横丁観光を終え、昼食の時間。せっかく三重に来ているのだから、ここは奮発して松坂牛のすき焼きだー!と、友だちオススメのお店へ。

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タダーン。こちらが松坂牛でございます。かみさんも私もちゃんとしたすき焼きを食べたことがほとんどなく、どうやって作るの?と若干不安はあったのですが、そこはちゃんとお店の方が教えてくれました。え?味ですか?美味しくないわけないじゃないですか。

すき焼きを食べながら、今後の動きについての作戦会議。すでに試合中止が発表された以上、名古屋に留まる理由はほぼないし、台風の状況を見るに、下手に名古屋に泊まると東京に戻れない、ひいては日曜日の釜石の試合にも行けなくなる(釜石の試合も中止の可能性があったものの、この段階ではまだはっきりとはしていなかった)、ということで、明日のうちに東京まで戻ってしまおうということに。

伊勢市駅まで戻って早めた名古屋行きの電車に接続する新幹線を予約、(ホテルに戻るにはちょっと時間が早いので)ついでに明日行く予定だった鳥羽に行ってみることにしました。

天気が崩れてきたこともあって、鳥羽駅前は妙に寂しく、人もまばら。とりあえずは海の方へ行ってみようと、とぼとぼと海方面へ。

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こちら、鳥羽名所のひとつ、ミキモト真珠島。行ってないけど。

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こちら、鳥羽名所と言えばの「鳥羽水族館」近くにあったラッコ像が上についたポスト。口元がキュート。え?鳥羽水族館には行かなかったのかって?入り口までは行きましたが、時間も遅かったので入りませんでした。

そんなこんなで1時間弱ほど鳥羽駅周辺をうろうろしただけで、鳥羽観光は終了となりました。

夜は外宮参道のお店で伊勢名物の手ゴネ寿司をいただきました。

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果たして台風は本当に上陸するんだろうか、日曜日の釜石の試合、そしてプールマッチ注目の最終戦、ジャパン対スコットランドは無事開催されるのだろうか?そんな不安を抱きながら、伊勢旅行最後の夜は過ぎて行きました。

RWC 2019 観戦旅行 22日目

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この日からニュージーランド対イタリアの試合がある25日目までは観光予定日。まずは二見浦まで行って二見興玉神社を参拝、その後伊勢市に戻って外宮の参拝というスケジュールでした。

3泊4日の小旅行なのでそれなりに荷物があります。そこで、二見浦駅でコインロッカーにでも大きな荷物を入れてから観光と思っていたのですが…二見浦駅前には何にもない。思わずギャートルズの歌を口ずさんでしまうくらい何にもない。仕方なく二見興玉神社に向かう途中にある観光案内所へ行ってみることに。そこには、ひとりのおばちゃんがいらっしゃいまして、荷物について相談してみると、この観光案内所で預かってくれるとのこと。ありがたや、ありがたや。

荷物を預けて身も心も軽くなったところで、まずはお昼を食べようと、友だちに教えてもらった和食屋さんへ。そこでいただいたのがこちら。

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松坂牛のハンバーグ定食!

ふわっふわのハンバーグ、とても美味しゅうございました。

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お腹も満たされて海岸沿いの道に出ると、伊勢湾が見えてきます。空気が澄んだ朝には渥美半島の奥に富士山が見えたりするそうですが、この日は天気は良かったもののやはり昼まではそこまで見えませんでした。

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こちら、二見興玉神社にある天の岩屋。天照大神が隠れた岩屋って、ここ?と、思ったら、天の岩屋とか天の岩戸と呼ばれるところはいくつかあるらしいですね。

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こちらが有名な夫婦岩。夫婦岩って、ここ?と思ったら(以降略)。

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この神社にはカエルの像がたくさんあります。手水舎にもたくさんのカエルがいました。私はこのカエルが「仮面の忍者 赤影」に出てきたカエルの怪獣に見えて仕方ありませんでした。

よくよく思い出してみると、この頃にはすでに台風19号が発生、週末にかけて日本上陸の可能性というニュースが出ていました。そこで「どうか台風がそれて、無事にラグビーワールドカップの試合ができますように…」とお祈りしたのですが…。

