羊男のモンタージュ

写真と、ラグビーと、ニュージーランドと。

万引き家族(Shoplifters) を観てきた

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今週の月曜日(昨日)、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したことで話題になった「万引き家族(英語タイトル: Shoplifters)」を観てきました。

これは、毎年この時期に開催されるNew Zealand International Film Festivalの上映作品のひとつとして上映されたもので、クライストチャーチでの上映は12日の日曜日と13日の月曜日の二回でした。今週は月曜日が休みだったので、月曜日の上映を観に行きました。

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上映会場はこちらのアイザック・シアター・ロイアル(Isaac Theatre Royal)」。最初の写真が内科の様子ですが、こちらを見るとわかると思いますが、映画館ではなく舞台などを行う、所謂「劇場」での上映でした。日曜日の上映では一階席、二階席の両方だったのですが、月曜日は二階席のみ。ま、月曜日しかも11時からの上映だったので、それほど多くの来場は見込めないですからね。

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入り口にもちゃんとポスターがはられていました。

観客の入りは二階席がほぼ満員という感じで、曜日、時間帯を考えれば入っていたほうだと思います。日本人らしき観客もそこそこいましたが、キウィたちもたくさん来ていました。

 

さて、肝心の映画の方ですが、是枝監督作品を観るのは初めてだったのですが、なかなかにずしんとくる映画で、終わった後に「家族」というものを考えさせられる良作でした。

ただこの映画自体は何か答えを提示しているわけでなく、いろいろなことを提示するだけ提示して突然終わります。そしてエンドロールを観ながら、今まで観てきたものを反芻、いろいろと考えさせられます。なので、ある程度元気があるときに観ないと、けっこう精神的には厳しいかもしれません。

ちなみに、ネットで監督のインタビューを読んだのですが、前作の「そして父になる」が父親と子供という関係を描いていたのに対して、今回は母親と子供という関係がメインとのこと。そんなこともあって私としては「そして父になる」がちょっと観てみたくなりました。