 

二見浦から伊勢市に向かう電車はそれほど多くないので、電車の時間に合わせて二見観光を切り上げて伊勢市へ。

ご存知の方はご存知(というか、ほとんどの人はご存知?)の通り、伊勢神宮は大きく内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)に分かれています。伊勢市駅からは歩いて外宮への参拝に行けるので、この日はまず外宮の参拝に向かいました。

伊勢市駅に着いたには15時半くらい。まずは予約してあった駅前のホテルにチェックインしてから、早速外宮さんこと豊受大神宮参拝へ。時間が遅めだったこともあって、参拝客はそれほど多くない感じでした。

表参道から入って、まずは「せんぐう館」という資料館に向かったところ、なんと改装のため休館中…。別府タワーに続いてせっかく行ったのに入れず。とほほ…。

しかし、主目的はあくまでお参りなので、まずは豊受大神(とようけのおおみかみ)を祀った正宮へ。

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ここでも週末の試合の無事の催行をお祈りしました。

しかし私はこのとき気づいてしまったのです。今は神無月。豊受大神も出雲大社に行ってしまって、ここにはいないんじゃなかろうかと…。

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この日は夕方からスコットランド対ロシアの試合が行われていたので、ホテルに戻ってTVをつけてみると…スコットランドがロシアをいじめていました…。後半の頭くらいまで見ていたのですが、こりゃもうスコットランドの5点勝ちは決まりでしょうということで、観るのをやめてホテルの大浴場に汗を流しに行きました。

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夜のニュースやインターネットで台風の状況を確認すると、どうも週末が危なそう。しかし、この時点では試合開催についての正式発表はない状態。ただ、私たちの予定は、木曜日(明日)は内宮観光して伊勢泊、金曜日に鳥羽観光をしてから名古屋に移動して名古屋泊、土曜日の夜に豊田でニュージーランド戦を観戦、その後東京に戻って東京泊、日曜日の早朝に釜石に移動してカナダ対ナミビアを観戦、その後盛岡に移動して盛岡泊、月曜日に東京に戻る、というけっこうなハードスケジュール。試合が行われたとしても台風の影響で新幹線などが止まれば予定は間違いなく崩れてしまうのは必至。

そこで、当初金曜日に予定していた鳥羽観光を取りやめて、早めに名古屋に移動しておこうということにしました…

RWC 2019 観戦旅行 20〜21日目

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いよいよ旅行も20日目。

この日は特に試合もなく、またもや観光モード。と、いうことで、秩父の三峯神社に行ってきました。

三峯神社はパワースポットとして近年よく知られるようになってきた神社です。私はかれこれ30数年前の大学受験の前、合格が決まった後の二回参拝に行き、数年前に久し振りにお参りに行った場所でした。大学受験の際のお参りにこの神社を選んだのは、三峰神社が大神(狼)信仰のお宮様だったからです。平井和正氏の小説「ウルフガイシリーズ」を読んで、すっかり狼好きになった私は、是非この神社に行きたい!と思って、えっちらおっちら秩父の山奥までお参りに行ったのでした。

三峯神社へは、西武秩父駅から急行バスで約70分ほどで行けます。数年前に言った時はまだこの急行バスがなく、西武秩父駅から秩父線で三峰口駅まで行ってから路線バスと、けっこう面倒くさいものでした。さらに最初に行った30数年前は、(私の記憶が確かなら…)西武秩父駅から三峰口駅へ移動した後、途中までバスで移動した後、ケーブルカーで山に登るという、更に面倒な動きでした。急行バス、万歳!(と、言っても、この急行バスも1時間に一本くらいしかないので、時間を合わせていかないと、バス停で待ちぼうけになってしまうんですけど)

通勤ラッシュが本格化する少し前くらいの時間に池袋に行き、そこから西武特急「レッドアロー号」に乗って西武秩父駅へ。そこから前述の急行バスに乗り換えて三峯神社に向かいます。

三峯神社の駐車場にバスが到着。そこから階段を上がると三峰ビジターセンターがあります。そこにはこの近辺に生息する動物たちの剥製が展示されているのですが、ほとんどのものは触ることができるようになっています。参拝とは関係ないのですが、これ、けっこう楽しかったりします。

そこから少し歩くと、冒頭の写真にある「三つ柱鳥居」があります。この鳥居の両側には、狛犬ならぬ狛狼がいます。うーん、かっこいい。

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こちらが拝殿。なかなか豪華絢爛な拝殿となっています。

この拝殿の両側に見えるのが御神木。

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樹齢800年と言われる杉で、参拝に来られた皆さんが触るので下の方がてっかてかになっています。

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こちらは小さな神社がたくさん並んだ摂末社というところ。三峯神社と所縁のある全国23社の神々を祀ってあり、伊勢神宮を始め、様々な神社をここで参拝できるという、なんだかちょっとインチキっぽいところです。

そして、ここには三峯神社の創設者と言われる日本武尊(ヤマトタケル)の銅像があります。

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(やぁみんな。僕がヤマトタケル。タケちゃんって呼んでね)

今回、数年前に参拝に来た時に買ったお札を納めて新しいものを買うことと、もう一つやりたいことがありました。それはズバリ、温泉に入ること。

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この「三峯神の湯」、数年前に来た時に入りたかったのですが、その時は水不足のため閉鎖されていたのです。

今回は…ちゃんと入ることができました。ちょっとヌルっとした感じのお湯で、お肌がすべすべになりそうなお湯です。三峯神社に参拝に来られた際には是非入ってみて下さい。もう帰るのが面倒になること間違いなしです。

参拝後は参道(なんだろうなあれは)にあるお店で遅めの昼食として、秩父名物(らしい)わらじトンカツ丼と、とろろそばをいただいて帰りました。

ともかく今回はお風呂に入れて良かった…(^。^)

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21日目は夜に友人と会う約束があったので、それまで買い物などしてわりとのんびり。

夜は新橋のちょっと変わったお店で一杯。

鮮魚・焼き鳥 CIRCUS(新橋/居酒屋) - ぐるなび

入り口はどこ?と迷うような雑居ビルの中にあり、お店の内装も虎が飛び出てたり、熊の頭が飾ってあったりとかなり個性的。そんなお店ですが、料理はなかなか美味しく悪くありませんでした。

 

この時はまだ 翌日からの旅が大きく変わってしまうことを知る由もありませんでした…

RWC 2019 観戦旅行 19日目

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久し振りのスタジアム観戦となった19日目。場所は私も実家から一番近い東京スタジアム(味スタ)。ゲームはニュージーランド対ナミビア。

この日はスタジアムに向かう前に、西調布にあるギャラリーにお邪魔してきました。「ギャラリースタジオ ヤス岩井」というところで、岩井靖さんという方の作品を飾っています。これが素晴らしかった!

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こんな感じでラグビー選手の肖像画がたくさん展示されていたもですが、どれも写真と見紛うばかりの作品たち。ほかにもハワイや府中の町の絵もあるのですが、こちらも最初写真かと思ってよく見ると絵!というものでした。

この展示の「延長戦」が東京スタジアムで準々決勝の行われる10月19日に行われるそうです。ギャラリーは西調布駅からすぐ。また、ギャラリーから東京スタジアムまでも歩いてすぐ。試合に行く予定の方は、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。詳しくはギャラリーのFacebookページをご確認下さい。

 

さて、友達との待ち合わせもあり、すこし早めにギャラリーを出てスタジアムへ。早めに行ったこともあって入場もスムーズでした。

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席からの眺めはこんな感じ。かなり上の方の席だったので、階段を昇っていくのにやや難儀しましたが、全体がよく見えて良い席でした。強いて言えば場内のディスプレー(電光掲示板)の横の方だったので、正面のものしか見えず、正面のものは遠くて見えづらいというのが難点でしょうか。

試合開始前には小雨がパラついたりしましたが、席は屋根のあるとこだったので問題なし。試合開始の頃には、少し日が射したりしていました。

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ハカは後ろから…(^.^;)

試合は71-9と予想通りオールブラックスの圧勝だったのですが、前半ナミビアが頑張り、一時10-9と一点差になった時などもあり、得点差の割には楽しめた試合でした。

開幕戦のジャパン対ロシアの後、かなり帰りに時間がかかったような話も聞いていたので、帰るのは大変かなぁと思っていましたが、西調布方面に出たのが良かったのか、拍子抜けするくらいスムーズ。試合終了後に友達と千歳烏山駅で待ち合わせていたのですが、順調に行き過ぎて駅で待つ羽目となりました。

昼の試合だったからかもしれませんが、今後東京スタジアムに観に行く方は、最寄り駅の飛田給駅を使うより、西調布駅を使う方がいいかもしれませんよ。

RWC 2019 観戦旅行 16〜18日目

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16日目は完全移動日。”白いソニック”で大分から小倉へ移動、小倉で新幹線”さくら”に乗り換えて新大阪まで。続いて新幹線”ひかり”で東京までと、一日中電車乗りまくり状態。そんなわけで、特に何をするでもなく、車内で食べてウトウト、食べてウトウトと、土に埋められて食事を流し込まれるフォアグラ用のガチョウのようになっていました。(と、書いてしまいましたが、実際のフォアグラ用ガチョウは土には埋めたりしてないそうです。興味がある人は自分で調べてみてね)

で、実際に電車の中で何を食べていたかというと、まず朝食。

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かしわ飯のおにぎりと鳥の唐揚げ2種。写真は二人分ですので。

大分と言ったら鳥でしょうということで、駅に入っていたスーパーでおにぎりを、その近くにあった唐揚げ専門店で塩味と九州醤油味の唐揚げを買って食べました。普通に美味しかったです。

次にちょっとおやつ。

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栗ひよこ。期間限定商品だそうで、栗好きのかみさんが「これは外せない」と購入。栗がゴロッと入っているわけではなく、細かい栗の入った栗風味の餡が入ったひよこでした。

そして少し遅めのお昼に食べたのがこの弁当。

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辛子めんたいと博多地鶏めし。

こう並べてみると、一日中鳥ばかり食べてたなぁ…

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17日目は私の父の墓参りで都立多磨霊園へ。

西武多摩川線の多磨駅が最寄り駅。西武多摩川線は中央線の武蔵境駅から出ており、実家の王子からだと、王子ー(京浜東北線)ー田端ー(山手線)ー新宿ー(中央線)ー武蔵境ー(西武多摩川線)ー多磨というのが(駅すぱーとで調べたところ)最短ルートでした。いちおうメモはしていたのですが、新宿に着いた際、「新宿…西武線…と言えば西武新宿線」と誤った連想ゲームの結果、一度改札を出て西武新宿駅方面に行ってしまうというポカをしてしまいました。(西武新宿駅の手前でハッと気付いて良かった…)

この日はやたらと天気がよく、汗をカキカキお墓を探し、お線香だけあげて帰ってきたのですが、10月だというのにしっかり蚊に食われてきました。

夜は宿泊中の実家に、仕事帰りの兄が来て一緒に地上波で放送していた南アフリカ対イタリアをチラチラ見ながら、一杯飲みながら食事。試合は南アフリカの圧勝(49-3)。

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18日目。

午前中から3年前に亡くなった友人宅にお伺いしてお線香をあげさせてもらいました。なんやかんやでお昼までご馳走になってしまいました。ありがとうございました。

その後、高校の同級生を訪ねて京橋のギャラリーへ。ちなみにその友人はこの人です。

日本画家 笹本正明 公式ウェブサイト Nihonga -Japanese style painting- Masaaki Sasamoto Official Website

簡単に挨拶だけ済ませ、その足で有楽町のファンゾーンへ。

この日はジャパン対サモア戦の日。さらに土曜日ということもあり、ファンゾーンもかなり混雑するだろう思い、ジャパン戦の前のイングランド対アルゼンチンから見ようと早めにに向かったのですが、既にスクリーンの前のイス席は満員。なんとかかんとかイス席の後ろでスクリーンが見える場所を確保(立ち見ですが…)。そこで、(イングランド戦の前に行われていた)オーストラリア対ウルグアイの最後10分くらい、イングランド対アルゼンチン、ジャパン対サモアの2試合+αを、脚の痛みに耐えながら観戦しました。

イングランド対アルゼンチンは、アルゼンチンを応援していたのですが、開始17分でアルゼンチンの選手が危険なプレーでいきなりのレッドカード。この影響もあって終始イングランドのペースで試合が進み、最終スコアは39-10でイングランド。

続いてのジャパン対サモア。予想以上のサモアの出来にやや苦戦となったジャパンですが、試合終了間際に4本目のトライをとって、満額回答の勝ち点5を獲得。ファンゾーンも大盛り上がりとなりました。

日程的にこれが有楽町ファンゾーンでの最後の観戦となりましたが、ひとつ気になってことが。

ここには大きなスクリーンが3つ、(入り口から見ると)逆V字型に設置されており、各々のスクリーンの前にイス席が柵に囲われて設置されています。左右のスクリーンのイス席の後ろには小さな丸テーブルが置かれていて、立ち飲みができるようになっています。

イス席に入れなかった人たちは、後ろや横の柵に沿って立ち見となるのですが、ともかく観客が多いと柵の後ろにひとがきができてしまい、後ろの方は(おそらく)人の頭の間からかろうじて見えるくらいになっています。せっかく立ち飲みゾーンを作っていても、そこで飲みながら観戦ということが(人が多いと)出来ないのが実情です。

大スクリーンは3つで良いので、小さなモニターを数カ所、立ち飲みゾーンを中心に設置すれば、大スクリーンとモニターに見る人が分散されて、もう少し快適に見られると思うのですが。

何だかんだ言っても、そんなに人は来ないだろうと思っていたら、ジャパンの活躍で予想以上に人が集まって…ということなのかもしれませんが、今後の準々決勝、準決勝、決勝を迎えるにあたり、もう少しなんとかした方がいいんじゃないかと老婆心ながら思った次第です。

 

RWC 2019 観戦旅行 15日目

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15日目の今日は大分でのニュージーランド対カナダ観戦日。とは言え、試合は夜なので、朝は割とゆったり。贅沢に朝風呂と朝食をいただいてから別府駅へ。と、今日のゲーム観戦のために東京と名古屋から駆けつけた友達からメッセージが。「駅にエビちゃんいます!」。そして送られてきたのが次の写真。

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おぉ!エビ(AB=All Blacks)の面々。試合当日の朝になに余裕ぶっこいてんねん!

かみさんと私が駅に到着したときにも、まだ写真手前側に座っていた4人は、何やらだべっておりました。そんなんで大丈夫なのか?オールブラックス?

 

大分移動の前に折角なのでもう少しだけ別府観光をと思い、行ってみました別府タワー。

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天気も良いし、これはなかなかの眺めが期待できそう…と思ったら、なんと休業日。RWCで人が多くなっているこんな日に休業日なんて、大丈夫なのか?別府タワー?

仕方がないので、早めに大分に移動しますか…と、言うことで、在来線で大分へ。

宿泊予定の駅前のホテルに荷物を預けて、まずはランチでも食うべ、と商店街を散策。見つけたお店でいただいたのがこちら。

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大分名物とり天定食。衣サクサクのとり天、美味しゅうございました。

 

まだまだ時間があるということで、大分散策をしましたが、大分はかなりRWCに力を入れいる感がひしひしと伝わってきました。駅前のポスターなどは言うに及ばず、例えば、

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こんなのが商店街に飾らせていたり、

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シャッターにもこんな絵が描かれいたり、

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こんなファンゾーンも作られていたり。やるなぁ大分!

その気合いの入れようは運営にも現れていて、大分駅前からスタジアムまでの送迎バスを無料で提供(ちなみに別府からも直接スタジアムまで行く無料送迎バスも出ていました)。当然これをたくさんの人が利用することになり、駅前には長蛇の列が!しかし、市内全域、いや大分県内全域から集めたのか?というくらいの観光バスが次々とお客さんを乗せて出発。途中警察も出動して交通整理にあたった効果もあって、確かに時間はそこそこかかったものの、順調にスタジアムへ移動できました。やるな、大分!

 

大分スタジアムでの私たちの席からの眺めはこんな感じ。

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一番上のスタンドで、全体の眺め自体は悪くはないのですが、写真にある通り手すりが視界に入ってしまうのがちと残念。私たちは前から三番目の列だったのですが、前二列は更に手すりが邪魔になる為か、使っていませんでした。頑張れ、大分!

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試合の方は予想通りニュージーランドの圧勝。9トライの猛攻で63-0と力の違いを見せつけたものとなりました。やるな、オールブラックス!

この日は非常に湿度が高く、夕方から雨も降りだす生憎の天気。スタジアムは屋根付き(密閉型のドームではなく、屋根とスタジアムの間が開いている構造)なので、直接雨の影響はないはずですが、湿度の影響かボールをポロポロ落とすシーンが多かったのが少々残念ではありました。

試合終了後、帰りのバスもこれまた長蛇の列で、バスに乗るまでに結構な時間がかかってしまいましたが、バス軍団の活躍(?)もあり、人数の割にはスムーズだったのではないでしょうか。私たちは大分泊だったので問題ありませんでしたが、電車の予約をしている場合はかなり余裕をみて退場しないと大変です。今後、大分の試合を観に行かれる方はお気をつけ下さい。

 

(余談)

ホテル到着は23時を少し回った頃だったのですが、通常23時までの無料夜鳴きそば(実際にはラーメン)をいただくこともできました。ありがとう、ドーミーイン大分!

RWC 2019 観戦旅行 14日目

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福岡で一泊した翌日、14日目は別府へ移動。温泉でゆったりという日程。福岡から別府までは「ゆふいんの森」という特急列車で移動しました。

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この「ゆふいんの森」号、知る人ぞ知る観光特急列車だそうで、木を基調としたちょっとレトロな感じの車内がいい感じの列車でした。

特急 ゆふいんの森 | JR九州の列車たち ~JR九州 観光列車【D&S列車】・新幹線~

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列車の中ではこの車内だけでしか販売されていないお弁当などもあるということで、それを食べるのもいいねなんて言っていたのですが、朝、福岡駅を出る前に買ったパン(これがまた美味しかった)を先に食べてしまったら、あまりお腹が空かなくなってしまい、そうこうしているうちに「お弁当は全て売り切れました」という車内アナウンスが。もし、今後この列車に乗る予定があり、車内でお弁当!と思っている方がいらっしゃるのなら、早めに購入されるのをオススメします。

 

終点の別府駅に到着したのはあと少しで午後2時という頃。別府といえばオールブラックスがキャンプをしていたし、隣の大分で試合もある(それを観に来たんですからね)ということで、それなりに盛り上がっているのか?と思っていたところ…こんなもんが駅前にありました。

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この方、油屋熊八さんという方で、別府温泉の観光開発に尽力された方だそうです。

で、その方をラグビー仕様にしてしまうという力の入れよう。右に方に小さく写っているのは小鬼だそうですが、こいつまでジャージ着てやがる!翌日(10月2日)に大分駅で見つけたニッカンスポーツのワールドカップ広告版には、「熊八さんが、ラインアウト!?」と書かれていましたが、私にはどちらかというとキックをチャージしに行っているように見えましたけどね。

昨日は夜に観たい試合(スコットランド対サモア)がありましたが、今日は試合なしの完全休養日(誰の?)。じゃぁ、せっかくなので別府観光をしようと、「地獄めぐり」をすることに。

ここ別府の鉄輪・亀川のあたりは昔から噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたそうで、近寄ることができない、忌み嫌われた土地といことで「地獄」と言われるようになったそうです。この地域の7つの「地獄」を回るのが「地獄めぐり」で、別府温泉のもっともポピュラーな観光アクティビティーのひとつです。

宿泊する宿で聞いてみたところ、「坊主地獄」というところまでは歩いて15分ほど、龍巻と血の池のふたつ以外は歩いて回れるということだったので、行ってみることにしました。

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言われた通り歩くこということ約15分、最初の地獄「坊主地獄」に到着。

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下調べによれば、地獄めぐりの各地獄に入れる「共通券」なるものがあるとのことだったのですが、ここにそれはなく、それでもせっかく来たんだしということでお一人様400円払って入場。

「坊主地獄」って何?と思ったら、要は泥のところから湧き上がる温泉で、沸騰した空気の泡が泥の表面に上がったところがお坊さんの頭に似ていることからつけられたそうな。私たちからすると、あぁ、ロトルアで見られる奴ねという感じ。

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昔添乗員をしていた頃に何度か別府を訪れたことがあるかみさんも「ここは来たことがない」と。実際、やや時間が遅め(15時を過ぎていた)だったのもありますが、ほかに来ているお客さんはゼロ。「ちょっと他と離れてるし、地味だからじゃない?」なんて言っていたのですが…

 

「坊主地獄」を出て5分も歩くと「海地獄」に到着。さっきと打って変わってそこそこの数の観光客がいます。例の共通券も売っています。どうせなら全部回ってみようということで共通券を購入(通常価格はお一人様2000円のところ、持っていた地図に割引券がついていたのでお一人様1800円でした)。

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はい。こちらが海地獄。見ての通り、海のように青いから。

次のところは…と共通券と一緒に貰った地図を見ると、…「鬼石坊主地獄」…?あれ?さっきのと違うの?

とりあえず行ってみると、こんな感じ。

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さっきのと一緒やん!で、もう一度貰った地図を見ると、さっきの「坊主地獄」は載ってないやん!

この「地獄めぐり」は別府地獄組合という、ちょっとおどろおどろしい名前の団体がやっているのですが、おそらくさっきの「坊主地獄」はこの組合に入っておらず、自分のところだけでやっているのでしょう。だから共通券も売ってなかったし、あんまり人もいなかったのではないかと。そりゃ、ツアーなんかでは行かないよねと、改めて納得。

それはそれとして、続けて近場の地獄を回ります。

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こちらが「かまど地獄」(の鬼の像)。かまど地獄は、いくつかの温泉が湧き出ているのですが、写真は撮らなかったので鬼の写真で。ちなみに昔ここでお祭りに際に御供飯を炊いたからだそうです。はい次!

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湯気でほとんど何も見えていないここが「鬼山地獄」。鬼山という地名が由来とのこと。日本で初めて温泉の熱を利用してワニの飼育を始めたそうで、ワニがいっぱいいます。でも、今回は時間がなかったのでワニは見ませんでした。次!

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「白池地獄」。白っぽいから…でしょ?ここでは熱帯魚の飼育をしているそうですが、時間がなかったのでやはり見ませんでした。

残すところは「血の池地獄」と「龍巻地獄」なのですが、ここは白池地獄から約3kmほど離れており、徒歩での移動は難しい。で、バスで行こうとしたところ、次に来るバスで移動しても閉園時間になってしまうことが判明。ここまで来て二つだけ見られないとういうのも悔しいので、観光案内所でタクシーを呼んでもらい、タクシーでGO!(そこまでして見なきゃならないのか?という話は置いといて)

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「龍巻地獄」。間欠泉で休止時間が短いのが特徴とのこと。タクシーで到着後、入り口のおばさんに聞いたところ「もうすぐ出るよ」とのことだったので先に見学。かみさん曰く「絶対、売店のおばちゃんがボタンを押して(噴き出させてい)る」とのこと。真偽は不明(笑)。

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「血の池地獄」。見ての通りです。

と、いうことでなんとか7つ(+偽物?ひとつ)を回り切ることができました。

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この日の夕食は旅館でいただきました。

久し振りに旅館での夕食などいただきましたが、美味しかったぁ。

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こちら「関鯵の姿造り」。「美味しく食べてね」という鯵ちゃんの視線はボカシを入れました。鯵の刺身って、こんなに美味しかったのね。

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「豊後牛のステーキ 地獄蒸し野菜添え」。何やら物騒な名前ですが、この地獄蒸しのお野菜に負けず劣らず美味しかったです。

 

ってな感じで、明日の試合に向けて英気を養った一日でした。